渋谷の代々木公園で日曜日に開かれる「東京朝市」は、朝市と言っても、始まる時間は朝の10時とゆっくり。
買い物のため早朝に列に並ぶ必要もないので、週末の休みにのんびり過ごすには、最高のスポットです。
散歩途中に立ち寄る30代の夫婦や、限定商品目当てに訪れるカップル、人気食堂のお弁当目当てに赤ちゃん連れで来る夫婦など様々。
この日(9月22日)、NHKふれあい広場横のけやき並木道には、竹製の白いテントを立てた店舗59店が軒を並べました。
各店が扱う商品には、体に優しい薬剤を使用していない木製の器や、もち米や米焼酎でできた木樽熟成みりん、自家製ぶどうや小麦でできた全粒粉パン、ポプリとして使用できるくすのきやひのきの削り節、千葉の地豆から作った自家製納豆など様々です。
スーパーや産直所が扱っていないような食材や雑貨、フェアトレードの商品など、普段見ることのない希少なものがずらり勢ぞろいしているのです。
東京朝市だけの限定商品を買いに来る、リピーターで賑わうお店があります。
それは、フォルムの美しい瓶に入ったブレンドスパイスや燻製オリーブオイルなどを販売するtsunagaru-tsunagaru(ツナガルツナガル)です。
こちらの商品は、この朝市か代官山で月一回開かれるマルシェでしか買えない調味料ばかり。
壱岐産の椿油を使った特製バルサミコドレッシングや、奈良の桜の木で燻製した燻製ローズ岩塩など、地方の逸品をデザイン化して販売しているという美しき女性社長が、オリジナル商品を使ったレシピを教えてくれますよ。
きれいな瓶や袋に入った商品は、女性への贈り物やお土産におススメです。
エスニック料理やカレーが好きな方には、こちらのお店が一押しです。
世界各国のトウガラシを量り売りしている群馬県太田市が売りに来られた「Chili Journey」(チリ・ジャーニー)さんです。
店頭に並ぶのは、ジャマイカやメキシコ、タイなどのトウガラシ約15種。
色や形だけでなく、匂いや辛さがどれも違って、個性派ぞろい。
辛さは、匂いを嗅いだだけで、食べてもいないのに口の周りが辛くなるほど、強烈です!
選ぶのに迷った時は、店頭に立って接客している若い農家の男性陣がトウガラシの使い方を説明してくれますよ。
ランチタイムは、お弁当を販売しているキッチンカー6台が一堂に集まるコーナーへ移動しましょう。
普段都内で移動販売している人気店のお弁当がよりどりみどり選べるのは、この朝市ならではの魅力です。
トッピングが選べるオーガニックなカレー弁当から、肉を使わないベジ丼(野菜の幕の内弁当)、自家製ソーセージサンド、山かけとろろ弁当まで、平均600円くらいで色々なお弁当が買えます。
この日は、山梨「自然の実り農園」のとろろ弁当屋に長蛇の列!
お弁当以外にも千葉の新米おにぎりや、揚げたてのフライドポテト、ビーガン飲茶の屋台もあります。
フランスのオーガニックワインや、和歌山の完熟紅梅の梅酒、ラオスのラム酒など、アルコールの販売もあるので、おいしいものをつまみながら野外で飲むのも、格別かも。
特設の長い木のベンチに座って飲食できるので、座る場所は心配ご無用です。
買い物から少し休憩して、野外クッキング教室「おいしい農風の台所」に参加するものおススメです。
朝市で販売している食材を使って、手軽にできるオーガニックな料理を小人数で学ぶことができます。
この日のメニューはかぼちゃの蒸しパンとかぼちゃのサブシ(カレー炒め)でした。
作った料理は、参加者全員で試食します。
東京朝市は、朝10時からゆっくり始まり、終わりは4時と長いので、朝市の前後に、最寄りの観光スポットへ遊びに行ったり、お目当てのお店で買い物したり……色々なことができるのも魅力です。
東京観光の新スポットとして、ぜひ一度朝市に寄ってみてくださいね。
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(2024/10/5更新)
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