写真:Kaycom D
地図を見るイシク・クルは近隣の国からも観光客が訪れるキルギス屈指のリゾート地。真っ青な湖は「中央アジアの真珠(もしくは天山の真珠)」と呼ばれるほど美しく、壁のように連なる天山山脈とで作り出される景色はまさに絶景です。
夏のシーズン中はホテルの他、民家も宿泊施設として観光客を受け入れるところも多いので、交渉次第ではリーズナブルな値段で滞在することも可能。ただし、繁忙期の間はとても混むので事前に予約しておくと安心です。ビシュケク※から湖の北側の中心地チョルポン・アタまでバスも出ているのでアクセスも便利。
チョルポン・アタの西には、花がたくさん咲く庭園が整備された「Chok-Tal village」があります。賑わうチョルポン・アタからは少し離れているので、湖畔で静かに過ごしたい人にはおすすめの場所。もう目の前が湖なので、みんな水着で歩いています。
※ビシュケクについては、関連MEMOの「シルクロードの都!キルギスの首都ビシュケクで天山の絶景と異国情緒を楽しもう」をご覧ください。
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地図を見るイシク・クル湖畔のホテルや民宿に滞在したら、昼間はもちろん、朝夕の散策にも出かけてみましょう。夏の日中は日差しが強く暑くなりますが、早朝や夕方は気温もぐっと下がり散歩するには最適。朝日や夕日に染まる湖と天山山脈は、まさに絵のような美しさです。
観光客が集まる時間には湖畔のお店もオープンし、湖を眺めながらお茶を飲んだり食事をすることも可能。遊具が設置された公園もあるので、小さな子供連れでも十分楽しめます。
また早朝には、近隣の住人や長期滞在者向けに街角で焼きたてのパンが売られていることもあるので、それを買って朝ごはんにするのもいいでしょう。遅く行くと売切れてしまうので、ぜひ早起きしてゲットしてください。夏の時期は、メロンやスイカなどの果物も安くて美味しいです。
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地図を見るチョルポン・アタから山のほうへ行くと、岩絵野外博物館があります。その名の通り、だだっぴろい大地に山ヤギの絵が描かれた岩がいくつも残されており、それらを歩きながら見学します。ここに描かれている絵は、紀元前8〜5世紀のサカ族のものと言われていて、キルギスの伝統的な敷物のデザインにもなっています。
どこの岩に描かれているかは、入り口にある地図で案内されていますが、絵自体が薄くなっているものや、ただの模様に見えるものもあるので、全部を見つけるのはなかなか至難の業。たまに地元の子供たちが、お小遣い稼ぎのためにガイドをしてくれることもあるようです。
また、少し高台になっているこの場所からは、イシク・クルと天山山脈が良く見えるのでビュースポットとしても有名。夏に訪れるなら、天候が安定している朝方がおすすめです。
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地図を見るイシク・クルを訪れたら、湖を巡るクルーズに乗ってみるのもいいでしょう。チョルポン・アタにあるクルーズ船の乗り場から湖の中ほどまで出ると、360度の真っ青な湖と、北側のクンゲイ・アラトー(キルギス語で太陽のあたる山)、南側のテルスケイ・アラトー(同太陽の当たらない山)の天山山脈を湖越しに見ることができます。
夏でも湖に出ると風が冷たいこともあるので、一枚羽織るものをもっていくと安心(寒さ用にブランケットを積んでいる船もある)。また、船にトイレはないので、出発する前に済ませておきましょう。
写真:Kaycom D
地図を見るイシク・クルの南岸は、北側に比べるとリゾート感は薄れとても静か。車の数がめっきり減った道路、花が咲き誇る緑の草原、大型ホテルが見えない湖畔のビーチなど、大自然の風景をより身近に感じられます。
交通の便は不便になりますが、まだあまり観光地化されていない本来のイシク・クル湖畔の姿を見ることができるので、時間があればこちら側にも足をのばしてみるといいでしょう。
シーズン中のイシク・クルはとにかく大人気なので、移動しながら観光する場合でも、行く先々のホテルの予約はしておいた方がいいでしょう。大型のリゾートホテルでも部屋が取れずに、一緒にいったグループでも別々のホテルに分かれてしまう事態もありえます。
湖では、クルーズの他にも足こぎボートや水上バイク、さらには小型飛行機で上空を遊覧するアクティビティなどもあるので、ぜひ数日間滞在して楽しんでください。
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この記事を書いたナビゲーター
Kaycom D
秘境・絶景・温泉巡りをして、行く先々の写真撮影と旅行記を作成。10代のころから写真を撮り始め、旅行に行くときは一眼レフカメラとコンパクトカメラを携行。これからも、世界中の絶景や旅先で出会った人々、異文…
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