数々の文化施設や飲食店が集まる「新潟日報メディアシップ」は現代の北前船

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数々の文化施設や飲食店が集まる「新潟日報メディアシップ」は現代の北前船

数々の文化施設や飲食店が集まる「新潟日報メディアシップ」は現代の北前船

更新日:2016/08/23 17:41

和田 明子のプロフィール写真 和田 明子 グラフィックデザイナー、ライター、エディター、かわいいもの探求家

新潟の文化を伝える複数のミュージアムに、市場直送食材のレストラン、老舗喫茶店のコーヒー、パブリックビューイングも楽しめる広場に、絶景の夜景。それらすべてが集まる複合ビル「メディアシップ」は、地方紙の本社が入るビルが一般開放されているという珍しいところなのです。さあ皆さんも一緒に新潟で「現代の北前船」を楽しんでみませんか?

エントランスホールはイベントスペース

エントランスホールはイベントスペース

写真:和田 明子

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新潟日報メディアシップは8階から18階までがオフィスフロアとなっており、一般開放されているのは1階から7階までの学術・文化交流・商業フロアと、19階から20階の展望フロアになります。

まずエントランスを入ると、吹き抜けの広いホールと大きな階段が目に入ります。ここは「みなと広場」と名付けられたイベントスペースで、220インチの大型マルチビジョンでパブリックビューイングが行われるなど、様々なイベントが開催されています。
1階の「インフォメーションセンターえん」では、プレイガイド機能の他、メディアシップオリジナルグッズも販売してます。

老舗喫茶店の光サイフォンコーヒー

老舗喫茶店の光サイフォンコーヒー

写真:和田 明子

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2階には、新潟県内の作家の作品を中心に展示する「日報ギャラリー えん」と、それに併設されたカフェ「シャモニー es 万代メディアシップ店」があります。ここは1973年創業という新潟の老舗喫茶店「シャモニー」の2代目が、市内でテナント出店している2軒のうちのひとつ。「シャモニー」は自家焙煎珈琲の店としてコーヒー通に知られた名店。その良質な豆を光サイフォン方式で1杯ずつ抽出しています。サイフォンが赤い光を放ちながらコーヒーが出来ていく様子はとても幻想的です。

コーヒーとともに味わってほしいのが、店内の内装や小物使い。ギャラリーの展示作品とかぶらないようにというオーナーの配慮から、壁には銅版画がかけられているのですが、よく見るとすべてコーヒーに関する図柄になっています。

新潟の文化人の情報が一堂に

新潟の文化人の情報が一堂に

写真:和田 明子

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5階の「にいがた文化の記憶館」は、新潟県にゆかりのある文化人に関する情報が一度に見られるところ。「文学」「美術」「反骨の系譜」など、ジャンル毎に文化人が紹介され、それぞれの相関図も一緒に見ることができます。日本文学史に名前を残す有名作家から、地場産業に貢献した人間国宝の職人まで幅広く網羅されています。その人物の記念館や資料館などがあるときは合わせて紹介されているため、ここを起点として気になる施設を巡ってみるのも楽しいかもしれません。

企画展も行われており、2016年10月7日から11月27日までは、坂口安吾生誕110周年を記念して「無頼派と焼け跡闇市派」と題して安吾と野坂昭如の特集が組まれます。

新潟市を代表する文化人の一人、會津八一

新潟市を代表する文化人の一人、會津八一

写真:和田 明子

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5階のもうひとつの施設は「新潟市會津八一記念館」です。會津八一は新潟市が生んだ書家・歌人ですが、陶芸もたしなむなど粋な趣味人としても知られた人でした。2016年は會津八一の没後60年に当たる年。そこで9月25日まで「究極の趣味人 會津八一と川喜田半泥子」と題して特別展を行っています。

これは八一が生涯に渡って交流を続けた川喜多半泥子ゆかりの博物館である三重県の「石水博物館」と、會津八一記念館の所蔵品を交換展示するというユニークなもの。豊臣秀吉、本阿弥光悦、尾形乾山から歌川広重など名品がずらりと並ぶ川喜多家美術コレクションと、八一の作品を一緒に鑑賞できます。

現代の北前船

現代の北前船

写真:和田 明子

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メディアシップの建物は、北前船が帆に風を受けて進む姿をモチーフに作られています。これはかつて、北前船が荷物を運ぶだけでなく文化や情報の交流を担っていたこと、そして新潟市がその寄港地のひとつとして栄えたことに由来しています。

重要文化財・萬代橋のたもと、信濃川のほど近くに建つその姿はまさに大型帆船そのもの。設計したのは渋谷のBunkamuraなどを手掛けた石本建築事務所で、メディアシップは2013年のグッドデザイン賞を受賞しています。

新潟をあらゆる角度から楽しめます

4階には屋外テラス、20階部分には展望回廊「そらの広場」とゆっくり新潟の景色を楽しみながらくつろげる場所もあり、イタリアンから地場産の味を楽しめる和食店などのレストラン、ファストフードやコンビニエンスストアなども入っています。

また3階の「オールアルビレックスミュージアム」ではサッカーを始め、野球やバスケなど、様々な競技チームを持つアルビレックスの資料が展示されているので、スポーツファンにはおすすめです。

アクセスはJR新潟駅から徒歩約10分、駐車場も完備されています。新潟市にお立ち寄りの際には、ぜひ「新潟日報メディアシップ」で文化、食、スポーツとさまざまな視点から新潟をお楽しみください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/07/25−2016/08/05 訪問

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