熊本・平山温泉の「上田屋」〜癖になる温泉と絶品創作料理の宿

熊本・平山温泉の「上田屋」〜癖になる温泉と絶品創作料理の宿

更新日:2016/08/29 10:56

村井 マヤのプロフィール写真 村井 マヤ 中国・九州文化的街並探検家
熊本県の歴史ある温泉・山鹿温泉の奥座敷として近年人気上昇中の平山温泉は、菊池川の支流岩村川のほとりの田園風景に溶け込む小さな温泉町。温泉の起源は1200年前と歴史ある湯で、「薬効の湯」とも呼ばれ、トロリとした湯は単純硫黄泉で「美肌の湯」としての評判も高い名湯。今回ご紹介の「上田屋」は、丘の上に建つお宿で温泉と料理が自慢の宿。はつらつとした女性スタッフと元気な女将が切り盛りする家庭的なお宿ですよ。

山鹿温泉の奥座敷・平山温泉の丘の上の旅館「上田屋」

山鹿温泉の奥座敷・平山温泉の丘の上の旅館「上田屋」

写真:村井 マヤ

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トロリとした肌触りが自慢の平山温泉は、熊本だけではなく九州でも人気の温泉地。山間の自然豊かな田園の中に15の宿泊施設、立ち寄り湯専用の施設もあり、どの施設も自家源泉を持つ贅沢な温泉地。
そんな平山温泉の少し高台の丘の上に建つ旅館「上田屋」は、一度入ったら忘れることができないトロトロの湯と、どんな料理が出されるか楽しみになる料理自慢の宿。

元気はつらつの女将ときびきび働く女性スタッフが、宿を明るくしてくれる「上田屋」は、温泉以外にも元気をもらえそうな宿なんですよ。

アクセス等は、下記「上田屋」HPをご覧くださいね。宿泊の方でお車の方は、十分駐車場はありますが予約時に申し出ておくと安心です。

「上田屋」本館のお部屋は合宿気分で楽しめる!

「上田屋」本館のお部屋は合宿気分で楽しめる!

写真:村井 マヤ

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上田屋には、本館と離れがあります。離れは2棟のみで、内湯・露天風呂付の贅沢なつくりとなっています。ゆったりくつろげるお部屋になっていますので、特別な記念日などに利用すると良いでしょう。

さて、写真は本館のお部屋の様子です。まるで、温泉合宿ができそうな雰囲気で懐かしい温泉宿風情を漂わせます。高級感はありませんが、素朴な昔ながらの湯治宿という感じ。貴重品は金庫にしまって、温泉を楽しんでくださいね。トイレ、洗面所は共同となっています。

Wi-Fiですが、階段側の201号室付近が一番つながりやすくなっています。山間の宿ですので、ほかのお部屋はちょっとつながりにくいですが、温泉に入ってのんびりするための旅行なら、パソコンなどは少しお休みしても良いかもしれませんね・・。

入ってびっくりの温泉〜肌にまとわりつくトロリ湯は癖になる

入ってびっくりの温泉〜肌にまとわりつくトロリ湯は癖になる

写真:村井 マヤ

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平山温泉は、どこの宿も源泉をもつ贅沢な温泉地ですが、今回ご紹介の「上田屋」も、自家源泉、かけ流しの少し温めの温泉です。泉質は、アルカリ性単純硫黄・弱放射能温泉で、泉温は42.2度です。

気持ち良い露天風呂が自慢の明るい浴場。大浴場は浴槽が2つあり、写真には写っていませんが、右側に少し温度が高めの浴槽があります。全体的に温度が少し低めのためか、ゆっくり長湯も楽しめる温泉です。

浴槽の湯に浸かる前に、マナーとして身体を洗うと思いますが、その際すでにこの温泉のすごさを実感します。すすいでもすすいでも、いつまでも石鹸が落ちていないのではという、絹のような感触とほんのり硫黄の香りも。とにかくトロっとした湯触りなんですよ。

湯舟に身体をしずめると、さらに別の感触が・・。pH9.8という高さからか、肌にまとわりつくような温泉の湯。一度入ったら、ずっと入浴していたいお湯なんです。時間の許す限りこの湯に肌を馴染ませたい!またこの湯に入りたい!「上田屋」の湯は、そんな極上の温泉なのです。

今までにない絶品創作料理にワクワク感が止まらない!

今までにない絶品創作料理にワクワク感が止まらない!

写真:村井 マヤ

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「上田屋」の魅力は、先に述べた温泉ですが、それだけではありません。もう1つは、絶品料理なのです。とにかく、ほかでは味わえない面白い創作料理の数々。それが単に面白いだけではなく、とにかく美味しい。例えば、「ビショダマ」という鍋料理。もちろん季節によって食材や料理も変化しますが、この鍋料理は驚きです。

「ビショダマ」は、一見すると豚肉のすき焼き風鍋なのですが、最後にバターと特製味噌を加えるところがポイント。濃すぎず、薄すぎず、絶妙な味へと変化。量も多すぎず、少なすぎずの鍋料理。その他のメニューとしては、釜飯、変わり種茶碗蒸しや特製の野菜豆腐など。とくに茶碗蒸しは、普通の茶碗蒸しとは違うあるものが具として入っています。なんと「梅」が具材となっているのです。問題の味は、スッキリとして口直しにもなる料理です。どれもこれも実にユニークで美味しい料理ばかりが並びます。

一度宿泊し、この料理に魅了された方は、違う季節に来てみるのもおススメです。どんな料理が出てくるか、ワクワクしちゃいますよね。

大浴場前のロビー部分で、湯涼みしたり新聞を読んだり・・

大浴場前のロビー部分で、湯涼みしたり新聞を読んだり・・

写真:村井 マヤ

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写真は、宿の玄関を入って左手に広がる空間です。立ち寄り湯の方は、この玄関前で入浴券を購入して温泉を楽しまれます。もちろん、宿泊されているお客様もここを利用。大きなテレビや、自販機、新聞なども置いてありますので、湯上りや、食後などにこちらに立ち寄って、少し休んでからお部屋に戻る方も。

ちょっとしたお土産も置いてありますので、気に入ったものがあれば購入も。平山温泉のオリジナルコスメなどもありますので、お土産にいかがでしょうか。

ゆっくり湯治したくなる平山温泉の拠点に

平山温泉には特徴のあるお宿が15ありますが、立ち寄り湯利用もできますので、比較的リーズナブルな「上田屋」に宿泊して、湯めぐりをしてもよろしいでしょう。
また、「上田屋」では、食事付立ち寄り湯のプランや飲み放題プランなどありますので、参考までに!

平山温泉の素晴らしい湯を楽しんで、お肌つるつる美肌を手に入れる拠点として「上田屋」に宿泊してみませんか?

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/08/16−2016/08/17 訪問

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