海からの警鐘!?石垣島で津波石をめぐって防災を学ぼう

海からの警鐘!?石垣島で津波石をめぐって防災を学ぼう

更新日:2020/07/02 11:08

bowのプロフィール写真 bow トラベルライター
沖縄県石垣島は美しい海で訪れる人を魅了する島。そんな石垣島に防災上非常に重要な意味を持つ天然記念物があります。それが「石垣島東海岸の津波石群」です。おおよそ津波のイメージと結びつかない青い海からもたらされた津波石は、防災を怠らないようにと託された過去からのメッセージでもあるのです。

新型コロナウイルスの発生と感染拡大に伴う、県境をまたいだ移動の自粛が2020年6月19日より解除されます。また県境をまたぐ観光については「徐々に行い、人との間隔を確保すること」というガイドラインが政府より示されています。各種報道機関の発表、施設や各自治体のホームページなどで最新の情報をご確認ください。(LINEトラベルjp)
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八重山諸島と繰り返される地震の意外な関係

八重山諸島と繰り返される地震の意外な関係

写真:bow

美しいサンゴ礁、色とりどりの熱帯魚たち。誰もがそんなイメージをもつ石垣島の海。しかし、この美しい海に繰り返し大きな津波がやってきていることはあまり知られていません。地震大国と呼ばれる日本、それは沖縄とて同じで過去には大きな津波被害を受けてきていたのでした。特筆すべきはその痕跡が日常の中に残されている点なのです。

八重山諸島と繰り返される地震の意外な関係

写真:bow

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石垣島南東部の崎原公園。その一角にただならぬ雰囲気を醸し出す大きな石があります。直径11.5m、高さは6mという巨大なサンゴの塊はその重量が1000トンともいわれ、その名も「津波大石(うふいし)」と呼ばれています。

その名の通り、この石は津波によって海からこの場所へと運ばれたもの。約2000年前の先島津波で現在の場所へ打ち上げられ、のちの明和大津波ではゴロリと回転したといわれています。

八重山諸島と繰り返される地震の意外な関係

写真:bow

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間近で見ればその迫力に圧倒される津波大石。ちなみに海までは100mほどの距離があるのですが、ここまでこの巨大な物体を運んだ津波の威力を想像すると背筋が寒くなってきます。石垣島の東海岸にはこの津波大石を含む5つの津波石が「石垣島東海岸の津波石群」として天然記念物に指定されています。

<津波大石の基本情報>
住所:沖縄県石垣市大浜(崎原公園内)
アクセス:南ぬ島石垣空港から車で約15分

「石垣島東海岸の津波石群」をめぐる

「石垣島東海岸の津波石群」をめぐる

写真:bow

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津波大石からほど近い、国道390号線沿いの畑にもその津波石群のひとつである「高こるせ石」があります。これは2000年前の先島津波でコルセ御嶽に運ばれた石が、明和大津波でさらに600mほど移動して現在の位置にあるものとされています。こちらも推定700トンといわれる大きな津波石で、もともとペアで同じ場所にあった津波石の片割れは沖合に運ばれたと記録されています。

<高こるせ石の基本情報>
住所:沖縄県石垣市字大浜
アクセス:南ぬ島石垣空港から車で約15分

「石垣島東海岸の津波石群」をめぐる

写真:bow

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新石垣空港から北へ向かうこと約15分、さとうきび畑の中にも津波石群のひとつ「あまたりや潮荒(すうあれ)」があります。こちらも推定300トンといわれる巨大な津波石。あまたりやという浜からここへ運ばれたと伝わっています。

<あまたりや潮荒の基本情報>
住所:沖縄県石垣市字桃里
アクセス:新石垣空港から車で約15分
※見学の際には農作業の邪魔にならないように、また農作物に被害を与えないように注意を。

世界的に貴重な津波石も石垣島にある

世界的に貴重な津波石も石垣島にある

提供元:株式会社東京法規出版

https://www.tkhs.co.jp/地図を見る

石垣島最北端の平久保崎からほど近い海岸にある「安良大かね(やすらうふかね)」は通称イファンガニとも呼ばれています。その名の由来は叩くと鐘のように金属音がするから。他の津波石とは異なり、火山岩の一種である流紋岩であることから赤さびのような岩肌をしています。この津波石も浜にあったものが、津波により30間ほど北へ動いたと伝わっています。

<安良大かねの基本情報>
住所:沖縄県石垣市字平久保
アクセス:新石垣空港から車で約50分
※牧場内からのアクセスのため、車の走行は注意が必要です。

世界的に貴重な津波石も石垣島にある

提供元:石垣市教育委員会

https://www.city.ishigaki.okinawa.jp/soshiki/kyoui…地図を見る

平久保半島の付け根、伊原間集落の海岸にあるのは「バリ石」。その名の由来は方言で「割れ」、つまり津波の破壊力によって割れた石というシンプルな名前です。推定重量は200トン以上で、実はこのバリ石は世界最大のハマサンゴの津波石。サンゴの付着があるため正確な年代測定が可能で、1771年にこの地を襲った明和大津波で打ち上げられたことが判明しています。

<バリ石の基本情報>
住所:沖縄県石垣市字伊原間
アクセス:新石垣空港から車で約30分
※牧場内からのアクセスのため、車の走行は注意が必要です。

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市街地にひっそりとたたずむ津波石も・・・

市街地にひっそりとたたずむ津波石も・・・

提供元:写真AC

https://www.photo-ac.com/地図を見る

石垣港離島ターミナルからほど近い市街地にも有名な津波石があります。それは「まつむとぅ家」という沖縄そば店の敷地内にあり、天然記念物の指定は受けていないもののこれまた大きな津波石。明和大津波でここへ運ばれたとされ、そばを食べながら見られる津波石なのです。こういった普段の生活の景色の中に紛れている津波石も、案外多いのかもしれません。

<まつむとぅ家の基本情報>
住所:沖縄県石垣市字登野城685-8
アクセス:新石垣空港から車で約20分

津波石が伝える津波の威力を後世に伝えよう

普段訪れない観光客にとっては何気ない風景に見えるものも、実は過去の災害によってもたらされたものが石垣島には残されています。なにげない観光の合間にも、そういったものを学ぶということは普段忘れてしまっている防災意識を思い出すいいきっかけになるかもしれません。石垣島を訪れるならば、観光のついでにこんな津波石を巡ってみてはどうでしょうか?

2020年7月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2019/08/24 訪問

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