震災被害から復活!北茨城「大津港」直売所と市場食堂で新鮮魚介を堪能

震災被害から復活!北茨城「大津港」直売所と市場食堂で新鮮魚介を堪能

更新日:2016/09/21 12:07

茨城県最北部の北茨城市は海の幸や温泉も楽しめる町。中でも直売所「ようそろー物産館」のある大津港では、地元特産のめひかり、ホッキ貝などの海産物が豊富に並んでいます。隣接する市場食堂では、刺身定食や海鮮丼の他にその日の焼魚・煮魚等、漁協直営ならではの新鮮な魚が提供されており、期間限定で茨城県の冬の味覚・あんこう料理も食べられます。震災被害から復活した大津港の美味しい施設で、海の幸を堪能しませんか?

東日本大震災の津波被害から復活

東日本大震災の津波被害から復活
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福島県境に近い茨城県北茨城市も、東日本大震災の津波被害で大打撃を受けました。岡倉天心ゆかりの五浦海岸六角堂は津波で流出し、平成24年4月に再建。

大津港では、震災から約7か月後の平成23年10月に市場食堂がほぼ震災前と同じ建物で再開。物産館はその翌年平成24年4月に再開。そして、「よう・そろー」の資料館は震災から2年4か月後の平成25年7月にリニューアルオープンしました。敷地内には、平成25年4月に、大津出身のミュージシャン石井竜也さんデザインによる復興記念像「TOMORROW」が設置されました。

「ようそろー」とは、航海用語で船をそのままの方向に進めるという意味。大津港には、平成19年にオープンした愛称「よう・そろー」の北茨城市漁業歴史資料館があります。こちらでは、大漁と海上安全を祈願して5年に一度開催される常陸大津の御船祭の祭事船の展示や、冬の特産アンコウの資料、震災復興シアターなど見学できます。

すぐそばに併設しているのが、お土産購入に便利なお店が並ぶ直売所の「ようそろー物産館」と大津漁協直営の「市場食堂」です。

6店舗が並ぶ直売所「ようそろー物産館」

6店舗が並ぶ直売所「ようそろー物産館」
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物産館は、お土産として持ち帰りたい海産物が豊富に揃っています。水槽に生きた貝が入っていたり、やなぎカレイの干物が吊るされていたり、しらす干しが山盛りになっていたり、見て回るだけでも楽しめます。

メヒカリ唐揚げが一山300円で売られていたり、ウニの貝焼きや自家製塩辛など地元のお薦めもたくさんです。

お母さんお薦めの絶品ホッキ貝

お母さんお薦めの絶品ホッキ貝
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そんな豊富な魚介の中で、特にお薦めなのが、写真のボイル北寄貝とその煮汁スープ。家に持ち帰って、海のエキスがたっぷりのホッキのお吸い物がすぐ簡単に作れます(写真のセットで500円)。お店のお母さんが一押しの逸品です。

大人気の漁協直営市場食堂

大人気の漁協直営市場食堂
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休日の昼時は行列覚悟の人気店「市場食堂」は新鮮な魚介類が食べられます。定番の刺身定食や海鮮丼をはじめ、天ぷら定食やお寿司などメニューも豊富(写真は煮穴子丼にプラス500円でお刺身をセットしたもの)。

たくさんの種類を食べたい人には、煮魚やお刺身、お寿司などがセットになった「まる特市場定食」も。季節限定品では、あわびもセットの海鮮丼や生しらすもあります。追加の一品料理で、その日の煮魚や頭からすべて食べられる地元特産のメヒカリ唐揚げなどもお薦めです。

また冬に食べたくなるのが、茨城名物のあんこう料理です。季節限定にはなりますが。限定のあんこう鍋やどぶ汁も楽しむことが出来ます。
※メニューの詳細は関連メモの市場食堂お品書きや現地でご確認を!

おわりに

茨城の海岸沿いには、いくつかの有名漁港がありますが、大津港は小規模な漁港。しかし、新鮮な魚介を堪能でき、温泉も楽しめるなど近隣に見どころが多い場所です。

車だと常磐自動車道に北茨城インターチェンジから約15分。電車では、常磐線大津港駅から車で5分とアクセスもしやすいエリアです。ぜひ訪れてみませんか?

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/02/07 訪問

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