写真:さと しほ
地図を見る2015年に世界遺産に登録された「軍艦島」は、長崎港から18キロほど離れたところにある東西約160メートル、南北約480メートルの小さな島です。いまや無人の廃墟島ですから、軍艦島のことをどんな陸の孤島かと思っている方も多いのでは?
形が軍艦「土佐」に似ていたことから「軍艦島」と呼ばれていますが、この島の正式名称は「端島(はしま)」といいます。当時の人口密度は世界一!石炭採掘の最盛期には、こんな小さな島に5,000人以上もの人が住んでいたというから驚きです。
写真:さと しほ
地図を見る主要エネルギーが石炭から石油にかわったことにより衰退し、1974年に閉山。それ以来、軍艦島は無人島になりました。現在の軍艦島には劣化した建物が多く、多くのエリアが立入禁止で、軍艦島上陸ツアーに参加しても、実際に観光できる場所は、観光用に整備されたほんの一部のみとなっています。
そのため、島の中にある急な階段を登ってみたかった…、狭い通路を歩いてみたかった…、古い集合住宅の中を見てみたかった…と、内部を見たい欲望がつのります。
写真:さと しほ
地図を見る「軍艦島デジタルミュージアム」は、軍艦島上陸ツアーで見ることができない部分を補完する観光スポットです。「軍艦島の内部を見たい!」という方に特におすすめです。
ミュージアムでは、最新技術を駆使して撮影した映像で、上下左右あらゆる角度から軍艦島の内部を見ることができます。
大画面に映し出される大迫力の映像と音は圧巻!大画面には、空から撮った軍艦島の全体像、島中心部の通路、劣化した集合住宅が次々に映し出されます。3D化された空撮映像は必見です。
写真:さと しほ
地図を見る炭鉱での仕事は危険と隣あわせ。そのため、軍艦島での給料は他の職種より、ずば抜けて高く、テレビ普及率が10パーセントだった時代に、軍艦島でのテレビ普及率は、なんと、100パーセントだったそうです。
軍艦島デジタルミュージアムには、当時の軍艦島での住宅の様子が再現されています。展示されている電化製品から、昭和の香りがぷんぷん漂ってきますね。
写真:さと しほ
地図を見る「軍艦島デジタルミュージアム」は「軍艦島上陸ツアー発着所」から徒歩5分ほどのところにあります。まず先に軍艦島デジタルミュージアムを見て、それから上陸ツアーに参加するのがおすすめです。
「グラバー園」や「大浦天主堂」にもすぐに行ける好立地にあるので、周囲の観光とからめて出かけてみてくださいね。
住所:長崎県長崎市松が枝町5-6
電話番号:095-895-5000
営業時間:9:00〜18:00(最終入館17:30)
休館日:不定休
2018年8月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/4/17更新)
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