写真:広島 らっこ
地図を見る今からおよそ340年前、江戸時代に築かれた閑谷学校。国宝の講堂をはじめ、聖廟や閑谷神社などほとんどの建造物が国の重要文化財に指定されています。現在見ることができるのは、元禄14年(1701)に完成した閑谷学校の姿です。この歴史ある建造物と、最新のLEDライトのコラボレーションが見られるのは今の時代に生きる私たちだからこそですね。
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地図を見る駐車場がいっぱいになってしまうということもありますが、開園前に門の前に並んでいると、当日のライトアップのボタンを押す人を募集する場合があるのです。立候補者が少ない日は、手を挙げさえすればボタンを押す大役を任せてもらえるチャンスが!とても良い記念になるので小さいお子様連れの方もぜひトライしてみましょう!
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地図を見る敷地内でもひときわ目を惹くのは聖廟の前にある2本の楷の木です。中国山東省の孔子廟から種を持ち帰ったという楷の木は、樹齢98年となる今なお赤と黄色の見事な紅葉を見せてくれます。みんなが木を見上げながら階段を上がるので大変混み合うポイントです。足元に十分注意して進んでください。邪魔にならないように気を付けながら、少し立ち止まって真上を見上げれば、下からの光に照らされ黄金色に輝く楷の双樹とその先に見える夜空の黒色のコントラストが大変美しいですよ。
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地図を見る備前藩主池田綱政が完成した講堂は、美しい備前焼の屋根瓦で有名です。周辺にめぐる765mに及ぶ石塀も「備前積み」という独特な造形美になっているのでよく見てみましょう。使用された材木はよく吟味され、現在でも講堂の床板などは鏡のように光っていますが、ライトアップの日は全て締め切ってあるので中は見ることができません。中に入ってみたい方は、年10回行われている「日曜論語」や、年明けすぐにある「読初(よみはじめ)の儀」に参加されてはいかがでしょうか。
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地図を見るライトアップを堪能した後は、講堂から石塀沿いに坂を上がって、明治時代に建築された洋風の校舎を利用した資料館に行ってはいかがでしょうか。多くの旧閑谷学校の貴重な資料が展示されており、ライトアップ期間中は特別に、夜に中に入ることができます。一定以上の年齢の方々は、久しぶりに感じる木造校舎の雰囲気に、懐かしい気持ちになるかもしれません。学校創立からの歴史や、江戸時代からの学校の様子などを通して、昔からいかに日本人が勤勉であり学問に重きを置いていたかを感じられます。
閑谷学校のシンボルである楷の木は、平成27年には記念すべき樹齢100年を迎えます。学校としては使用されなくなりましたが、地域の方の努力と愛情に守られ、現在も多くの学校から生徒の宿泊研修などで利用されています。
お子さんやお孫さんと一緒に行って、昔と今の学校の話をして比べてみるのも面白そうですね。
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(2023/12/7更新)
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