写真:一番ヶ瀬 絵梨子
地図を見る千代むすび酒造の角打ちスペースは、もとは「蔵入り通り」という名前の無料休憩スペースだった場所を改装して作られました。南側には緑ゆたかな庭があり、そこから差し込む陽光で店内は明るい雰囲気。カウンターには、鳥取県智頭町の特産品である智頭杉の一枚板が贅沢に使われています。
なお、カウンターだけではなく桶の蓋を再利用した丸テーブルの立ち飲みエリアや、椅子のあるスペースもあります。カウンターが苦手な方や座って飲みたい方でも、落ち着いて飲めるのが嬉しいですね。
写真:一番ヶ瀬 絵梨子
地図を見る千代むすび酒造では焼酎やリキュールも造っていますが、主力は日本酒。角打ちでの注文に迷ったら、平成になって復刻された鳥取県限定の酒造好適米「強力」で造られた看板銘柄「千代むすび」の飲み比べセットを頼んでみましょう。
いずれも「千代むすび」という日本酒ですが、精米歩合に差があります。左から、60%、50%、40%の3種類。同じ酒米での味わいの違いを楽しんでください。このセットはなんと630円。純米大吟醸(40%)も飲めてこの価格は間違いなくお得です。
【精米歩合ついて】
精米歩合とは、精米する際に原料となるお米をどれだけ削っているかを表す数値。数値が低いほどより削られているということです(精米歩合60%は、40%削って60%残っているという意味)。一般的に、精米歩合が低いお酒の方が高価です。
※価格は2016年8月(以下同じ)
写真:一番ヶ瀬 絵梨子
地図を見る暑い季節に特におすすめなのが、微発泡の「しゅわっと空(そら)」。水色のボトルがさわやかな印象で、フルートグラスでの提供です。270mlで515円という価格は日本酒として特別安いわけではありませんが、外食で飲むスパークリング日本酒としては破格ですね。
しかも、「しゅわっと空」は炭酸ガス注入ではなく瓶内二次醗酵。自然発泡ならではの細かな泡となめらかな口当たりは、散策に疲れた体をほっと休ませてくれます。女性向けの飲みやすい日本酒をあまり好まない人も、昼飲みのお酒として気に入るのではないでしょうか。
写真:一番ヶ瀬 絵梨子
地図を見る角打ちスペースの一角にはお土産品コーナーがあり、梅酒や柚子酒、小さな樽酒、手ぬぐいなどが陳列されています。また、写真中央の水色の瓶は一反木綿がモチーフの日本酒、その右側はぬりかべがモチーフの米焼酎です。
こちらのコーナーは、内装と統一感のあるすっきりしたデザインの商品が多いのですが、隣接するお土産店では鬼太郎やねずみ男、目玉のおやじの姿をしたツボに入った日本酒やねこ娘ラベルの梅酒など、オモシロデザインのお酒も充実。妖怪グッズも揃っていますので、そちらも要チェックです。
写真:一番ヶ瀬 絵梨子
地図を見る角打ちコーナーの一角には、水木しげる氏の大きな原画が飾られています。鬼太郎をはじめとする妖怪たちが千代むすびの樽酒を囲んで勢ぞろいし、右上には酒蔵の遠景、左上には近景が描かれた贅沢で特別な作品。ありがたいことにお店の外からでも覗ける場所にあるので、角打ちに寄る時間がなくても見ることができますよ。
また、左側に掲げられている「糀甘酒」にも注目。甘酒は飲む点滴とも言われ、その健康・美容効果で人気が高まっています。ノンアルコールなので、お酒が飲めない人やお子さんでも飲めるのがいいですね。こちらは600mlで833円です。
角打ちコーナーのある千代むすび酒造岡空本店の裏手には酒蔵があり、酒蔵見学をすることができます。一人からでも対応してくださるので、興味がある方は事前に問い合わせてみましょう。見学したあとに角打ちで飲むお酒は、さらに格別なはずです!
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(2024/10/14更新)
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