松島・宮島とならぶ日本三景のひとつ「天橋立」。京都の海を代表する風景としては最もメジャーなスポットであり、ここは絶対に外せない観光地です。
天橋立は北側にある「傘松公園」、南側の「天橋立ビューランド」どちらからでもその絶景が楽しめますが、丹後半島めぐりをするなら傘松公園の立ち寄りの方がベスト。駐車場に車を停め、ケーブルカーかリフトで傘松公園へ登ります。傘松公園にはせり出すように作られた2か所の展望デッキがあり、宮津湾を真っ二つに分断する美しい天橋立の姿を望めます。もちろん「股のぞき」を楽しみたいですね。
こちらも京都の海を代表する風景である「伊根の舟屋」。海面にせり出して建築された木造家屋で1階は船を格納できる倉庫になっている舟屋。独特な風景でありながらも、どこか懐かしい日本の伝統的な風景を感じる場所です。
伊根の舟屋のオススメの楽しみ方はふたつ。道の駅「舟屋の里伊根」か「伊根湾めぐり遊覧船」です。道の駅からは舟屋の立ち並ぶ伊根湾の風光明媚な景色が一望できます。また伊根湾で獲れたばかりの海鮮を楽しめるレストランが2軒もあり、海産物の販売も。海の幸と絶景を楽しめます。遊覧船からは舟屋の顔とも言える船の入口がずらりとならぶ海側からの眺めが間近にたのしめます。伊根の町を散策しても舟屋の独特の姿はなかなか味わえません。船のためのいえとも言える舟屋の真の姿を眺めるには、船からがベストなのです。遊覧船乗り場にも乗船客専用の駐車場があるので車での訪問でも安心です。
伊根を過ぎてからの国道178号線は少し道が細かったり、急峻な地形を行く場所もあり本格的なドライブに。それでも丹後半島の最先端「経ヶ岬」を過ぎると「山陰海岸ジオパーク」に入ります。
山陰海岸ジオパークは、奇岩や砂丘が美しいとジオパークに認定された京丹後市から鳥取市まで続く海岸。それはハンドルを握りながらも目を奪われそうな美しい海の風景が連続します。険しい切り立った断崖絶壁から、青い海と緑の水田が入り混じる風景。そして真っ青な海に奇岩が立ち並ぶ、まるで沖縄を思わせるような絶景も。時々車を停めて、その海岸美をゆっくりと楽しみたいですね。
竹野川の河口部に広がる町である「間人(たいざ)」。絶対に読めない地名は、かつてこの地に聖徳太子の生母である間人(はしうど)皇后が争いから身を隠したとの伝承が残されています。皇后がこの地から都に戻ったことから退座(たいざ)の読みをあてたとされます。また、聖徳太子の弟である麻呂子親王が鬼を退治して封じ込めたと伝わる高さ20mの巨大な一枚岩「立岩」が後ヶ浜(のちがはま)海岸に鎮座しており、間近で見る風景は絶景。海岸にそそり立つ巨岩はまるで要塞のようで何人たりとも寄せ付けない威風があります。
この後ヶ浜海岸に面した「はしうど荘」はリーズナブルに良質な温泉と美味しい海の幸を楽しめると人気の旅館。冬のカニはもちろん、夏場でも新鮮な海鮮を七輪で炭火焼して頂くなど、料理のレベルはお値段以上。後ヶ浜海岸の海水浴場に隣接しているので、夏は海水浴にももってこいです。リーズナブルに温泉と海の幸を楽しむなら、迷わず泊まりたい公共の宿です。
琴引浜も有名な観光名所のひとつ。日本でも数少ない鳴き砂が楽しめると人気です。鳴き砂は砂が汚れていると鳴かないこともあり、とにかくきれい。サラサラで混じりけのない砂を足で擦ったり手でこすると、きゅっ、きゅっと不思議な音がなります。真っ白な砂浜に青い海、そして緑に覆われた独特の海岸美は山陰海岸ジオパークの醍醐味を凝縮したような場所です。
また、夏には絶好の海水浴場に。環境保護のため海の家は無く、全面禁煙など制約は多いですが透明な海とサラサラの砂浜で遊べるのは最高。砂浜だけでなく、ジオパークの岩場も隣接しているのでシュノーケリングもたのしめるので、まさにアウトドア派のための海水浴場といます。琴引浜の奥には無料源泉かけ流しの露天風呂もあります。更衣室がなく混浴なので水着着用が必須で、海水浴の楽しみのひとつになります。
さて、丹後半島一周はいかがでしたでしょうか?まだ物足りないという方にはもう少し足を伸ばしてみましょう。
東に足を伸ばせば舞鶴。赤レンガ倉庫と海上自衛隊の艦船見学が楽しめる「赤れんがパーク」がおススメです。レトロな雰囲気の赤レンガ倉庫を楽しんだ後は最新鋭の自衛艦見学。海上自衛隊基地のある北吸桟橋は週末には一般公開され、普段目にすることのない巨大な自衛艦を間近から楽しめます。月に1回程度、護衛艦などを乗船見学ができる催しもあります。
また西に足を伸ばせば西日本有数の温泉地、城崎温泉。外湯めぐりが有名で7つもの外湯が楽しめ、宿をとらなくても名湯を存分に満喫できるので温泉好きにはたまりません。
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