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写真:佐久田 隆司
地図を見る山梨県の「稚児落とし(ちごおとし)」は岩殿山の稜線上にある断崖絶壁で、戦国時代に岩殿山城を居城とした小山田氏が、西側に逃げ落ちるために設けたルート上にあります。織田勢に攻め入られて逃げ出した側室「千鳥姫」の稚児が泣き出し、敵に察せられぬようにと護衛が奈落の底に稚児を投げ落としたことからこの名前がついたとされています。
※写真は稚児落としより前の断崖から撮影したもの
稚児落としの標高は580mほどあり落差も200m以上ある超絶断崖!悲話の事実関係は定かではありませんが、ここから稚児を落とす戦国時代の壮絶さが伝わってきます。
写真:佐久田 隆司
地図を見る稚児落としからの眺めは絶景!名前とは裏腹で、すがすがしい風とやまなみが迎えてくれます。
写真:佐久田 隆司
地図を見る岩殿山登山道の中腹に、稚児落としへの分岐があります。ここを樹林帯に入っていきますが、最初はやや急な斜面を下るので、トレッキングポールなどがあるといいでしょう。ルートはしっかり整備されていて迷うことはありません。山行になれている方なら慎重に行けば無理なルートではありませんが、装備だけは抜かりのない様に!
写真:佐久田 隆司
地図を見る尾根筋に出ると日差しの降り注ぐ山道になります。ところどころ視界の開ける場所では、かなりの落差がある斜面を眺めることができます。
動画:佐久田 隆司
地図を見る大月駅から、岩殿山登山口、稚児落としを経て再び大月駅までの登山標準時間は約4時間ほど。大月駅周辺ではコンビニなどで飲料水や食事を調達することも可能です。詳細なルートは関連MEMOのヤマレコを参照してください。さらにここでは稚児落とし分岐から稚児落としまでの様子を4K動画に収めてあります。ぜひご覧ください。
※スマホや環境の整っていないPC等では、画質を108,720等に落としてご鑑賞ください。
写真:佐久田 隆司
地図を見る稚児落としまでは幅20センチほどの断崖もあるので、本来は登山経験者と同行するのが好ましいでしょう。さらに高所恐怖症の方はそもそもお勧めできません。悪天候が予想される場合は、滑りやすくなるので日程変更などが好ましいです。
幅の狭い危険個所にはロープが設置されていますが、あくまでも補助的なものとして利用しましょう。下を覗き込まず前を向いて小幅な歩調で一人ずつ渡るのが安全です。
写真:佐久田 隆司
地図を見るさらに岩登りも待っています。抱えきれないほどの大岩にも、鎖、ロープ、足掛けなどの補助具が設置されているので、登山の基本の※三点支持を守って登りましょう。どうしても補助具に全体重をかける場合はあらかじめ固定状態を確認し、基本は手足で岩を確保するイメージで登ります。
※手足のどれか三点が必ず接地もしくは掴んでいるもので、安定した状態をキープした上で手足のどれか一つだけを動かす登り方
写真:佐久田 隆司
地図を見る女子なら山スカートよりも短パンスタイルが安全に登れますし、リュックもウエストベルトが付いたものほど安定してルートをたどれます。トレッキングポールなどは状況に合わせ随時収納します。
写真:佐久田 隆司
地図を見る高低差のある岩肌の登りはスリルがいっぱい!安全第一で楽しみましょう。
写真:佐久田 隆司
地図を見る稚児落としは垂直に切り立っているので、覗き込んでも落差を実感できません。そこに至る前のルート上に稚児落としを眺められる場所がるので、落差を実感するのはそこが最適です。稚児落としでは絶対に下を覗き込まないように!岩が緩く崖に向かって傾斜しているので足を滑らせ滑落しかねません。
ただし記念撮影には最適ですから、足元を確かめて壮大な景色とともに収めてはいかがでしょうか?稚児落としからの下山はさほどの距離はありませんが、滑りやすい路面なので最後の注意が必要です。
※写真は稚児落としから岩殿山方面の様子
写真:佐久田 隆司
地図を見るたった580mほどの標高でこれだけの高低差をまじかに感じられるのも稚児落としならでは!
写真:佐久田 隆司
地図を見るここから落ちたらどうなるのか?と古の戦国時代を偲ぶのもいいかも・・
稚児落としのルートは主に稜線をたどるもので、累計標高差は上り下りとも400mほどです。大月駅からの踏破距離も9kmほどですから、日帰りが基本となるでしょう。その割に登りがいのあるこのルートは、一般的なハイキングとは明らかに違う印象があります。しっかりした準備をしてぜひともチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
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