北海道札幌市にある定山渓温泉は、札幌の奥座敷として知られる人気の温泉地です。温泉宿泊施設が多数達ならぶ定山渓温泉街には、無料で利用可能な足湯が3か所、有料の足湯が1か所あります。徒歩10分程度の狭い範囲に足湯スポットが充実しているのが、定山渓温泉街の魅力の一つ。タオル片手に足湯めぐりを楽しむ人も多く、温泉好きにはたまらないエリアです。
定山源泉公園の足湯は、車の往来がある道路から離れており静かな環境で足湯を堪能できるのが特徴です。岩風呂風にデザインされた細長い足湯は、ロードヒーティングも完備されているので雪が降り積もる冬場でも入浴可能です。
近くには温泉卵を作れる「温泉卵の湯」もあり、ネットに入れた卵をお湯に入れれば、20分程でトロトロの美味しい温泉卵を作ることができます。ただし、カラスに卵を取られることも多いので要注意!温泉卵を作っている間は、卵から目を離さないでくださいね。
定山源泉公園内の足湯の利用時間は7時から21時で通年営業。利用料金は無料です。ただし、公園内でタオルや温泉卵用の卵の購入はできません。タオルは持参し、卵は定山渓温泉街にあるお土産屋さんで温泉卵用のネット入り卵が販売されていますので、それを購入するなどして利用しましょう。
定山渓温泉街の一番奥にある足湯が、「足つぼの湯」という名前の足湯です。「足つぼの湯」はその名の通り足つぼマッサージをしながら温泉につかれる足湯です。湯船の底には小石が散りばめられていて、それを足で踏むととっても気持ちよく足湯の効果の倍増も期待できるかも!
定山渓温泉の泉質は、塩化物泉で舐めると少ししょっぱいのが特徴です。塩化物泉は皮膚に塩分が付着することで汗の蒸発を防ぐので、保温効果がよく湯冷めしにくいのが特徴。冷え性や神経痛の人にはお勧めです。足湯に足をつけていると、身体がポカポカと温かくなるのが感じられると思いますよ。
「足つぼの湯」の利用時間は7時から20時で通年営業。利用料金は無料です。すぐ横にある岩戸観音堂にタオルの自販機がありますので、タオルを忘れたという人はこちらで購入することができますよ。
「足つぼの湯」を利用したなら、隣にある岩戸観音堂も立ち寄りましょう。岩戸観音堂は小樽から定山渓間の道路を工事中に殉職された作業員の方々の御霊を祀っており、交通安全を祈願して建てられたと言われています。中には長い洞窟があり、33体もの観音像が安置されています。
大きい建物ではありませんが、白と赤を基調に造られた建物の中に一歩足を踏み入れると、空気が変わったような感覚さえ覚える静かで神聖な空間です。足湯めぐりに訪れた方は、「足つぼの湯」のすぐ隣にあるこの岩戸観音堂で旅の安全を祈願してみてはいかがでしょうか。
国道230号線沿いにあるのが、「足のふれあい・太郎の足湯」です。国道沿いで見つけやすく、駐車場もあるのでドライブ途中に気軽に立ち寄れるのも嬉しいポイント。自動車の往来が多少気になりますが、しっかりとした屋根もあり多少の雨や雪でも利用可能です。
「足のふれあい・太郎の足湯」の湯船は八角形の縁起の良い形で、とても広々としています。「足のふれあい」と名前についている通り、家族や友人など大人数でも利用できる大きさがあり、近くには「太郎の花みくじ」というおみくじが販売されている自販機もあります。足湯につかりながら、みんなでおみくじを引いて楽しむのも良いですね。
この足湯の利用時間は7時から20時までで通年営業。利用料金は無料となっています。
「心の里・定山」の足湯は、北海道でも人気の温泉宿「定山渓温泉・ぬくもりの宿ふる川」が運営している有料の足湯です。利用時間は10時から18時までで、利用料金は1500円です。
足湯の利用料金にしては高いと感じられる方もいらっしゃると思いますが、こちらの足湯は有料ということもあってサービスが大変充実しているのが特徴です。足湯の利用料金だけで、施設内でのフードやドリンクは無料で提供されます。さらに、利用時間内であれば制限時間もありません。追加料金や時間を気にすることなくゆったりと過ごせるのが嬉しいですね。
定山渓温泉街には徒歩圏内に4つの足湯があり、どの足湯も特徴的です。そのため、お気に入りの場所を探しながら足湯めぐりが楽しめるのが定山渓温泉の魅力の一つ。温泉卵作りやおみくじ、岩戸観音堂の参拝など足湯をはしごしながら定山渓温泉での観光を満喫しましょう。
タオル片手に足湯をめぐり、定山渓温泉を囲む山々や街を流れる豊平川のせせらぎに耳を傾けながらゆったりした時間を過ごせば、足湯効果で身体の芯からポカポカ!身も心もリフレッシュできると思いますよ。
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