上海レトロに出会えるカフェ「古董花園」で素敵なティータイムを！

更新日：2018/08/03 18:43

上海と聞けば、中国の経済発展の象徴でもある高層ビル群が建ち並ぶ現代的な街並みを思い浮かべる人も多いと思います。

しかし、上海の魅力はそれだけではありません。19世紀半ばに作られた「租界」と呼ばれる外国人居留地が残っており、そこには未だにヨーロッパの雰囲気が色濃く漂っています。今回は、その雰囲気を味わえるレトロなカフェ「古董花園（Antique Garden Shanghai）」をご紹介します。

思南路を歩こう

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上海の中心部の復興公園のほど近く、思南路という通りに面した界隈に古董花園があります。地下鉄でのアクセスは、1号線の「黄坡南路」もしくは10号線の「新天地」が便利です。

周囲には、上海セレブ御用達のオシャレスポットとして最近特に注目されている思南公館や、新興のショッピングスポットとして人気を博している新天地、さらには上海の庶民の住居を改装して作られた土産物街の田子坊などがあり、これらのスポットと併せて思南路を街歩きしてみると面白いでしょう。

ひっそりと佇む隠れ家カフェ

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古董花園は思南公館からほど近い並木道の界隈に、その街並みに溶け込むかのようにひっそりとあります。上海中心部の喧騒とは隔絶された、静かで落ち着いた雰囲気が印象的です。外観も控えめなので、気付かずに通り過ぎてしまうかもしれません。

レトロな調度品に囲まれた特別な空間

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店内は、独特のレトロな雰囲気が満ちています。ヨーロピアン調のテーブルと椅子が揃えられ、壁には水彩画を始めとした様々な絵画がかけられ、更には時代を感じさせるキャビネットやマントルピースなども置かれています。

こういった個性的な空間が人気を博しており、週末などは地元の人達で満席になってしまうこともあります。しかし、ここに集う人たちは、店の趣向にあった物静かで落ち着いた雰囲気の方々ばかりのようで、人が多くても店の雰囲気が損なわれることは全くありません。

面白く飽きのこないディスプレイ

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店内のいたるところに、店主が収集したガラス製の食器やカトラリーセット、メガネなどの小物に瓶のラベルなどが所狭しとディスプレイされています。一つ一つじっくり見ているとあっという間に時間が経ってしまいます。特に何かテーマを持って収集しているということではないようで、仏像や書籍、置き時計など、とりとめのない様々なコレクションを楽しむことができます。

ケーキとカフェラテが絶品

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古董花園で提供されるケーキは、提携しているパティスリーから毎日送られてくるもので、そのお味は折り紙つきです。日替わりのおすすめのケーキも用意されており、毎回様々なケーキを楽しむことができます。例えば写真のティラミスは甘さとクリーミーさ、そして苦味が程よく調和した、日本人の口にも合うお味です。

飲み物は、イングリッシュティーや様々なコーヒーが用意されていますが、ラテがおすすめです。ラテは、もちろんラテアートつきで提供されます。ふわふわでキメの細かく滑らかな泡が絶品です。

なお、2人以上で訪れるなら、3段トレイで提供されるイングリッシュアフタヌーンティーもおすすめです。レトロでまったりした空間で贅沢な午後のひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。