フランス第2の都市「リヨン」は世界遺産!「美食の町」の見所

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フランス第2の都市「リヨン」は世界遺産!「美食の町」の見所

フランス第2の都市「リヨン」は世界遺産!「美食の町」の見所

更新日:2016/09/12 09:57

Hiroko Ojiのプロフィール写真 Hiroko Oji ヨーロッパ一人旅愛好家

フランス南東部、スイスやイタリアと国境を接するローヌ・アルプ地方に位置し、古くから繁栄してきたフランス第2の都市「リヨン」。ヴォージュ山脈とアルプスに端を発する二つの川が合流する地域に広がり、豊かな水の恵みを受けて、ローマ時代からの長い歴史を積み重ねてきた建物が建ち並ぶ、世界遺産の町です。金融や産業のみならず、商業や文化でも中心地となり、世界のグルメが集う「美食の町」としても知られています。

ふたつの川の恵みを受けた町並み

ふたつの川の恵みを受けた町並み

写真:Hiroko Oji

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フランス南東部に位置するローヌ・アルプ地方は、アルプスの山並みが美しいスイスやイタリアと国境を接しています。そのアルプスとヴォージュ山脈から流れ出る二つの川、ソーヌ川とローヌ川が合流する地の利で、豊かな水の恵みを受けて繁栄し、リヨン(Lyon)の町はフランス第2の都市となっています。

ソーヌ川とローヌ川が並行して流れる間に広がる新市街には、アイアンワークの美しいバルコニーを持つ建物が建ち並びます。また、ソーヌ川が大きく湾曲する内側の「フルヴィエールの丘」の麓に旧市街が広がり、赤茶色の屋根を持つ建物と石畳が続きます。ルネッサンス建築が建ち並ぶその美しさから、1998年世界遺産に指定されました。

写真はフルヴィエールの丘から眺めたリヨン市内です。

フルヴィエールの丘を見上げるベルクール広場

フルヴィエールの丘を見上げるベルクール広場

写真:Hiroko Oji

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町の中心地は、ローヌ川とソーヌ川に挟まれた新市街北側に広がるベルクール広場。東西300メートル、南北200メートルの長方形をした、ヨーロッパでもっとも大きな広場のひとつです。この広場から見上げるフルヴィエールの丘の眺めが大変素晴らしく、丘の上のノートルダム・ド・フルヴィエールバジリカ聖堂の姿が美しいばかり!

広場は、1715年以来、マロニエの並木と道路で縁取られており、中央にはルイ14世の騎馬像が立っています。さらに、丘の方に向かって左前方、広場の南西端には、小説「星の王子さま」の主人公である王子様が、飛行士の姿をした作者サン・テグジュペリの肩に手を置いている像が立っており、近くには、サン・テグジュペリの生まれたアパートがあります。さまざまなイベントの会場にもなる広場の地下は駐車場になっています。

仕掛け時計が必見!「サン・ジャン大司教教会」

仕掛け時計が必見!「サン・ジャン大司教教会」

写真:Hiroko Oji

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ベルクール広場から北西へ続く通りを進むとソーヌ川に出ます。ソーヌ川に架かるのはボナパルト橋。この橋からフルヴィエールの丘を見上げると麓の川沿いに見えるのが、12世紀に建てられたサン・ジャン大司教教会です。

厳かかつ壮大な外観を持つ教会内は、派手さは無いものの、色鮮やかなバラ窓やステンドグラスや、身廊と側廊を隔てるアーチが並ぶ壁面装飾、どっしりとしたパイプオルガンなど、見応えのある内部です。その中で、毎日12時、14時、15時、16時になると動き出す、14世紀の仕掛け時計は必見!高さ9.35メートル、幅2.2メートルの、天文時計を兼ね添えたもので、受胎告知の場面が表現されています。

丘の上に聳える「ノートルダム・ド・フルヴィエールバジリカ聖堂」

丘の上に聳える「ノートルダム・ド・フルヴィエールバジリカ聖堂」

写真:Hiroko Oji

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フルヴィエールの丘の上に聳えるのは「ノートルダム・ド・フルヴィエールバジリカ聖堂」。市内のどこからでも見える、リヨンのシンボルともいえる建物です。1872年から1896年にかけて建設されたバシリカ式教会堂で、列柱によって身廊と側廊に分けられる建て方の教会です。

正面のファサードは、レースのような繊細で美しい彫刻装飾が施され、見惚れるばかり。入り口の階段を上がって聖堂内に入ると、煌びやかなビザンチン建築の世界が広がり、モザイク装飾画が一面埋め尽くしています。素晴らしい柱頭装飾の上に聖人たちの彫像を乗せた柱が身廊と側廊を隔て、一番奥に控える主祭壇には金ぴかの聖母子像が設置されており、周囲を囲む壁や天井も金色のモザイク画装飾で覆われ、煌びやかそのもの!色鮮やかなステンドグラスでさえも、目立たなくさせるほどです。

地下にはクリプトがあり、少し小ぶりですが、レースのような装飾彫刻と金色を使ったモザイク画の美しさは、上階の聖堂内と引けをとりません。丘の斜面に建つ聖堂ですので、地下と言っても窓から自然光が入り込み、優しく照らされています。

入り口とは反対側の、お城にも見える大聖堂外観の中央には、青い天使の像、その西には金色に輝く聖母マリアの像が立っています。すぐ横の展望台からは、素晴らしいリヨン市内が一望の下です。

「美食の町」旧市街に軒を並べるレストラン

「美食の町」旧市街に軒を並べるレストラン

写真:Hiroko Oji

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ソーヌ川の右岸、川が大きく湾曲する内側に広がる地域で、サン・ジャン大司教教会から、サン・ポール教会の間が旧市街と言われる一帯です。建物の中庭を通って路地から路地へ通り抜けることのできる、トラブールという抜け道があちこちに残っています。かつて織物工業が盛んだったころ、出来上がった商品を雨にぬらさず運ぶために工夫された屋根付きの薄暗い通路で、所によっては真っ暗な通路であったりもします。中庭から見える建物はルネッサンス時代のものがほとんどです。

この旧市街の石畳の路地では、所狭しとテラス席が陣取るレストランが軒を並べています。ミシュランの星付きレストランはじめ、高級レストランも数多く、食事時には空席が見つからないほどの賑やかさ!もちろん、庶民的なレストラン「ブション」という、リヨン地方独特の居酒屋さんのようなお店などもあり、手ごろな価格でボリュームのある郷土料理が楽しめます。ポーチドエッグやベーコンの入ったリヨン風サラダに新鮮な内臓肉の煮込み料理、ブレス鶏にエスカルゴ、川カマスのクネル(魚のすり身料理)など美味しくて、お薦めです。

フルヴィエールの丘へはケーブルカーで

フルヴィエールの丘へは、旧市街の中の迷路のような石畳と石段を伝って上って行くことができますが、ソーヌ川沿いのサン・ジャン大司教教会近くの狭い石畳の路地から、ほんの数分で丘の上まで運び上げてくれるケーブルカーが出ています。

ケーブルカーの頂上駅を出ると目の前に聳えるのが「ノートルダム・ド・フルヴィエールバジリカ聖堂」、すぐその横にはフルヴィエール美術館が建ち、さらに坂道を下るとガロ・ロマン文化博物館、その下に紀元前43年建造のローマ劇場と続きます。

リヨン市内、日帰りでは消化不良を起こしてしまいそうなほど、観光スポットやレストランが目白押しの世界遺産の町です。できれば宿泊して、この町をたっぷり楽しんでくださいね。

掲載内容は執筆時点のものです。 2002/03/27−2009/07/28 訪問

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