写真:いしい ひい
地図を見るスミス・タワーは、とんがり屋根がチャーミングな42階建てのビル。シアトル発祥の地と言われるパイオニア・スクエアに位置しています。1914年の完成当時は世界で4番目に高いビルで、その後半世紀にわたりアメリカ西海岸で最も高い建物でした。まさにスミス・タワーはシアトルのランドマークなのです。
数々の歴史を持つスミス・タワーは改修工事を終えて、2016年8月26日にリニューアルオープン!ネオクラッシックの建築様式と歴史的な雰囲気をそのまま残しながら、新しい魅力が加わりました。
写真:いしい ひい
地図を見るまずは1階にオープンしたジェネラルストアに入ってみましょう。地元へのこだわりが強いシアトルらしく地元アーティストがデザインした雑貨やジュエリー、地元産の食べ物など、お土産にぴったりのかわいい品々が並んでいます。日本のジャムなポン酢など高品質の食材も売られています。
軽食の取れるカフェも併設されているので、シアトル観光の合間ちょっと一息つくのにちょうどいい感じです。スミス・タワーの見学および展望台のチケットも、ジェネラルストアで購入することができます。
写真:いしい ひい
地図を見るチケットを買ったら、ジェネラルストアの奥の部屋に入っていきましょう。創業当時のレトロな雰囲気が残るフロアには当時のラジオ放送が流れていたり、禁酒法時代に酒の密造者を助けるために働いた弁護士のオフィスが再現されていたり、眼と耳で100年前のシアトルに思いをはせることができます。
そしてスミス・タワーの名物は、歴史を感じさせるエレベーター。レトロな制服を着た専属係員が金属の扉を手動で開閉し、35階の展望フロアへと案内してくれます。
写真:いしい ひい
地図を見る展望室は別名「チャイニーズ・ルーム」と呼ばれ、全体が中国の調度品で飾られ、落ち着いた雰囲気です。
そのなかでも多くの女性が願掛けに訪れるのが、「願いが叶う」という名の椅子(Wishing Chair)。結婚したい女性がこの椅子に座ると、1年以内にその願いが叶うという伝説で有名なのです。縁起物の竜や不死鳥を彫り込んだデザインもステキな椅子なので、願い事がある人もない人も、実際に座って記念撮影しましょう!
そして展望室の奥には、禁酒法時代を髣髴とさせるクールなバーがあります。スピークイージー(Speakeasy)と呼ばれる、禁酒法の時代にも密造酒を隠れて販売していた酒場をイメージしているそう。オリジナルのカクテルや軽食をオーダーして、周囲の美しい眺めを見ながらくつろぐのもよいですね。
写真:いしい ひい
地図を見る展望室の外に出ると、デッキを360度ぐるりと歩いて回ることができます。海と山がとっても近い!と感じるはず。そう、それがシアトルという町の魅力なのです。お天気が良ければ、南にはワシントン州最高峰マウント・レーニアの堂々たる姿が見えます。そして西は海を臨み、ピュージェット湾を悠々と進むフェリーの姿や、彼方の半島にそびえるオリンピック山脈が見えます。
ダウンタウンの風景も壮観です。2016年現在シアトルで最も高いコロンビア・タワーや、シアトル・シーホークスの本拠地センチュリーリンク、マリナーズの本拠地セーフコ・フィールドもすぐ近くに見えます。
そして2016年から2040年までに推定16万人の人口増加が予想されているシアトル都市圏、ダウンタウンは未曾有の建設ラッシュで、多くのカラフルなビルが新築されているのが見えます。かつては最も高かったスミス・タワーがモダンな高層ビル群に見下ろされているさまに、時代の流れを感じることでしょう。
展望フロアのみを訪れるチケットStraight Up Observatoryもありますが、他のフロアも見学して1920年代のシアトルを体感できるチケットThe Legends of Smith Towerをおススメします。
今も昔もシアトル住民に愛され続けるスミス・タワーで、レトロなひとときをお過ごしください!
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(2024/10/15更新)
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