写真:一番ヶ瀬 絵梨子
地図を見る音読するとわかりますが、「海湯のやかた 夢寛歩 皆生」(以下「夢寛歩」)は元はかんぽの宿だった旅館です。2015年8月末に「かんぽの宿皆生」は閉鎖されましたが、民間業者が買い受け、一部改装して2016年2月にリニューアルオープンしました。建物自体に古さはあるものの、隅々まできれいにメンテナンスされています。
「夢寛歩」のある皆生温泉は特急の停まる米子駅から約5kmで、駅からはバスやタクシーが使えます。また、「日本の水浴場88選」や「日本の朝日100選」にも選ばれている皆生海岸(皆生温泉海水浴場)も徒歩圏内なので、車を使わずに旅行したい人にもおすすめです。
写真:一番ヶ瀬 絵梨子
地図を見る「夢寛歩」には展望風呂付の特別室やバリアフリールームもありますが、基本的には6〜10畳の和室です。大きな窓と窓際のテーブル、和室にはテレビとお茶菓子とポット、クローゼットには浴衣と入浴セット。いつかどこかで見たことのある昔ながらの客室です。特別室だけでなく、全客室から大山が眺められるように設計されているのが嬉しいですね。
こちらの宿では、仲居さんの挨拶やお茶を淹れてくれるサービスはありません。また冷蔵庫は空です。そのぶん、宿泊料がリーズナブルに設定されていますし、ホテルに慣れている現代人にとっては、こういう形のほうが居心地よく寛げることもあるでしょう。
リーズナブルな料金設定ではありますが、トイレはもちろん温水洗浄便座ですし、客室内の設備は一般の旅館と何ら変わることはなく快適に過ごせます。
写真:一番ヶ瀬 絵梨子
地図を見る「夢寛歩」の温泉はナトリウムとカルシウムの含まれる塩化物泉で、内湯は源泉かけ流し。入浴時に少し口に入るとしょっぱさを感じ、海の近くであることを実感します。脱衣所や洗い場には洗顔料や基礎化粧品の試供品が並び、「売店で販売しています」という昔ながらのスタイル。旅行グッズに少々忘れ物があっても問題ありません。
しかしお風呂も客室同様、要所要所は現代的。リニューアル時に改装されているので全体的に新しく清潔ですし、手すりや介護用のシャワーチェアも備えられています。リンスインシャンプーではなくきちんとシャンプーとリンスが分かれているのも、特に女性にはありがたい気遣いです。
「夢寛歩」で、最も安い季節の会席料理のプランは1万円以下(写真は2016年秋の秋風会席)。豪華な食材をふんだんに使ったものではありませんが、器や盛り付け、一品目でも多くという食材のセレクトなど、随所にお値段以上の工夫が凝らされています。
「限られた予算のなかで最大限においしく見栄えのよい料理を提供したい、それを食べてもらいたい」という厨房の方々の気持ちが伝わる、心温まるお料理。鳥取の地酒や地ワインも良心的なお値段なので、ぜひ一緒にどうぞ。
また、「旅先では、家庭では作れないものだけを食べたい!」というグルメ志向の方には、鳥取名物の白いかや鮑などの贅沢会席や冬の味覚松葉がにがいただけるプランも用意されていますので検討してみてください。
さて、客室に戻るとふかふかのお布団が敷かれていますよ。これぞ昔ながらの和風旅館!
写真:一番ヶ瀬 絵梨子
地図を見る「夢寛歩」の1階にあるお土産コーナーには、因幡の白うさぎや大風呂敷といった鳥取を代表する銘菓から、梨のスイーツ、ゲゲゲの鬼太郎の妖怪グッズ、すなば珈琲のチョコレートまで鳥取全域のお土産が並んでいます。一部は朝食でも提供されるので、味を確かめてから購入することもできますよ。
大きなソフトクリームやカウンターだけの喫茶コーナーも昭和の風情で、お風呂あがりや食後に浴衣姿で立ち寄れば懐かしい気分になること間違いなし。駄菓子もたくさんあるので、小さな子どもたちも楽しめます。数十円の駄菓子ばかりなので、少しくらいお財布の紐が緩んでも安心!
せっかくの温泉旅館の朝は、まずはゆったりと朝風呂から始めたいところです。そして、朝食は多品目の豪華バイキング。基本は和食ですが、洋食派のためのパンもあり、夕食と同じくおもてなしの心が伝わる内容です。チェックアウトの瞬間まで、昭和と平成が絶妙にミックスされた温泉旅行を楽しんでくださいね。
ちなみにこちらでは1泊朝食付きのプランもあり、格安ビジネスホテル並みの料金設定となっています。米子出張される方にとっても穴場ですよ。
この記事の関連MEMO
- PR -
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索
(2023/12/9更新)
- 広告 -