世界最長の吊り橋も!大井川の魅力的な「橋めぐり」の旅

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世界最長の吊り橋も!大井川の魅力的な「橋めぐり」の旅

世界最長の吊り橋も!大井川の魅力的な「橋めぐり」の旅

更新日:2016/09/06 15:29

常盤 兼成のプロフィール写真 常盤 兼成 学習塾経営・講師、フリーライター、旅行プランナー

SLが走る大井川鉄道は全国的にも有名なローカル鉄道。最近はSLはもちろん、機関車トーマスやジェームスも走り、子供たちに大人気の路線となりました。大井川鉄道の人気はもちろんですが、大井川鉄道の沿線には、多くの人に訪れてほしい魅力的で美しい「橋」が数多くあります。今回は大井川鉄道沿線の「橋」めぐりの旅をご紹介しましょう。

大井川鉄道の起点、島田市にある世界一長い木造歩道橋「蓬莱橋」

大井川鉄道の起点、島田市にある世界一長い木造歩道橋「蓬莱橋」

写真:常盤 兼成

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大井川鉄道は静岡県島田市にある東海道本線「金谷駅」を起点とし、大井川に沿って北上するローカル鉄道ですが、起点となる島田市には世界一の長さを誇る木造歩道橋があります。全長897.4メートル、幅2.4メートルの木造橋で、平成9年にギネスブックに認定されました。「長い木」=「長生き」との語呂合わせで、また、また長さ「897.4」=「やくなし」=「厄無し」と語呂合わせができ、渡ると長生きができる縁起のいい橋とされています。

「蓬莱橋」は大井川に架かっている橋ですが、過去に何度も橋脚の流出などの災害に見舞われています。暴れ川として有名な大井川に架けられた橋ですので、被災した回数は数えきれないほどですが、まっすぐに架けられた木の橋を見ていると、どことなく「たくましさ」も感じられます。

大井川に架かる最長吊り橋「塩郷の吊り橋」から列車を見下ろす

大井川に架かる最長吊り橋「塩郷の吊り橋」から列車を見下ろす

写真:常盤 兼成

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金谷から北上する大井川鉄道に沿って「橋めぐり」の旅も北上していきます。ご紹介する二つ目の橋は「塩郷の吊り橋」。大井川鉄道の塩郷駅からすぐのところに架けられている吊り橋で、長さ220メートルは大井川にかかる吊り橋の中ではいちばんの長さ。高さも11メートルあり、民家や道路、そして大井川鉄道の真上を通り、大井川鉄道の対岸まで架けられている歩行者専用橋です。

少し離れたところから見ると、吊り橋だということがよくわかる「たわみ」が見えます。一度に渡れる人数が限られているので、混雑時には渡るのに1時間以上待つことも。また、真下を鉄道がとおっており、吊り橋の上から列車を見下ろすというめったにできない体験もできますが、SL通過時には黒煙をかぶることになりますから注意が必要です。また、こちらの吊り橋には欄干も安全柵もありませんし、かなり揺れます。高所恐怖症の方は見るだけにしたほうがいいでしょう。

列車通過時の鉄道橋は、目からも耳からも楽しめます

列車通過時の鉄道橋は、目からも耳からも楽しめます

写真:常盤 兼成

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大井川鉄道は何度も大井川を渡りますので、鉄橋の数もたくさんあります。今回の「橋めぐり」は「橋」の美しさを見るだけではありません。耳からも楽しめる鉄橋もご紹介します。

金谷駅を出発した大井川鉄道のSLや列車は千頭駅が終点となりますが、千頭駅に到着する前に、大井川の左岸から右岸に渡る鉄橋は、列車と鉄橋を同時に撮影しやすいおすすめの橋。列車が終点の千頭駅に入線するためスピードがゆっくりになり、SLやトーマスやその他の列車もカメラに収めやすいスポットです。列車がゆっくりと鉄橋を渡る「ガタンゴトン」という音が、耳にとても心地よく聞こえます。こちらの橋は千頭駅寄りに歩行者専用橋が架けられており、車の往来を気にすることなく安全に撮影できるため、お子様連れにもおすすめの「橋」です。

「奥泉駅」近くの「泉大橋」は川面に映る橋に目を奪われます

「奥泉駅」近くの「泉大橋」は川面に映る橋に目を奪われます

写真:常盤 兼成

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大井川鉄道は千頭駅から先はアプト式鉄道が走る井川線となります。ここまでくると「蓬莱橋」ではあんなに広かった大井川の川幅がずいぶんと細くなってきたことに気づきます。さて、次にご紹介するのは大井川鉄道井川線「奥泉駅」近くにある「泉大橋」です。

こちらの橋はひときわ鮮やかな真っ赤な橋。激しく蛇行する大井川に架けられた直線の橋は、大井川鉄道井川線の車両から上を見上げるようにして眺めるのがおすすめ。風もなく穏やかな日であれば、エメラルドグリーンになった川面に逆さになった「泉大橋」が映ります。井川線の列車もスピードを少しゆっくりにしてくれるポイントですので、井川方面に向かう列車であれば進行方向右、千頭方面の列車であれば進行方向左に注目です。

奥大井湖上駅に架かる「レインボーブリッジ」は遠望が美しい

奥大井湖上駅に架かる「レインボーブリッジ」は遠望が美しい

写真:常盤 兼成

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大井川鉄道井川線は「泉大橋」を過ぎると、アプト式と呼ばれる区間がはじまる「アプトいちしろ駅」に到着します。アプト式鉄道とは、鉄道ではすべって上れないような急な坂を、歯車をかませて上るという仕組みで、日本ではこの大井川鉄道井川線でしか見られません。「アプトいちしろ駅」で、連結されたアプト式の電気機関車が、90パーミルという急坂を「長島ダム駅」に向けてゆっくりと客車を押し上げていきます。

しかし今回は「橋めぐり」の旅。アプト式の鉄道や長島ダムもご紹介したいのですが、長島ダムから2駅ほど先の「奥大井湖上駅」に架かる橋を訪ねます。

「奥大井湖上駅」は2つの橋に挟まれた駅で、この2つの橋は「レインボーブリッジ」と呼ばれています。湖上駅には「幸せを呼ぶ鐘・ハッピーベル」があり、訪れるカップルも少なくありません。乗客のほとんどが井川線の列車で訪れるのですが、実はこの「レインボーブリッジ」を美しく見えるところは湖上駅ではありません。湖上駅の対岸にある道路からの遠望がいちばん美しく見られのです。湖上駅を中心とした左右どちらの橋も見られ、時間帯が合えばその橋を走る列車も同時にカメラに収めることができます。晴れた日の美しさもいいのですが、霧がかかった日はなんとも幻想的に風景に出会え、大井川沿線でいちばんおすすめの「橋」です。

さいごに

今回の大井川鉄道「橋めぐり」の旅は車が欠かせません。ご紹介した多くの「橋」は列車からでもご覧になることはできますが、「橋」の遠望が美しい場所もありますので、車が不可欠となります。ただし「泉大橋」は列車から見るのがいちばん美しいので、お車は「奥泉駅」の駅前の無料駐車場に止めて、大井川鉄道井川線の「長島ダム駅」まで往復するのがおすすめ。奥泉駅と長島ダム駅の区間は、「泉大橋」の風景も、アプト式の鉄道区間もどちらも楽しむことができます。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2016/08/27 訪問

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