写真:田中 六花
地図を見る台北から北埔へは、台湾新幹線・高鐵に乗って新竹駅で下車します。そこから"台湾好行"という台湾各地の主要な駅から観光地を結ぶバス(獅山線)を利用し、「北埔老街」で降りれば到着です。交通事情にもよりますが、台北から約1時間半が目安。バスの窓からどんどん変わっていく景色に、旅気分も高まります。
バスを降りればすぐに、可愛いお茶の形をした「北埔老街」の看板が目に入ります。急須の注ぎ口方向に向かってまっすぐ進めば、そこはもう屋台やお土産屋さんが軒を連ねる北埔老街。おいしそうなご飯やお菓子・懐かしいおもちゃなどをひやかしながら歩いてみましょう。
写真:田中 六花
地図を見る北埔の古い街並みの中、静かにたたずむ「北埔慈天宮」。街の中心に位置し、三級古跡の歴史があります。北埔の細い路地を進んで行くと、どこからでも最後にたどり着くのはこの「北埔慈天宮」。昔から何かあればここへ集まったという、地元の人たちのよりどころともいえる場所です。
觀世音菩薩が祀られていて、宮内の木彫り彫刻や色彩の華やかさは目を見張るものがあります。また屋根には龍や虎などの細かい技法が施された彫刻が所狭しと並び、その繊細さにため息がでるほど。周辺に建ち並ぶ「天水堂」や「金廣福公館」といった歴史建築と併せて回りましょう。
写真:田中 六花
地図を見る北埔老街の中に、名産のクスノキを蒸留して抽出した樟脳油の店があります。店頭に置かれた、蛇口の付いた大きな抽出缶が目印。100%純正の樟脳油は、防虫剤のイメージが強い樟脳とは違い、森林浴をしているような爽やかな香りがします。これを塗ると、天然の虫よけになるのだそう。またアロマオイルやバスオイルとして1〜3滴を湯船のお湯に垂らせば、自然豊かな香りに包まれたリラックスタイムが過ごせます。
ここでは、欲しい分だけを瓶詰めしてもらうことが出来ます。日本製の純正樟脳オイルに比べかなりお得なので、どうぞお買い逃しなく!
写真:田中 六花
地図を見る一級古墳でもある「金廣福公館」近くの路地裏に、北埔に来たなら立ち寄りたいと台湾各地から人が集まる大人気の茶芸館「水井茶堂」があります。
1930年ごろに建てられた日本式建築の家屋を改装した店は、どの角度を切り取っても絵になるすてき空間。石の門をくぐり、中へ入りましょう。古いものが大切に手入れされた場所で時間の流れに身をまかせれば、ここがどこか忘れてしまいそうになります。
窓の形や掛け軸・そっと置かれた花などの可愛さも見逃せません。小さな庭から空を眺めれば、日常の慌ただしさが嘘のよう。この上ない至福のひととき、ぜひ時間にせかされることのないよう余裕を持って訪れてくださいね。
写真:田中 六花
地図を見る北埔は、台湾を代表するお茶・東方美人茶の名産地です。「水井茶堂」では厳選の東方美人茶がいただけます。水出し東方美人茶は硬水でじっくりと水出しした冷茶で、やさしい甘みがふわっと広がる極上のおいしさ。歩き疲れた体をさわやかな風味のお茶が癒やしてくれます。
お茶うけのお菓子で選びたいのが、東方美人茶で漬けた茶梅。頬張ると甘酸っぱさの奥にお茶の渋みも感じる、良い茶葉だからこその味わいです。また生姜砂糖をまぶしたスナックはどこか懐かしいおいしさ。食事メニューもあるので、しっかり食べたい人のお腹も満たしてくれます。
また「水井茶堂」では、客家伝統の擂茶体験も楽しめます。擂茶とはピーナッツやカボチャの種・ゴマ・緑茶などをすり鉢ですりおろしていただくお汁粉のような、客家独自のお客様をもてなすお茶。この機会に、ひと味違うお茶文化に触れてみてくださいね!
「北埔」は半日あれば十分満喫できる小さな街。平日と週末では人の多さに差があります。のんびり派さんは平日、にぎやか派さんは週末がおススメ。
時間に余裕があれば、ビーフンの街・新竹へも足を延ばしてみましょう。高鐵・新竹駅から「北埔」や新竹中心地へのアクセスは、高鐵・新竹駅内のインフォメーションで案内してくれます。
台北からの日帰り旅にぴったりなレトロで可愛い街「北埔」。深呼吸して、のんびり歩いてみませんか。
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(2024/4/18更新)
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