名物パフェが絶品!札幌一古いお茶屋「お茶の玉翠園」

名物パフェが絶品!札幌一古いお茶屋「お茶の玉翠園」

更新日:2016/10/12 17:12

北海道はお茶の産地ではありません。お茶は作れるのですが、寒さのため育ちが遅く、向いていないのです。それでも美味しいお茶を飲みたいというお客さんのため、昭和8年、札幌に日本茶専門の卸問屋として創業したのが「お茶の玉翠園」。以来、全国の産地から厳選して美味しいお茶を集め、提供し続けています。名物は、北海道をまるごと表現したという「雪萌えパフェ」。旅行者にも人気のこだわりと楽しみ方をご紹介します!

品揃えは抜群!自分に合ったお茶がきっと見つかる

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お店に入ると、ズラリと並んだ各地のお茶が目に入ります。どれも店主が本当に良いお茶をお客さんに飲んでもらいたい、という思いで厳選したお茶です。お茶が育たない冷涼な北海道でも、ここでは美味しいお茶が手に入ります。「生産者と消費者をつなぐ役割に使命を感じています」と店主。

店内には銀色の焙煎機があり、毎日、丁寧にほうじ茶が炒られています。機械まかせにするのではなく、時々手にとって炒り具合を確かめながらほどよい加減になるまでじっくりと炒ります。おみやげに香り豊かなほうじ茶はいかがでしょう。

完熟抹茶たっぷりの「雪萌えパフェ」

完熟抹茶たっぷりの「雪萌えパフェ」
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お店の名物はなんといっても、北海道産の材料をふんだんに使った「雪萌えパフェ」です。見た目は普通のソフトクリームに見えますが、この中には道産の粒あん、完熟抹茶アイスが隠れています。真っ白いソフトクリームは十勝産の牛乳を使っています。

雪萌えパフェが生まれるきっかけは、あるニュースからでした。生産過剰になった牛乳が破棄されるというものです。農家の苦しみに胸を痛めた店主は考えに考え、商売にしているお茶の知識と道産食材を組み合わせてレシピを開発。何度も試作を重ね、この究極の北海道スイーツが誕生したのです。

ソフトクリームに隠されたパフェの中身をご紹介!

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「雪萌えパフェ」のソフトクリームの下には、こだわりぬいた抹茶アイスと粒あんが隠れています。これだけでも豪華!

北海道の冷涼な気候はお茶の長期熟成に向いています。そこで、玉翠園では、抹茶を月日をかけてじっくりと熟成させ、「北海道完熟抹茶」を作り上げました。この完熟抹茶を季節ごとに2種類合わせて、つなぎは極力おさえたお茶そのものの味わいを楽しめる、究極の抹茶アイスが出来上がりました。

完熟抹茶アイスと十勝産ミルクのソフトクリーム、道産の粒あんの絶妙なハーモニー。抹茶アイスは春と夏の新緑を、粒あんは北の大地と実りの秋を、ソフトクリームはふわふわの雪をイメージしています。北海道を丸ごと表現した「雪萌えパフェ」。ぜひ、じっくりと味わってくださいね。店内で食べるとお茶がサービスで付いてきます。

甘いものが苦手でも楽しめる抹茶ラテ

甘いものが苦手でも楽しめる抹茶ラテ
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甘いものが苦手で抹茶スイーツは味わいたいけれど、「雪萌えパフェ」はハードルが高いという方におすすめなのが「抹茶ラテ」。ラテといっても、飲み物ではありません。ソフトクリームの抹茶がけといったところです。

長期熟成の抹茶がたっぷりとかかったソフトクリームはさっぱりとして、抹茶のほどよい苦みと合わさって疲れを癒やしてくれるとお客様から好評の逸品。なんと、かかっている抹茶には一服分が贅沢に使われていて、濃厚な抹茶を味わえます。もともとは疲れたお客様が訪れたときにのみこっそりと提供された隠れメニューだったとか。ぜひ、ご堪能くださいね。

喫茶のあとは大通公園をのんびり楽しむ

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お茶の玉翠園でたっぷりとお茶やスイーツを楽しんだあとは、歩いてすぐの大通公園へお散歩はいかがでしょう。大通公園はテーマ別に5つのゾーンに分けられます。さっぽろテレビ塔がある国際交流ゾーン、遊具やコンサート会場がある遊びイベントゾーン、北海道開拓に関わった黒田清隆などの人物の像がある歴史・文化ゾーン、バラ園があるサンクガーデンゾーン、写真は「生命体の躍動」をテーマにした噴水がある水と光のゾーン。夏場は出店も出てにぎやかです。

お茶の玉翠園へのアクセス

「お茶の玉翠園」へのアクセスは、徒歩では地下鉄東西線バスセンター駅1番出口を出て左に歩き、一つ目の信号を左に曲がってすぐ、角から二軒目のビルの1階です。車の場合、店舗の隣のビルに立体駐車場があり、お茶の製品1,000円以上お買い上げ(喫茶メニューは除く)で、駐車料金を30分無料となっています。

大通公園へは、お店を出て右手の創成川を渡り、直進、丸井今井デパートが見えたら右に曲がりまっすぐ進みます。

周辺は大型デパートのほか、小さなお店もたくさんあり、ゆっくりと散歩をお楽しみください。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2016/08/25 訪問

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