写真:いまづる めぐ
地図を見る私たち日本人にも有名なモンサンミッシェルがあるノルマンディー地方はフランスの北西に位置しています。ジャンヌダルクが最期を遂げた場所であるルーアンは、クロード・モネがその美しい風景を描いた地としても知られています。
また、ル・アーブルは建築家オーギュスト・ペレによって再建された港町で、ユネスコに登録される世界遺産でもあります。その現代的港町ル・アーブルからノルマンディー橋を越えるとオンフルールが私たちを出迎えます。
実はノルマンディー橋は、広島県尾道市の生口島と愛媛県今治市の大三島を結ぶ“多々羅大橋”と姉妹橋。そんな橋を越えた先にあるオンフルールは人口約8000人が住む、歴史あふれる港町で、貿易業を生業としてきました。現在ではル・アーブルが近代的な港であるのに比べ、オンフルールは木造の建物が建ち並ぶ、歴史あふれる港です。
写真:いまづる めぐ
地図を見るヨーロッパの教会や大聖堂というと、ゴシック様式やローマ様式などで構成される天井が高く、奥行きも広い豪華な建物を想像しますよね。それに比べ、オンフルールにある"サント・カトリーヌ教会"は、当時経済的に困難だった為、石の代わりに木を用い、教会を造り上げました。
他の教会や大聖堂に比べ、こぢんまりとしていますが、木造の教会という独特さが人々の興味を引きつけ、フランス人を始め海外からも多くの人が訪れる教会へと成長し、現在ではオンフルールのシンボルとして親しまれています。
写真:いまづる めぐ
地図を見るフランスで海の幸と言えば、南仏のニースや港町のマルセイユで食べたいと思う方が多いかと思いますが、ノルマンディー地方も海が近いこともあり、海の幸が豊富です。
その中でもオススメなのが、"ムール・フリット"。発祥国はフランスの北、ベルギーですが、フランスでも愛されるムール貝とポテトのセットです。特に港近くのレストランでは必ずと言っていいいほどムール・フリットをオーダーすることが出来、食べ放題のお店も多くありますので、存分に堪能できることでしょう。
ちなみに食べ放題じゃなくても、十分おなかいっぱいになる量ですが、ムール貝をおかわりしたい方は、ポテトだけ食べ放題のところもあるのでお店選びに注意が必要です!
写真:いまづる めぐ
地図を見る日本人にはあまり馴染みのないオンフルールですが、フランス人には観光地として親しまれており、特に夜景に定評があります。多くの絵画の題材にも使用される旧港は、夜には木造の家や船が街灯に反射し、水辺にきれいに映る姿を楽しむことが出来ます。
ノルマンディー地方で作られるリンゴのお酒"カルヴァドス”を味わいつつ、夜景を眺めてはいかが?
パリのサン・ラザール駅からTGVでリジュー駅まで約1時間40分、リジュー駅からバスで約40分〜1時間程の場所にあるオンフルール。有名な場所も魅力的ですが、誰も知らないような場所に足を運んでみませんか?きっとお友達に勧めたくなりますよ。
ちなみに同じくノルマンディー地方のルーアンについては別途記事にまとめていますので、よかったらリンクを覗いてみてくださいね!
この記事の関連MEMO
この記事を書いたナビゲーター
いまづる めぐ
海外を中心に多くの場所を訪れて来ました。東京→フィリピン→フランス→ベトナム→大阪と転々としております!現在は数年後にヨーロッパで働く為に日本で準備中。ベトナムでは旅行会社に勤務していたので、ベトナム…
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(2025/1/16更新)
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