『世界ふしぎ発見!』でもハントされた幻の駅弁!鹿児島「かれい川」

『世界ふしぎ発見!』でもハントされた幻の駅弁!鹿児島「かれい川」

更新日:2016/09/08 17:12

鹿児島県にはJR九州駅弁グランプリV3に輝き、「世界ふしぎ発見!」でも、幻の駅弁と称された駅弁があります。その名も「百年の旅物語かれい川」弁当。
鹿児島の食材が沢山詰まったこだわりの駅弁で、素朴でありながらも上品なお味。駅弁グランプリ三連覇も頷けます。ただし、入手方法がとても限られています。駅構内は土日祝のみ、車内販売も予約が必須。
気になる激レア!な幻の駅弁、是非とも入手してみましょう。

幻の駅弁「かれい川」、どこで売っているの!?

幻の駅弁「かれい川」、どこで売っているの!?
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幻と言われる理由の一つが、この駅弁が非常に入手困難なこと。販売されている場所は、鹿児島県にあるJR肥薩線の「嘉例川駅」駅舎内、または、観光特急「はやとの風」の車内のみとなります。

鹿児島空港から車で10分程の所にある嘉例川駅は、なんと無人駅。その為、土曜・日曜・祝日の10時30分頃に、お弁当を並べた簡易販売所ができます。最盛期には無人駅に行列ができるほど。電車で訪れるお客さんよりも車で訪れるお客さんの方が多いので、時間に余裕がある方は、売り切れる前に早めの時間に訪れることをお薦めします。

「はやとの風」車内で購入をする場合も、2日前までにJR九州の各窓口で予約が必要となりますので、ご注意下さい。

愛情たっぷりの優しいお味「百年の旅物語 かれい川」弁当。

愛情たっぷりの優しいお味「百年の旅物語 かれい川」弁当。
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「かれい川弁当」は、地元の主婦の方が、緑に囲まれた嘉例川駅の駅舎をイメージして地元の野菜だけで作られました。竹皮のお弁当箱にきれいに詰められた、渋めな見た目の郷土料理の数々。

ごはんは、霧島市の棚田でとれた「ひのひかり」に、地元の椎茸と竹の子を炊き込んだもの。おかずは、鹿児島特産のさつま芋の天ぷら「ガネ」、嘉例川の豊富な野菜を使った「千切り大根の煮物」、ナスとカボチャを香ばしい麦みそで田楽に仕上げた「みそ田楽」、「スセ」と呼ばれる、大根と人参の酢の物、地元の椎茸と竹の子を混ぜ込んだ満腹感いっぱいの「嘉例川コロッケ」です。

こんなに手の込んだものが入って、お値段1,050円。駅弁の域を超えた鹿児島の伝統料理が沢山詰まった手作り弁当です。

鹿児島弁で「カニ」の意味、サックサクの「ガネ」は単品売りも!

鹿児島弁で「カニ」の意味、サックサクの「ガネ」は単品売りも!
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「かれい川弁当」のおかずにも入っている「ガネ」は、お弁当売り場の横で単品売りもしています。ガネとは、鹿児島弁で「カニ」のこと。さつまいも・にんじん・ニラを小麦粉と卵、野菜の水分だけで固め、油で揚げた郷土料理です。揚げ上がった形が、カニの形に似ているのでガネと呼ばれています。

口に入れると衣がサクサク、さつま芋の甘みが広がります。ボリュームもあって、これで一つ50円です。お弁当にも入っていますが、追加で買って間違いなしの美味しさです。

幻は駅弁だけじゃない!九州で最古の木造駅舎も必見。

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幻の駅弁「かれい川」が販売されている無人駅「嘉例川駅」も、九州で最古の木造駅舎。100年を超える歴史のある駅舎として有名です。昔ながらの趣のある駅舎から、ホームへと一歩出ると、目の前には新緑が広がり、緑の中に列車のレールが続いていくかのようです。

ホームでは、観光特急「はやとの風」の姿も見ることが出来ます。嘉例川駅には5〜7分ほど停車しますので、写真もゆっくり撮れますよ。レトロでありながら、漆黒のボディに金色の文字がかっこよく、子どもたちにも人気です。訪れる際は、必ず列車の時刻を事前にチェックしましょう!

幻の駅弁で、忘れられない鹿児島の旅を。

入手困難なだけに、味わいは格別な「百年の旅物語 かれい川」弁当。鹿児島の食材がいっぱい詰まった幻の駅弁だからこそ、鹿児島旅行の忘れられない味になるでしょう。

3年連続九州駅弁グランプリナンバー1の駅弁は、皆さんの旅のナンバー1駅弁にも、きっと輝くはずですよ。
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■森の弁当 やまだ屋
<販売所> 
嘉例川駅(午前10時半頃〜土・日・祝日のみ販売)  
特急「はやとの風」車内(2日前までにJR九州の各窓口で予約)

掲載内容は執筆時点のものです。 2015/09/05 訪問

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