写真:安藤 美紀
地図を見るたてもの園は、保存が不可能だと言われていた歴史的に価値の高い建物を移築して、復元することに成功しました。そのため、三井財閥の邸宅(三井八郎右衛門邸)や建築家の邸宅(前川國男邸)、田園調布の邸宅(大川邸)など見応えのあるたてものが、リアルに復元されています。
また、外から見るだけではなく、実際に玄関から家の中に入ることも出来ます。キッチン・リビング・トイレなど、真近で見れるのはとっても貴重な体験!懐かしの「ジリリーン」という黒電話が置いてあったり、家電製品も当時のまま。今でもそこで生活しているような生々しさがあります。
この写真のたてものは、台東区の下谷にあった庶民的な居酒屋「鍵屋」。店内にはいると、昔のラベルのビールやお銚子、日本酒の瓶がずらーっと並んでいます。このまま1杯やっていけそうな雰囲気!
たてもの園にある銭湯や下町の商家は、映画「千と千尋の神隠し」で描かれた建物のモデルにもなりました。「あっ、ここは映画に出てきた場所じゃない?」そんな風に探してみるのも楽しいでしょう。
写真:安藤 美紀
地図を見るたてもの園の一角では、ボランティアの方と一緒に風車を作ることが出来ます(無料)。息を吹きかけてクルクル回る風車は、今の時代にあるような豪華なおもちゃではありませんが、温かみがあって心がこもっていますよね。
また、囲炉裏を囲んで昔話を聞いたり、紙芝居を見たり。昭和初期の情景を一緒に体験出来るのも楽しみの一つです!
写真:安藤 美紀
地図を見るたてもの園は、センターゾーン・西ゾーン・東ゾーンと大きく3つに分かれています。私が最もおすすめするのは東ゾーン。ここは、懐かしの銭湯や文具店、交番、花屋、お醤油屋さん等があります。1軒1軒が忠実に再現されていて、見ているだけでもとっても楽しいエリア!
写真の建物は、武居三省堂という文具屋。神田にあったものを移築してきたものです。中に入ると、カラフルなチューブに入った白い糊が!「これ、小学生の時に使ったやつ♪」懐かしい想い出の文具がいっぱいです。
写真:安藤 美紀
地図を見るこの干物は、乾物屋さん「大和家本店」の店先で飾られていたもの。イカや昆布やしいたけなど、並んでいるものは全て本物。お買い物に来たみたいで、楽しくなっちゃいます。
写真:安藤 美紀
地図を見る今は物が豊かで、お金さえ出せば何でも買えてしまう時代。子供たちに、昔の遊びや暮らし方を知ってもらえるのが「たてもの園」です。人から何か与えてもらうだけではなく、自分で工夫して遊ぶ楽しさや、心温まる昔の暮らしに触れられる「たてもの園」に、親子で訪れてみませんか?
【江戸東京たてもの園】
住所: 〒184-0005 東京都小金井市桜町3-7-1(都立小金井公園内)
TEL:042-388-3300
営業時間 : 4月〜9月:午前9時30分〜午後5時30分、10月〜3月:午前9時30分〜午後4時30分
入園料 : 400円
この記事の関連MEMO
- PR -
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索
(2023/12/10更新)
- 広告 -