「紅桜公園」は札幌穴場の紅葉名所!25,000坪の秋絶景

「紅桜公園」は札幌穴場の紅葉名所!25,000坪の秋絶景

更新日:2018/09/26 16:28

ろぼたんのプロフィール写真 ろぼたん 週末の旅人、北国グルメ推進委員会
札幌の郊外、地下鉄自衛隊前駅徒歩20分。総面積約25,000坪という広大な敷地面積を持つ「紅桜公園」はその名の通り、春の「桜」、秋の「広葉樹林の紅葉」が見事な美しい公園です。

明治22年、火山灰地の原始林だったこの地を北陸金沢から入植した初代園主らが開墾。道内屈指の美林と称されるようになった「紅桜公園」は造園を重ね、兼六園のような風情と北海道らしい雄大さが融合した特徴ある自然公園となっています。

燃えるような紅葉の山!開拓神社と紅桜公園の生い立ち

燃えるような紅葉の山!開拓神社と紅桜公園の生い立ち

写真:ろぼたん

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当時まだ人間のものというより熊や鹿のものだった「紅桜公園」が開墾されたのは、明治中頃。北陸から入植してきた園主たちによって拓かれたこの地は、二代目園主に受け継がれ、金沢の兼六園をモデルに数十年かけて現在の「紅桜公園」が造られました。古くは「桜山」といわれた山は今では「自然公園」となり、花見や紅葉の名所として市民に親しまれています。

園内の鳥居(写真)のある「開拓神社」には、入植した初代や二代目を含めた14名の開拓者が祀られています。

燃えるような紅葉の山!開拓神社と紅桜公園の生い立ち

写真:ろぼたん

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先ほどの写真の鳥居の奥には山しかみえないため、この先には何があるのだろう…と冒険心が芽生えてくるかもしれません。

燃えるような紅葉の山!開拓神社と紅桜公園の生い立ち

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木漏れ日の中、紅葉の美しい山を登った先に見えるのは、「山乃神(山の神)」。「開拓神社」には開拓者のほかに「山乃神」も祀られています。石切場で働く人々の安全を祈願して建立されたものですが、鮮やかで燃えるような美しい山の上に鎮座するのが、「山乃神」とはなんともピッタリ。ここには「山乃神」がいる…と思って景色を見ると、また違った見え方がするかもしれません。

鳥居をくぐって階段を上がった先はさほど距離はありませんが、傾斜があり足元がよくないので、登る場合は歩きやすい靴で。

「紅桜公園」の見頃と見どころ

「紅桜公園」の見頃と見どころ

写真:ろぼたん

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10月初旬〜中旬に色づき始める北海道の秋。「紅桜公園」は例年10月中旬に最も見頃となります。

園内には数千にも及ぶ木々、橋あり、山あり、池ありの鮮やかな色彩を感じることができる散策路が続いています。大きいものでは60トンにも及ぶ巨石を集めた場所や、日本一の大灯篭ともよばれる雪見大灯篭、人工の滝なども。ぐるりと散策路を歩いてまわるだけで、少なくとも30分〜40分程度は時間を見ておきたいところ。

「紅桜公園」の見頃と見どころ

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都会の喧騒を忘れさせてくれる風情ある庭園は、北海道の自然らしいダイナミックさと、丹精込めた造園の見事さが組み合わさったものとなっています。

「紅桜公園」の見頃と見どころ

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春にはエゾ山桜、八重桜、ソメイ吉野、しば桜と4種の桜が楽しめる「紅桜公園」の秋の見所はなんといっても黄色や紅色に染まる紅葉です。

北海道の秋紅葉の中でも「紅桜公園」の鮮やさは格別。変化に富んだ風景は、視線をどの方向に向けるかで違った美しさを感じさせてくれます。

「紅桜公園」には釣り堀、日本庭園、数寄屋造のお茶室も

「紅桜公園」には釣り堀、日本庭園、数寄屋造のお茶室も

写真:ろぼたん

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「紅桜公園」にはお茶会などを行える本格的なお茶室があり、庭園を眺めながら野点を楽しむことが可能。えぞ数奇屋造の建物も風情があります。

「紅桜公園」には釣り堀、日本庭園、数寄屋造のお茶室も

写真:ろぼたん

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筆者のおすすめは、お茶屋(茶房 雪月風花)で、抹茶やお点前珈琲、甘味でほっこり一休みすること。秋色に染まる日本庭園を眺めて一服してはいかがでしょう。

「紅桜公園」には釣り堀、日本庭園、数寄屋造のお茶室も

写真:ろぼたん

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また、「べにざくら本館」では生ラムやロールラムのジンギスカンやシャブシャブなどのお食事が可能。春から秋にかけては釣り堀で釣ったニジマスの料理も提供されます。

フォトジェニックな散策路

フォトジェニックな散策路

写真:ろぼたん

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趣のある建物、植樹された様々な木々など25,000坪もの敷地内はフォトジェニックなスポットがいっぱい。

フォトジェニックな散策路

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晩秋になると、こんな紅葉絨毯の上を歩いていいの?と思えるような道に出遭えることも。

フォトジェニックな散策路

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心を奪われる自然の美しい色合いやドラマチックな風景の散策が楽しめます。

「紅桜公園」鮮やかな紅を味わう

「紅桜公園」鮮やかな紅を味わう

写真:ろぼたん

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北海道らしい広大な敷地の中で楽しめる紅葉スポット「紅桜公園」は、札幌在住者にも意外に知られていない穴場のスポット。

落ち着いた雰囲気の庭園なので、ゆっくり時間をかけて散策したいという方に「紅桜公園」はオススメです。

「紅桜公園」鮮やかな紅を味わう

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札幌には美しい紅葉が楽しめる公園が多くありますが、市内の紅葉スポットは黄色がメインなのが特徴。紅色が美しく、赤と黄と緑の木々を同時に楽しめる「紅桜公園」は札幌市内では珍しいタイプの紅葉スポットです。

「紅桜公園」鮮やかな紅を味わう

写真:ろぼたん

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10月の紅葉前線が札幌に訪れる頃、「紅桜公園」で、紅葉狩りを楽しんではいかがでしょう。

<紅桜公園の基本情報>

住所:北海道札幌市南区澄川389-6
電話番号:011-581-4858
入園料:300円(小学生以下無料)
営業時間:10:00〜18:30(飲食受付終了)
定休日:月曜日
アクセス:地下鉄…南北線自衛隊前駅 徒歩20分、バス…澄川南小学校停留所 徒歩5分
駐車場:100台(無料)

2018年5月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2015/10/18−2017/10/15 訪問

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