世界遺産「平泉」で美しい"紅葉"と"オリジナルスイーツ"を巡る

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世界遺産「平泉」で美しい"紅葉"と"オリジナルスイーツ"を巡る

世界遺産「平泉」で美しい"紅葉"と"オリジナルスイーツ"を巡る

更新日:2016/09/13 16:21

彰 伴治のプロフィール写真 彰 伴治 温泉ソムリエマスター、平泉世界遺産ネット検定1級、三陸鉄道ネット検定1級、岩手おもてなしネット検定1級

2011年に世界遺産登録された「平泉」。中尊寺や毛越寺に代表される美しい寺社や庭園が有名ですが、紅葉の時期にはその美しさが一段と増します。平泉の紅葉は10月中旬から始まり見頃は10月下旬から11月上旬、気候も穏やかなので多くの観光客で賑わいます。また、合わせて楽しみたいのが地元の食材で作るオリジナルの創作スイーツ。平泉でしか味わうことのできない美しい紅葉とオリジナルスイーツをご紹介します。

「中尊寺」の参道は虹色のトンネル!

「中尊寺」の参道は虹色のトンネル!

写真:彰 伴治

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JR平泉駅から徒歩で約25分、世界遺産平泉を代表するお寺「中尊寺」は嘉永3年(850年)比叡山延暦寺の高僧慈覚大師円仁よって開山され、12世紀のはじめに奥州藤原氏初代清衡により本堂をはじめとした多くの寺社が建立されました。

中でもひときわ素晴らしいのが「金色堂」。中尊寺は度重なる火災によりほぼ全ての建物が後の時代に建てられたものですが、金色堂だけは代々人々の努力によって焼失を逃れ、皆金色と言われる黄金に光り輝く創建当時のままの姿で残っています。

その本堂から金色堂までの参道は、秋のシーズンには赤や黄に染まったヤマモミジやイロハモミジと、常緑樹の緑によるコントラストがとても美しい紅葉を見ることができます。きれいに色づいた木々に囲まれた参道はまるで虹色のトンネル。訪れた人は皆立ち止まって写真を撮るのでしばしば渋滞が起こることも。

中尊寺では紅葉の時期に合わせて毎年10月20日から11月15日まで「中尊寺菊まつり」が、また11月1日から3日までは「秋の藤原まつり」が開催されます。中尊寺菊まつりでは内閣総理大臣賞をはじめ数々の賞に輝いた素晴らしい菊が、秋の藤原まつりでは子供たちによる郷土芸能や、中尊寺能が奉納され無料で観覧できるので、菊や能がお好きな方は紅葉とセットで楽しまれるのもお勧めです。

漆と金の器で頂く美しい「秀衡あんみつ」はここにしかない一品!

漆と金の器で頂く美しい「秀衡あんみつ」はここにしかない一品!

写真:彰 伴治

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南部鉄器などと共に岩手を代表する工芸品「秀衡塗」。経済産業大臣より「伝統的工芸品」の指定を受ける美しい漆塗は、奥州藤原氏三代当主秀衡が京より腕利きの職人を迎え、地元の漆と金をふんだんに使った器を作らせたのが起源とされていて、金色堂と共に平泉の黄金文化を今に伝える芸術品です。

平泉駅から徒歩3分、毛越寺へ向かう通りにある小さなカフェ「琥珀」では、秀衡塗の器に美しく盛り付けられ、金粉がのったフルーツあんみつ「秀衡あんみつ」が頂けます。もち文化の里でもある平泉らしく、白玉に見えるのは地元産のもち米で作った小さいおもち。お茶もお隣一関市産の桑の葉茶と地元の食材にこだわっています。

秀衡あんみつは、正月だけでなくあらゆる祝い事や客のもてなしなどに一年中もちを食べる平泉のもち文化と、平安時代から続く黄金文化を一度に味わえるここにしかない一品です。平泉にお越しの際は是非お召し上がり下さい。

「毛越寺」の紅葉は浄土庭園をより一層引き立てる

「毛越寺」の紅葉は浄土庭園をより一層引き立てる

写真:彰 伴治

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カフェ琥珀から徒歩5分、中尊寺と並び世界遺産平泉を代表するお寺の「毛越寺」。二代基衡、三代秀衡により多くの伽藍が造営され、最盛期には中尊寺をしのぐ規模だったと言われますが、度重なる火災ですべての建物を焼失し、現在は後の時代に建てられた本堂などの三つのお堂が建つのみ。しかし、大泉が池を中心とした浄土庭園は見事に当時のままの姿を残しています。

毛越寺の庭園は、平安時代に書かれた日本最古の庭園書である作庭記に基づいて作られ、出島の立石や州浜そして周囲の杉並木が、800年以上前の優美な平安文化を今に伝える学術的にも極めて貴重な遺構です。

春は桜、夏は新緑、冬には雪景色と四季折々に美しい姿を魅せる毛越寺の浄土庭園ですが、特に紅葉の時期には真っ赤に色づいたモミジと杉の緑、そして秋空の青が水面に映り一段と庭園の素晴らしさを引き立てます。

写真は大泉が池の立石と紅葉ですが、毎年5月に曲水の宴(ごくすいのえん)が行われる遣水(やりみず)や、本堂とは池の正反対にある常行堂(じょうぎょうどう)の周りの紅葉もとても素晴らしいので、毛越寺では是非境内を一周してその素晴らしい紅葉と浄土庭園を満喫して下さい。

是非とも足を延ばしたい「達谷窟毘沙門堂」

是非とも足を延ばしたい「達谷窟毘沙門堂」

写真:彰 伴治

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JR平泉駅から毛越寺門前を通り車で約10分、のどかな田園風景が広がる県道沿いに建つ「達谷窟毘沙門堂(たっこくのいわやびしゃもんどう)」。延暦20年(801年)創建と中尊寺や毛越寺よりも古い歴史を誇るお堂は、時の征夷大将軍坂上田村麻呂がこの地で悪事を働き領民を苦しめていた蝦夷(えぞ)を成敗したことを記念し、京の清水の舞台を模して精舎を建てたのが始まりと言われています。

独特な様式の三つの鳥居を抜けた先に、切り立った岩に食い込むように建つそのお堂は見る者を圧倒する迫力。その達谷窟毘沙門堂の紅葉も実にすばらしく、朱に彩られた鳥居やお堂とモミジが境内を燃える様に染め上げます。

駅から約6キロと少し距離がありますが自転車で訪れるのもお勧め。駅前でレンタサイクルを借りてさわやかな秋風を感じ、黄金色に染まる田園風景を眺めながらのんびりサイクリングするのもとても気持ちが良いものです。是非ともこの素晴らしいお堂まで少し足を延ばしてみて下さい。

自家製ブルーベリーの創作ジェラート「KOZENJI Cafe」

自家製ブルーベリーの創作ジェラート「KOZENJI Cafe」

写真:彰 伴治

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平泉の紅葉は色のコントラストが素晴らしいのですが、その紅葉の様に色とりどりのジェラートが頂けるお店があります。そこは平泉駅から徒歩5分、旧国道4号線を少し一関方面へ行ったところにある「KOZENJI Cafe(コゼンジ カフェ)」。

自家栽培のブルーベリーをメインに、地元で採れたイチゴやカボチャ、トマトなどの果物や野菜を使ったオリジナルの創作ジェラートは色鮮やかで味は濃厚!。ワッフルコーンも地元産の小麦で作ったオリジナル。地産地消に徹底的にこだわっています。

写真はスタッフおまかせ5種のアイス。お店に入るとその種類の多さにどれを食べようか迷ってしまいますが、そんな方にお勧めなのがこれです。スタッフがその日のお勧めを選んで、少し小さめに5種類のアイスを盛り付けるのですが、初めに苦手なものや食べられないものを聞いてくれるので安心です。

これも平泉でしか食べられない一品です。是非お試しください。

「平泉」ならではの紅葉と創作スイーツを堪能!

いかがでしたか?
「平泉」は浄土思想を表現した類まれなる景観が評価され世界遺産登録されましたが、その美しい建物や庭園は周りの木々や花々が織りなす四季の風情を背景に、様々な表情を魅せてくれます。特に紅葉の時期はひと際美しさを増し、気候も穏やかで訪れるには最高の季節。是非、紅葉狩りとオリジナルのスイーツで平泉の素晴らしさを味わってみて下さい。

なお、紅葉の時期は毎年異なります。またあんみつやジェラートのメニューも時期により異なりますので、お出かけ前に関連MEMOに記載した公式ホームページまたはfacebookでご確認されることをお勧めします。

掲載内容は執筆時点のものです。 2015/11/03 訪問

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