写真:津田 泰輔
地図を見る原不動滝は不動滝公園として整備されており、キャンプ場やリンゴ園、そして温泉と宿泊施設などを備えたレジャースポットとなっている。
滝へは駐車場からキャンプ場を横目に川沿いの道を歩いて行けば、5分ほどで不動明王が鎮座する滝への入口に到着する。
不動滝と名のつく滝は全国に数多くあり、このように不動明王を祀っている滝も珍しくはないのだが、恐らく人々は滝の雄大な姿に不動明王の姿を重ねたのだろう。
ここは一つ、不動明王からもパワーをもらっておくことにしよう。
写真:津田 泰輔
地図を見る入口で200円を払っていざ原不動の滝へ。
まずは川の上にかけられた吊橋を通って進む。
上を歩くと少し揺れるが、かなりしっかりした吊橋なので怖いというほどではない。
揺れる吊橋で怖がる彼女の手を握って…というシチュエーションには少々厳しいかも。
吊橋の上にはモミジが覆いかぶさっているので、秋には綺麗な紅葉のトンネルになることだろう。紅葉で赤く染まった吊橋のトンネルを歩くのも、ロマンチックかもしれない。
写真:津田 泰輔
地図を見る吊橋を渡ると、今度は少し急な斜面の階段が続く。階段を登ると再び吊橋が現れる。
この吊橋が原不動の滝を正面から見られる展望台となっている。
原不動の滝は3段の流れになっており、総落差は88mの立派な滝だ。1段目は写真では分かりにくいが小さな落差の滝。2段目が主瀑とも言える優雅さと豪快さを兼ね備えた立派な滝である。
写真:津田 泰輔
地図を見る岩肌をいく筋にも水が伝って落ちていき、最後は滝壺に水しぶきを上げながら落ちていく。
ちょうど滝の前にモミジの木があり、紅葉のシーズンともなれば美しく色づいてくれることだろう。
そしてさらに滝壺からあふれ出した水が3段目の滝となってさらに下の川へと落ちていく。
写真:津田 泰輔
地図を見る原不動の滝が夫婦円満の滝と呼ばれる所以はこの3段目にある。
先ほどの滝壺から流れる滝の横に寄り添うように左からもう1本滝がかかっている。
実はこれ、まったく別々の川の流れなのだ。
右側は男滝、左側は女滝とそれぞれ名前がつけられ、別々の道を歩んできた男女が一つの川となって流れていく。
まさに縁結びの滝ではないだろうか。
吊橋の上で揺られながら、優美な滝の流れをしばらく眺めて時の流れを感じてみる。
夫婦で訪れるのも良し、恋人同士で訪れるのも良し、または恋愛祈願で訪れるのも良し。水の流れをゆっくり眺めてで心を癒して帰ろう。
原不動の滝がある宍粟市は、山と川が織り成すほんとにのどかな里山風景が続く場所。兵庫県の西の端にあるので都心からは少し遠いが、なんだか田舎に帰ってきたみたいに、ゆったりとした時間の流れを感じる場所である。
いつもは観光客も少なくゆっくり見ることができる。ただし紅葉のメッカとして有名な場所なので、このシーズンだけは多くの人々が訪れる。駐車場がいっぱいになったりすることもあるので注意して出かけけたい。
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(2024/9/16更新)
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