46億年の地球から始まる!群馬県立自然史博物館で、群馬の自然史を学ぼう

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46億年の地球から始まる!群馬県立自然史博物館で、群馬の自然史を学ぼう

46億年の地球から始まる!群馬県立自然史博物館で、群馬の自然史を学ぼう

更新日:2016/10/19 10:12

やまと ふみよしのプロフィール写真 やまと ふみよし アクティブシニアの旅行ガイド

群馬県富岡市のもみじ平総合公園にある群馬県立自然史博物館は、46億年の地球や、生命の誕生、恐竜の時代、人類の進化に加え、武尊山や尾瀬などの群馬の自然と自然史をテーマとするミュージアム。

公園内には、野球場や市民体育館などのスポーツ施設、市立美術博物館などの文化施設に、芝生広場やウォーキングコースがあります。また、園内からは、赤城山や榛名山が見え博物館の見学と共に、ピクニックや散策が楽しめます。

青い光に包まれた“タイムトンネル”を抜けると46億年前の地球!

青い光に包まれた“タイムトンネル”を抜けると46億年前の地球!

写真:やまと ふみよし

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自然史博物館のエントランスは青い光に包まれたトンネルのよう。中に入ると、ビジネスバッグを持った現代人から、第三紀の霊長類のエジプトピテクス、最初期の哺乳類のモルカヌコドンと続き、両生類、魚類、そして、炭素、水素と元素にさかのぼります。“タイムトンネル”を連想させるエントランスを抜けると46億年前の地球から始まる展示コーナー「地球の時代」が始まります。

太陽の周辺を回る微惑星が衝突と融合を繰り返し原始の地球が誕生します。初期の地球はマントルの海に囲まれた灼熱の世界、鉄やニッケルなどの思い物資が地球の中心に集まり、コアが形成され、徐々に冷えた地表には大気と海が誕生します。

展示は、5億年前のゴンドナワ超大陸から現在の5大陸になったプレート運動のビデオ放映、アクリル製の床下に再現された、トリケラトップスの発掘現場“ボーンベット”があり、空中遊泳をしている気分になります。

地球は恐竜の時代になり、そして哺乳類が支配する!

地球は恐竜の時代になり、そして哺乳類が支配する!

写真:やまと ふみよし

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展示は古生代から中生代に移ります。中生代の海には、アンモナイトやベルムタイトなどのアンモナイト類や長頭竜類や魚竜類などの海生爬虫類が繁栄しました。展示物には、アンモナイトや、ベルムナイト、シーラカンスの仲間のコエラカントウス・パンフェンシスの化石と共に、アンモナイト類の進化の系統図があります。

中生代は恐竜の時代です。自然史博物館にも、さまざまな恐竜の骨格模型や復元模型が展示されています。ボーンベットで発掘されたトリケラトップスも頭の部分と胴の部分、尾の部分をつなぎ合わせた骨格模型に、映画ジュラシック・パークに登場したティランノサウルスやニワトリに似ているガリミムス、最大の恐竜ブラキオサウルスが展示されている様は迫力があります。

実際のブナで作ったジオラマや尾瀬シアターがある「群馬の自然と環境」

実際のブナで作ったジオラマや尾瀬シアターがある「群馬の自然と環境」

写真:やまと ふみよし

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「地球の時代」の次は、武尊山や赤城山、榛名山の山々、群馬県が源流の利根川や、ミズバショウで有名な尾瀬と、群馬県の豊かな自然の展示と変わります。利根川の上流、中流、下流に住む、魚類や鳥類、昆虫をパネルや標本、水槽で丁寧に展示されています。

赤城山や榛名山、妙義山などの山々の展示には、実際のブナを運んで作った武尊山の林を再現した「群馬の山地帯」。林に住む、蝶や甲虫の標本展示に、カッコウやヤマガラなどの鳥類をジオラマの林に潜ませる演出に思わず夢中になって鳥を探してしまいます。

円錐形の尾瀬シアターは10分程度の映像展示、冬の雪解けと共に目覚めた至仏山のナレーションが始まり、ミズバショウの精“ミズビー”が案内します。春のミズバショウに、ザゼンソウ、夏のニッコウキスゲに、ヒツジグサ、オゼコウホネ、短い秋にはイワショウブに、ブナやクサモミジの紅葉と可憐な山野草を中心に尾瀬の自然を紹介してくれます。

見て、触れる展示コーナー「ダーウィンの部屋」は人型ロボットのチャーリーが案内!

見て、触れる展示コーナー「ダーウィンの部屋」は人型ロボットのチャーリーが案内!

写真:やまと ふみよし

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階段を上るとマレーグマ、ツキノワグマ、ヒグマ、ホッキョクグマの剥製が並べられています。これは、「同じ種でも寒い地域に生息すると体重は大きくなる」という、“ベルクマンの法則”を展示したもの。廊下の先には「博物学者の部屋」と書かれています。

部屋に入ると昆虫や海藻の標本、化石や鉱石が収納棚に展示されています。迎えてくれるのは、ロボット博士の“チャーリー”書斎には、初期の顕微鏡と進化論を提唱したダーウィンがメアリー・トリートに宛てた手紙が展示されています。「ダーウィンの部屋」では、収納棚の引出を開いて見ることや、化石や岩石、骨に触れることが出来ます。

隣の部屋には、ジャコウウシやライオン、チーターなど、20〜30体の剥製、木箱で運ばれた恐竜の大腿骨に、巨大恐竜アパトサウルスの足跡化石には、「すわってみよう」と案内が書かれています。「ダーウィンの部屋」の部屋は、貴重な展示物をのぞいたリ触ったりできる体験型の展示コーナーです。

猿は人類の祖先なのだろうか?今のサルは未来の人間?答えは「自然界におけるヒト」で!

猿は人類の祖先なのだろうか?今のサルは未来の人間?答えは「自然界におけるヒト」で!

写真:やまと ふみよし

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近代分類学を確立した“カールリンネ”によるヒトの分類は“動物界・脊椎動物門・脊椎動物亜門・・(省略)・・ホモ属・サビエンス種”、学名は“ホモ・サビエンス”です。第4の展示コーナー「自然界におけるヒト」は、“動物界のヒト”の視点からヒトの特徴や、起源、進化を見ることが出来ます。(省略のない分類名は博物館で)

霊長類の分類でのヒトは、“真猿亜目・狭鼻独下目・ヒト上科・ヒト科”に属し、同じ“ヒト上科”には、テナガザルやチンパンジー、ゴリラ、オランウータンがいます。最初の霊長類は、6500万年前の“ブルガトリウス”と考えられ、その後、ヒトやチンパンジー、ゴリラとオランウータンが別な系統に分かれ、約500万年前にチンパンジーとヒトの共通祖先から別れました。しかし、分岐点となるヒトの祖先の化石はいまだ発見されていません。

動物界から見るヒトは新鮮な視点!群馬県立自然史博物館は新たな発見の場!!

群馬県立自然史博物館では、自然史とは「地球や生命の歴史、動物や植物、鉱物など、自然界に存在する全てを研究する学問」と紹介しています。展示コーナーは46億年前から古生代、中生代、新生代をたどる「地球の時代」、赤城山や榛名山、尾瀬湿原を有する豊かな自然を展示する「群馬の自然と環境」など、本格的な内容を展示する博物館です。

「ダーウィンの部屋」では、化石や骨格模型、顕微鏡を覗いたり、触れて見学することが出来、「自然界におけるヒト」では、動物界のヒトという視点から私たちを見ることが出来ます。自然史博物館では、紹介した常設展示のほか、企画展示や夜の天体観測、ナイトツアーなども開催されているので、ホームページで確認してください。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2016/08/31 訪問

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