写真:浅井 みら野
地図を見るフランクフルトの繁華街、ハウプトバッヘ(Hauptwache)から徒歩5分にある「クラインマルクトハレ」は小さな市場という意味。名前の通り、街にすっぽり溶け込むサイズ(1500平方m)ですが、敷地面積いっぱいに60店舗ほどのお店が並び、様々な食品が売られています。
朝8時からオープンし、その日に出荷した野菜、果物はとても新鮮で色鮮やかですよ。お昼頃には、サンドウィッチやお惣菜を求めに長蛇の列ができることも。営業時間は、平日8:00〜18:00、土曜8:00〜16:00、日曜祝日は定休日です。
写真:浅井 みら野
地図を見る市場を訪れる魅力のひとつとして、現地の食文化に触れられることではないでしょうか。ドイツをはじめ、ヨーロッパはパン食。フランスのクロワッサンなど、国ごとに違うパンがあり、食べ比べてみるのもお勧めです。ドイツのパン?といえば、ライ麦使用の中身がぎっしり詰まった黒パンが有名。
他にもケシの実(Mohn)を使ったパンもよく見かけますので、ぜひお試しあれ。味はありませんが、つぶつぶの食感がくせになる優しいパンです。ケシの実をペーストにした甘いパンもあるなどバリエーションも豊富なんですよ。パン屋「Backwerk(バックヴェァク)」は黒パンやケシの実パンなど定番だけでなく、フランクフルト名物のハッデクーヘン(Haddekuche)も売られています。シナモンやナッツ類、オレンジなどを含んだ甘いパンで、ダイヤ型が特徴です。
写真:浅井 みら野
地図を見るドイツといえばソーセージ!と連想する方もいるはず…。その理由のひとつが、覚えきれないほどの種類の多さではないでしょうか。国内の都市にそれぞれの名物ソーセージ(例えばミュンヘンは白ソーセージ)があるほど。フランクフルトも例外でなく、「フランクフルター(Frankfurter)」とよばれるご当地のソーセージがあります。
精肉店「Ullmann(ウルマン)」のガラスケースをのぞけば、太さや色の異なる様々なソーセージ、ハムがずらり。ソーセージはチーズ入りやハーブ入りなどシンプルなものから、ひと工夫されたものもあり、まるで博物館の展示を見ているようです。キッチンがない旅行者にも嬉しいことに、調理されたソーセージやローストされたお肉のかたまりが売られています。その場でパンに挟んで食べられますので、地元の方も気軽に買いにくるお店です。
写真:浅井 みら野
地図を見る季節によって棚に並ぶ商品が変わる野菜・フルーツ売り場。その日に出荷されたばかりの商品は、色が濃く、みずみずしさが伝わってきます。「Muller(ミュラー)」は、新鮮で美味しい野菜とフルーツが手に入ることで、地元で人気な青果店です。
日本ではあまり見ない種類も多く売られていますよ。腕ほど太くて大きなキュウリは迫力があり、種なしぶどうもヨーロッパでは安く手に入ります。名物白アスパラガス(シュパーゲル)が棚に並び始めれば、待ちわびた春の始まり。夏に訪れた際は、まるでぎゅっとつぶれてしまったような見た目の桃”プラットプフィルジッヒ(Plattpfirsich)”がおすすめ。皮ごと食べられ、予想以上の甘さで驚く方もいるほど。
写真:浅井 みら野
地図を見るチーズを買うなら「Kase Thomas(ケーゼ トーマス)」がおすすめ。こちらのお店はドイツで作られたチーズだけでなく、隣国フランスからもチーズも仕入れているなど、美味しいチーズを多く取り揃えているお店です。
チーズの種類も多く、原料にヒツジやヤギの乳を使っている商品もあり、食べ比べてみるのもお勧めですよ。例えば、ドイツではワインやビールが安く手に入りますので、チーズやサラミ、惣菜をクラインマルクトハレで買い、ホテルでのんびり、カジュアルな夕飯をとるのも素敵ですね。
クラインマルクトハレは2階建てで、西側玄関の上は美味しいワインを飲めるスペースがあります。昼間から多くの人が訪れ、楽しいひとときを過ごしていますよ。ワイン好きの方は訪れてみるのはいかがでしょうか。
市場なので野菜や生鮮食品が多いですが、調理されたものもあり、その場で食べられるものも多いです。値段もレストランと比べ、安くて美味しいので、地元も旅行者も大満足。ドイツ人に人気の食材が並び、現地の食文化に触れられるお勧めの場所です。
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(2024/12/4更新)
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