写真:ShinYah シンヤ
地図を見る質志鍾乳洞へは、車でのアクセスが便利です。2015年に全線開通した京都縦貫自動車道を使うと、京都市内から1時間強で辿り着く事が出来ます。また「天橋立」や「舞鶴」などがある北近畿方面への通り道でもあるので、それらの観光がてらに立ち寄るにも便利です。
尚、冬季は開洞日が限られている為、訪れる際は事前にHP等でよく確認される事をおススメします。
写真:ShinYah シンヤ
地図を見る京都府指定の天然記念物に指定されている質志鍾乳洞は、京都府中部の山岳地帯にあって周辺は緑豊かな木々に囲まれています。この辺りは「質志鍾乳洞公園」として整備され、鍾乳洞の他にもキャンプ場や釣りなどアウトドア施設もあり、様々なレジャーを楽しむ事ができるスポットになっています。
鍾乳洞の入口は山の斜面にあるので、そこへのアプローチはちょっとした登山の気分!マイナスイオンたっぷりの森林を通って、鍾乳洞の入口を目指しましょう。
尚、洞窟入口横には無料でレンタル可能なスニーカーが置いてあります。洞窟内は足元が大変滑り易いため、アウトドアに適さない靴でお越しの際は、それに履き替えて入洞される事をおススメします。
写真:ShinYah シンヤ
地図を見る質志鍾乳洞の探検は、洞窟入口に架けられた急勾配の下り階段から始まります。総延長52.5メートルの洞窟は、入口から最深部までおよそ25メートルの深さを持ち、探検者は鉄格子の階段や梯子を使って最深部を目指します。
洞窟内の平均気温は12度〜15度と涼しく、夏の暑い日にはピッタリ!この鍾乳洞は最も広い所で幅4メートルと、あまり広い空間を持つ洞窟ではありませんが、入口を入って間もなくすると「黄金柱」や「岩戸唐滝」などと名づけられた鍾乳石の壁がそびえ立つ姿を見る事が出来、この様に大きな鍾乳石は最初のエリアに集中しています。
洞窟内にはペルム紀(およそ2億9千万年前)のフズリナやウミユリなど太古の海にいた生物の化石も発見されているので、壁面を注視して探してみるのも面白いです。
写真:ShinYah シンヤ
地図を見る鍾乳石がそびえ立つエリアを抜けると、いよいよ質志鍾乳洞の醍醐味!ほぼ垂直に切り立った絶壁を、鉄格子の梯子で降りて行きます。岩肌が迫る狭い空間を梯子一本で降りてゆく様はスリル満点!梯子から下を見ると、まるで奈落の底へ落ちてゆくかの様で目が眩みます。
梯子には転落防止の為の格子が付いていますが、油断は禁物!鉄パイプは地下水に濡れているので滑り易く、時に握る手が外れてしまい兼ねないほど。特に降りる時は細心の注意が必要です。また常に12度の気温に晒されている為、握ると手がかじかむ程に冷たいですから、心配な方は滑り止めの付いた軍手を持参すると心強いでしょう。
狭い鉄格子の中での昇り降りは想像以上に難しく、また相当な腕力を必要としますから、体力に自信の無い方や小さなお子様連れの方は決して無理をせず、万全の体制で臨む事を強くおススメします。
写真:ShinYah シンヤ
地図を見る洞窟内でじっとしていると、やがて「キュイキュイ」といった鳴き声と共にパタパタと羽ばたく音が聞こえてきます。質志鍾乳洞には沢山のコウモリが生息していて、その遭遇率は他の鍾乳洞より遙かに高く、大量のコウモリに出合えるチャンスです!その為、コウモリの冬眠保護の目的で冬季(1月、2月)は鍾乳洞が閉鎖されます。
静かにカメラを構えていると、突然自分の顔の横に迫って来てビックリする事もあるくらいです。コウモリは賑やかにしていると現れてくれないので、グループでお越しの場合は会話を止めて静かにその出現を待ちましょう。
質志鍾乳洞は、数ある観光洞の中でも特にアスレチックな動作が要求されます。特に洞窟内に架かる垂直の梯子は、生半可な気持ちで臨むと大変危険です。とりわけ小さなお子様をおんぶやだっこで昇り降りする事は絶対に止めて、万全な体制で探検に臨みましょう。
皆さんも京都府唯一の鍾乳洞「質志鍾乳洞」で、是非ともアクティブな体験を味わってみて下さい。
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(2024/10/10更新)
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