草津温泉にはいると、染み込んだ湯の香りがしばらく残ります。「臭水(くそうず)」が地名の語源という説がしっくりくる独特な匂いで、如何にも効きそうです。日本三名泉の1つであり、毎分32,300ℓという日本一の湧出量を誇る草津温泉。泉質は強い殺菌力が特徴という日本有数の酸性度で、pH値はナント2.1(湯畑源泉)。一円玉も約1週間で消滅、クギだって9日間でボロボロになるといわれているほど。この強い殺菌力で皮膚病、切り傷、疲労回復などに効果があると言われています。
この草津温泉の効力は中世から広く知られており、戦乱の世には戦国武将たちが療養したといいます。草津温泉のある吾妻郡は武田支配下だった真田昌幸が統治しており、大河ドラマ『真田丸』でも「草津温泉」の名がでてきましたよね。江戸時代には庶民も湯治におしよせたそうです。
門をくぐれば季節の花がお出迎え、ロビー天井は匠の技が光る飛騨建築が。これらを眺めながら、大きな屋久杉テーブルを囲んでのウェルカムドリンクに「季の庭」の非日常がスタートします。
「季の庭」はロビーや回廊まで畳敷き。畳といえば、やはりリラックス効果。畳の原料のイグサにはフィトンチッドという木々が放つ芳香物質と同じ成分が含まれており、室内にいながら森林浴の効果があるそうですよ。全館畳敷きって嬉しいですね。
畳の廊下を通って辿り着いた客室は、寝室と居室が別々になったゆったりとして落ち着いた設え。 全室、天然温泉の客室露天風呂がついているので、朝食前のひとっ風呂も気軽に入ることが出来ます。室内の備え付けの作務衣とワッフルパジャマの他に、華やかな柄のものを自由に選ぶことができるので、これを来て「湯かご」を持って敷地内を散策するのも楽しいですよ。
お部屋に着いたら是非必読してもらいたいこと、それが「館内のご案内」です。ここには、ちょっと嬉しい、サービスの時間と場所が書かれていますよ!テンピュールから、檜と備長炭など、様々な素材の枕から横寝用枕、腰枕、フットピローなどなどの「貸し出し枕」だったり、夕食までの空腹をみたしてくれる「おしのぎ」だったり。地酒の福袋の販売だったり、まだまだあります。
二つの源泉からなる23種類のお風呂。露天風呂、岩盤浴、サウナ、樽ぶろなど、あれこれゆっくりと入りましょう。ちゃんと数えてくださいね!ちなみに、全室露天風呂付きのお部屋ですので、計24種類。宿にいながら湯めぐり三昧ですよ。
温泉の泉質は、硫黄塩・塩化物温泉 。温泉の効能は神経痛や皮ふ病まで沢山ありますが、このお風呂で心も体もリラックス&リセット出来るのが一番の効能。それからさすが草津湯。次の日に肌からほんのり硫黄の香りが残っていることも。
こんなに沢山お湯に浸かれば体は芯からポカポカ。「ちょっと湯冷ましに冷たいものを」っと思った方は、お風呂の入り口のにある秘密の冷蔵庫を開けてください。これは嬉しい!アイスクリームのサービスです。ちなみに、朝風呂のあとは、ヤクルトのサービスです。
お宿の外にも沢山の温泉があるので、そちらもお忘れなく!
温泉にゆったりとつかったあとのお食事、とっても楽しみですよね。夜のお食事は、和のぬくもりあふれたプライベート感のある「遊山」で旬のたっぷりの和会席を堪能できます。さらに嬉しいサービスが!それは、庭園の四季折々の景色を楽しめ、お座敷もある「お休み処旭月」で、お夜食として無料で提供される夜鳴きそば(ラーメン)。小腹がすいたり、お酒のあとに食べたくなったり。「こんな夜遅くに」っと思いながらついつい完食してしまう、魅惑のサービスです。
いかがでしょうか!「もう、至れり尽くせりで、お宿からでたくない!」っと思われるかもしれませんが、ここは不動の名湯草津温泉。少しお散歩すれば、迫力満点の湯畑を中心に、立ち寄り温泉も数多くあります。
散策のおともに、温泉まんじゅうもオススメですが、温泉地らしいカワイイ、パッケージでお土産にもってこいの「湯上りかりんと」もオススメです。草津温泉にお越しの際は「季の庭」に宿泊されてみてはいかがでしょうか。
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(2024/4/19更新)
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