金沢の老舗洋食店「グリルオーツカ」のハントンライスは市民に愛される王道の洋食

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金沢の老舗洋食店「グリルオーツカ」のハントンライスは市民に愛される王道の洋食

金沢の老舗洋食店「グリルオーツカ」のハントンライスは市民に愛される王道の洋食

更新日:2016/10/04 11:05

Mayumi Tのプロフィール写真 Mayumi T 北陸の歴史・グルメ探索人

金沢市内には、海鮮グルメなど日本海側ならではのグルメがありますが、それ以外のご当地グルメも見逃せません。「ハントンライス」もその一つ!この「ハントンライス」を提供している「グリルオーツカ」は金沢を代表する老舗の洋食店。昭和32年創業の「グリルオーツカ」には今も老舗の味を求め、日々、ファンが多く訪れています。現在は観光で訪れる人の姿も増え、いっそう人気の洋食店となっています!

ずっと変わらない外観

ずっと変わらない外観

写真:Mayumi T

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金沢市内の中心部、武蔵が辻(むさしがつじ)や香林坊(こうりんぼう)から片町(かたまち)の、商業施設や百貨店などがたち並ぶ大きなメイン通りから少しだけ細い通りを入ると、そこには昭和の時代のまま時間が止まっているかのような、ずっと変わらない通りがいくつかあります。

2016年4月に、メイン通りの「香林坊109」が「香林坊東急スクエア」に名前を変えてリニューアルOPENしましたが、その傍らの細い道路を少し入っていくと、観光地として知られている「長町武家屋敷跡」から徒歩でも程近く、近代的な商業施設が近くにあるとは思えない静かな通りに「グリルオーツカ」は佇んでいます。

そのずっと変わらない外観は、訪れるたびに何だか安心感をもたらしてくれるような、そんな懐かしさいっぱいの洋食店なのです。

昔ながらの素朴な店内

昔ながらの素朴な店内

写真:Mayumi T

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店内に足を踏み入れると、レジ横の壁面にまず目がいくことでしょう。様々なメディアやグルメ番組などでおなじみの、多数の芸能人の方々が訪れていて、たくさんの写真やサインなどがズラリと飾られています。

店内の手前、奥の方と食事をするスペースがありますが、席はカウンター5席、テーブル38席と比較的ゆとりがあるにも関わらず、訪れる人が多くて常に席が埋まっているような状態。このようなことからもずっと変わらない人気の高さを伺うことができます。

そこには懐かしさがたっぷりの、余計な飾り気のない空間が広がっています。昭和の時代を思わせる独特のレトロさが感じられるテーブルや椅子。透明なビニールカバーのかけられた白いテーブルクロス。本や雑誌が手に取りやすいようにさりげなく置かれた本棚…。

豪華で高価な食事ができるレストランとはまた違う、昔から金沢市民に愛され続けてきた洋食をゆったりと味わうことのできる素朴な空間がそこにはあるのです。

親子三代の姿も!

親子三代の姿も!

写真:Mayumi T

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昭和32年創業から変わらない外観や店内。周囲の街並みが近代化されていく中、当時の雰囲気が感じられる「グリルオーツカ」。現在の店主は3代目ですが、当時からのメニューの味もずっと変わらないままです。

メニューの種類は増えながらも、いつ訪れても当時の味や雰囲気を感じることができるので、その頃からのファンがずっと通い続けています。長い年月が過ぎても、その子ども、またそのお孫さんを連れて訪れるファンも多いのです。

現在は、北陸新幹線が開業し、様々なメディアにも取り上げられていることから、地元客の他に観光客の方々もとても増えていますよ。観光される人にとっては、昔ながらの金沢の素朴な光景を垣間見ることができて、より深く金沢を感じることができるかもしれませんね。

金沢で愛されてきた「ハントンライス」

金沢で愛されてきた「ハントンライス」

写真:Mayumi T

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「ハントンライス」というのは、ハンガリーの「ハン」と、フランス語でマグロを意味する「トン」をあわせてつくられた言葉だといわれ、ここ「グリルオーツカ」でも「ハントンライス」はダントツの人気メニュー!

日本国内の他の地域でも、チキンライスやケチャップライスの上に卵をのせ、その上にフライをのせてさらにソースをかける、というグルメがありますので、「あれ?似ている…」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。

金沢の「ハントンライス」は、1960年代後半、市内のベーカリーショップを営む社長が、市内中心部の片町にレストランを出店する際、シェフたちと考案したメニューだったとされています。実際に考えたのは当時の料理長。ご飯をパプリカとバターで味付けをし、余っていたマグロのフライをのせた賄い料理を作っていましたが、これが元になり、このレストランの人気のメニューになったのです。

その後、このレストランから独立した何人かのコックたちがそれぞれ自分の店に「ハントンライス」を提供し、金沢市内の洋食店に少しずつ広まっていったとされています。

「グリルオーツカ」で提供されている「ハントンライス」。写真は「ハントンライス 小」ですが、とてもボリュームがあり、普通の食事処で提供される大人一人分のご飯の量は充分あります。女性なら「小」でも満足のいく量ですよ。

ライス、たまご、フライ、ソースの絶妙なバランス!

ライス、たまご、フライ、ソースの絶妙なバランス!

写真:Mayumi T

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昔ながらの銀色のアルミ製の皿で運ばれてくる「ハントンライス」。銀色のスプーンとともにそのレトロさがたまりません!そして、ケチャップソースで味付けされたライスにトロトロ、フワフワのたまご、香ばしいマグロと小エビのフライ、ケチャップソースとタルタルソースはそれぞれの美味しさが他の具材の旨みを上手く出し合い、口に運ぶと何ともいえない味わい!

ケチャップソースとタルタルソースが絶妙な量ですべてを包み込んでいます。ご飯、たまご、フライ、ソース類のすべてを、程よくスプーンですくって、口の中いっぱい運んでみてくださいね。甘酸っぱいケチャップ味のご飯、とっても甘いトロトロのたまご、酸っぱすぎないケチャップソースやタルタルソース。これはきっと「グリルオーツカ」ではないと出せないバランスなのでしょう。

オムライス、フライ、ケチャップソース、タルタルソースというのは、洋食の中でも定番中の定番。これらが口の中でひとつになっていくのですから、ドンドン口に運んでいきたくなる美味しさ。ぜひ、ここ「グリルオーツカ」でしか味わえない「ハントンライス」を味わってみてくださいね!

他にも日替わりのランチメニュー、また洋食の定番でもある「スパゲッティ」「カレーライス」「サンドウィッチ」「グラタン」などのメニューもありますので、お好みのメニューを選んでみましょう。

「グリルオーツカ」で金沢市民が愛する洋食を!

ぜひ、レトロな昭和の風情が漂うこの界隈も含め、老舗の洋食店「グリルオーツカ」で、金沢ならではの雰囲気と美味しい洋食を味わってみてくださいね。

※「グリルオーツカ」では、マグロのフライの他に小エビのフライものっていることから、以前まで「ハントン風ライス」という呼び方でしたが、現在は「ハントンライス」と呼んでいます。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2016/08/19 訪問

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