写真:カノオミツヒサ
地図を見るまずは大山千枚田のご案内から。農林水産省の「日本の棚田百選」に認定されています。鴨川市の西部に位置し、約4ヘクタールの傾斜地には、大小合わせて375枚の田んぼがあります。初めて訪れると、あまりの急な斜面に驚かされます。しかし、このような場所に田んぼを作ることによって、風通しが良くて害虫がつきにくく、さらに日照時間が長くなり、美味しいお米がとれるそうです。
また、雨水だけで耕作を行っている「天水田」は、日本でここだけしかありません。昔ながらの方法でお米を作ることにより、そこに住む貴重な動植物を守っています。
写真:カノオミツヒサ
地図を見る棚田のそばには、2016年にオープンした棚田カフェ「ごんべい」があります。古民家を改築した建物で、向かって右側がカフェのスペースです。
店内では、母牛の初乳「ちっこ」を使用した「チッコライスバーガー」や、「嶺岡ちっこ米めん」などの珍しいメニューが頂けます。また、「しそジュース」や「甘酒」といったドリンクが、疲れを癒してくれます。
さらに、近隣農家さんの獲れたて野菜も販売しているので、食後はお買い物が楽しめる便利なお店です。
写真:カノオミツヒサ
地図を見るイベント時の棚田では、夕方になると1万本のLEDキャンドルと、3千本の松明に灯がともります。
キャンドルの灯や、ゆらめく松明が優しく棚田を照らし始めると、いつしか幻想的な空間へ。暮れかかる瞬間が、特に美しいです。まるで魔法をかけたように、周囲が暖かい光に包まれていきます。
写真:カノオミツヒサ
地図を見る辺りが暗くなるにつれ、光の輝きが増してご覧のような景色に。斜面に広がる光の絨毯を見つめていると、ここが棚田であることを忘れてしまいそうです。山々に囲まれた場所に浮かび上がる、1万3千の光の世界は見ごたえ十分です。
そのほか、期間中はステージイベントや特設テントでのフード販売が行われ、最終日には「エンディング花火」を見ることができます。めったに見ることができない、棚田の上にきらめく大輪の花火をご鑑賞ください。
「棚田の夜祭り」は、2016年10月21日(金)から23日(日)の、16:30から20:00まで。
参加料はおひとり様1000円(前売り800円)です。期間中は、大山千枚田への自動車の乗り入れが規制されますので、鴨川市総合運動施設からシャトルバスを利用しましょう。ちなみに鴨川市総合運動施設へは、東京からの場合アクアラインと君津IC、房総スカイラインを経由して、車でおよそ90分ほどです。
いかがでしたか?昼と夜で、まったく違う景色が楽しめる「棚田の夜祭り」。海のイメージが強い鴨川ですが、そのすぐ近くで懐かしい里山の風景に出会えるとともに、ロマンチックな光の世界を堪能できます。
鴨川市には温泉旅館が多数ありますので、イベント後はゆったりと体を休めることができます。みなさまも是非、大山千枚田へ足を運んでみませんか?
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(2024/4/19更新)
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