世界でここだけ!家族で楽しめる競馬・帯広「ばんえい十勝」

世界でここだけ!家族で楽しめる競馬・帯広「ばんえい十勝」

更新日:2016/09/24 21:47

ミセス 和子のプロフィール写真 ミセス 和子 北海道ブロガー、街興しフリーライター
競走馬が1トンの鉄そりを引きながら力や速さを競う競馬「ばんえい競馬」。世界的にもここだけの競馬で、北海道遺産に認定されていますよ。明治時代に北海道開拓の農民たちが行った、農耕馬の価値や力を試すための競争が始まりです。
競馬と言えばお父さんが通う場所と思っている方も多いと思いますが、「ばんえい十勝」は、家族がみんなでばんえい競馬を楽しめます。旅行者も気軽に馬券を買って楽しんでみましょう。

「ばんえい十勝」はリッキー君がお出迎え!

「ばんえい十勝」はリッキー君がお出迎え!

写真:ミセス 和子

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「ばんえい十勝」はJR帯広駅から、バスを利用する場合は12番乗り場から乗車にて、約10分の場所にあります。車でおいでの方は、道東自動車道「音更帯広IC」から約15分、帯広広尾自動車道「芽室帯広IC」から約15分の場所です。

駐車場は1100台が駐車可能、料金は無料です。駐車場からエントランスに入る前に、入場料100円を払いましょう。エントランスでは、マスコットの「リッキー」君が迎えてくれます。カメラを向けると、何度でもポーズをとってくれますよ。

ばんえい十勝は、旅行者でも気軽に馬券を購入してレースを楽しむ事ができます。レースは開催日が限られていて、毎週土曜日から月曜日の3日間の開催です。

二つの障害物と1トンの鉄そりで競う!

二つの障害物と1トンの鉄そりで競う!

写真:ミセス 和子

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「ばんえい競馬」は普通の競馬とは違います。レース用の馬は、サラブレットの様なスマートな馬ではなく、良く鍛えられた太い足に大きな体、力強い馬に驚きますよ。

騎手を乗せた最大1トンの鉄そりを引き、大小2つの障害物(坂)がある200メートルの直線コースを走ります。日本国内の公営競技(地方競馬)としては北海道帯広市が主催する「ばんえい競馬」は世界でもここだけの競技です。

この競技はスピードだけではなく、馬本来の持久力や騎手のテクニックが要となります。一斉にスタートした後、まず最初の小さい障害物は難なくクリアーできますが、次の障害物な難所で勝敗が左右するのですよ。

二つ目の障害物が難所!

二つ目の障害物が難所!

写真:ミセス 和子

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二つ目の大障害物の坂は、登りきるのにエネルギーと時間を要します。この難所は観戦する旅行者も手に汗握り、レースが最高に盛り上がる場面です。馬の持久力と騎手の手綱さばきで、勝敗が左右されますよ。

先頭の馬が立ちすくみ、最後の馬が一番に登りきるシーンも珍しくありません。そんなときは座っている観戦者も立ち上がり声を高らかに上げ、人馬一体となりゴールめがけて進みます。

旅行者も是非馬券を買って楽しんでみましょう。マークシートに記入して、発売機で購入しますが、購入の仕方はビギナーコーナーで教えてくれますよ。しかし、どの馬に賭けるかは「勘」を頼りに自分で決めます。

バックヤードツアーに参加しよう!

バックヤードツアーに参加しよう!

提供元:十勝ばんえい競馬

http://www.banei-keiba.or.jp地図を見る

バックヤードツアーは、ばんえい競馬の開催日に、実施されます。関係者しか入る事ができない競馬場の裏側を見学するツアーです。定員は20名で、帯広競馬場スタンド1階の総合案内所で申し込みをします。

写真は「装鞍所(そうあんじょ)」と言って、競馬の公正確保のために出走する馬の馬体検査や蹄鉄の検査、健康チェックが行われる場所です。
「厩舎(きゅうしゃ)地区」は、人と馬が生活している場所です。タイミングが合えば蹄鉄の装蹄作業などを見る事ができますよ。

また過去に実況室として使用していた見晴らしの良い部屋で、レースを観戦する事ができます。

動物とのふれあいが楽しめる「ふれあい広場」!

動物とのふれあいが楽しめる「ふれあい広場」!

写真:ミセス 和子

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競馬場スタンドの裏側には、「ふれあい広場」があります。普段は遠くから見ているだけの、馬やポニーが間近で見られるだけではなく、ポニーに乗ったり、引き馬に乗ったりする事ができます。

馬の餌(人参)等が販売されていて、小屋から顔を出している馬に餌を与える体験もできます。初めはおっかなびっくり人参を差し出している旅行者も、おとなしく食べている馬を見て徐々に余裕を持って与えていますよ。

ふれあい広場では、馬やポニーだけではなく、鶏やうさぎなども飼育されていて、間近で観察し触れる事ができます。

おわりに

ばんえい十勝はいかがでしたか?帯広競馬場内にある「とかちむら」では、十勝ならではのグルメが揃っていますよ。また「産直市場」では、地元で採れたての野菜や加工品などのお土産を購入する事ができます。「輓馬神社」や「馬の資料館」にも是非立ち寄ってみましょう。

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/08/14 訪問

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