徳島市「阿波おどり」を存分に楽しむオススメ観覧スポット

徳島市「阿波おどり」を存分に楽しむオススメ観覧スポット

更新日:2018/07/12 16:00

高野 祥のプロフィール写真 高野 祥 絶景フォトグラファー、オシャレスポット探訪家
約400年の歴史を持つ「阿波おどり」は、日本を代表する夏祭りのひとつ。お盆になると、県内複数箇所で阿波おどりを観る事ができますが、一番規模が大きいのは徳島市「阿波おどり」。毎年8/12〜15の4日間、約130万人が訪れるという人気ぶり。中心街に多数設けられた演舞場や広場などで、ダイナミックかつ繊細な踊りを間近で観覧できます。今回はオススメの演舞場や、祭りを楽しむポイントなどをご紹介いたします!

中心部の至る所で観覧できる阿波おどり

動画:高野 祥

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まずは「阿波おどり」の雰囲気を動画でご覧下さい。男踊りの小気味良いステップや、息の合った女踊りの美しさ、特徴的な鳴り物のリズムにご注目!

徳島市「阿波おどり」の会場は広範囲に亘っており、桟敷席が設けられた有料・無料の演舞場や、おどり広場、路上など、至る所で演舞が楽しめるのが特徴。"連"と呼ばれるグループは900以上あるとも言われており、とにかく街を散策していれば、必ずどこかの連の演舞を観覧できちゃいます。

中心部の至る所で観覧できる阿波おどり

写真:高野 祥

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JR徳島駅からまっすぐ伸びる道を進むと「阿波おどり会館」に突き当たりますが、その途中にある"新町橋"の上では、徳島の有名観光スポット「眉山」と共に阿波おどりを楽しめます。

こちらは路上の"おどり広場"といった感じなので、このような場所は基本、出番スケジュールがありません。どこかの連がフワッと演舞を始めたら、演舞場と化すのです。夕景を楽しむなら、日が落ちる直前頃に訪れてみましょう。

中心部の至る所で観覧できる阿波おどり

写真:高野 祥

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阿波おどりは、物悲しさのある夕方も雰囲気があって素敵ですが、暗くなってからが本番。街灯や特設ライトが煌々と輝き、街中に人が溢れ、至る所で鳴り物の音が響き渡ります。

阿波おどりの醍醐味は、一緒に踊って楽しむ事。"踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らな損々"と唄われているように、ちょっと勇気を出して輪に入れば、楽しい旅の思い出がひとつ増えますよ!踊りが苦手な方も、前の人の動きを真似していると、意外と様になります。踊り手さんも優しく手ほどきをして下さるのでご安心を!

人気の有料桟敷席は、藍場浜演舞場

人気の有料桟敷席は、藍場浜演舞場

写真:高野 祥

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一番人気があると言っても過言ではないのが、こちらの「藍場浜演舞場」。徳島駅から徒歩約5分というアクセスの良さもポイント。駅前には百貨店のそごうもあるので、開始時間までお買い物したり、カフェで涼む事も可能。

人気の有料桟敷席は、藍場浜演舞場

写真:高野 祥

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藍場浜演舞場の始点待機スペースには、多数の踊り手さんで溢れかえっています。特に有料の演舞場には、毎年芸能人がゲスト出演するので、気になる方は要チェック!

人気の有料桟敷席は、藍場浜演舞場

写真:高野 祥

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広々としつつ、開放感もあるので、のんびり座って鑑賞したい方にオススメ。南内町演舞場と共に人気がある演舞場なので、桟敷席チケットは早めに売り切れる事が多いです。

注目の演舞場はコチラ!

注目の演舞場はコチラ!

写真:高野 祥

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南内町演舞場は、映画「眉山」の舞台ともなった有料演舞場。真っ直ぐではなく、少しカーブになっているのが特徴で、弧を描く隊列を見ることができます。藍場浜演舞場と共に人気の演舞場で、桟敷席チケットは早めに売り切れる事が多いです。

注目の演舞場はコチラ!

写真:高野 祥

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両国本町演舞場は、封鎖した道路をズイズイ進んでいく姿が見ものの無料演舞場。距離は約170mあり、全演舞場の中で一番長いのが特徴。夜の商店街の雰囲気がまたイイ味を出しています。終点から真正面を狙って観覧するのがオススメですが、無料の桟敷席があるので、ゆっくり座って見るのも良いでしょう。

注目の演舞場はコチラ!

写真:高野 祥

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徳島市役所演舞場は、その名の通り市役所の真横に有料桟敷席が組まれている演舞場。JR徳島駅からは10分もあれば徒歩でアクセスでき、"市役所"を目指して行けばいいので分かりやすいのが特徴。道路を封鎖した演舞場なので、始点と終点のスペースも広々。チラっと観覧したり、写真も撮りやすいですよ。

運が良ければ日中から演舞が楽しめる!

運が良ければ日中から演舞が楽しめる!

写真:高野 祥

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中心部で行われる本番は18時からですが、"連"によっては、少し離れた住宅街などで、早い時間から演舞が行われることもあります。毎年同じ場所で行われるとも限らず、何時から演舞しますとお知らせがあるわけでもないので、かなり情報通な方か、地元の方、関係者のお知り合いぐらいしかいないので、"穴場中の穴場"と言える贅沢な演舞場に出くわせたらラッキー!

運が良ければ日中から演舞が楽しめる!

写真:高野 祥

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写真の連は、2018年で70周年を迎える老舗の「阿呆連」。衣装の肩に描かれているデザインは、破れ傘がモチーフになっており、結成以来変わっていないシンボルなのです。伝統を守りつつ、斬新なフォーメーションで新しさも取り入れられており、見ていて飽きない演舞が魅力です。

運が良ければ日中から演舞が楽しめる!

写真:高野 祥

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二拍子のリズムが特徴的な阿波おどりは、生演奏の鳴り物も注目ポイントのひとつです。甲高い音の鉦(かね)と笛が印象的ですが、力強い大太鼓や、小気味良い締太鼓や鼓(つづみ)、三味線などが合わさったお囃子は「ぞめき」と呼ばれています。

夜の"夏祭り"感も楽しもう!

夜の"夏祭り"感も楽しもう!

写真:高野 祥

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各演舞場やおどり広場は、徒歩で散策しながら移動可能な距離ですが、行ったり来たりしていると結構な運動になります。そしてお腹が減ってきたり、喉が乾いたり。そんな時は露店で好きなものを買っちゃいましょう!街中に露店は出ていますが、特に新町川水際公園や、川沿い遊歩道には沢山並んでいるので、夏祭りの雰囲気を楽しみながら散策するのもオススメ!

夜の"夏祭り"感も楽しもう!

写真:高野 祥

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新町川の両岸には沢山露店が出ており、川の水面に映る灯りが煌びやか。夜景としても綺麗なスポットです。

夜の"夏祭り"感も楽しもう!

写真:高野 祥

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両国橋南おどり広場付近は、新町川沿いの露店と共に阿波おどりの演舞も観覧でき、南には紺屋町演舞場、北西の両国橋を渡るとすぐ南内町演舞場もあるので、あまりウロウロ歩かずに祭りを楽しむ事ができるかもしれません。

夏祭り感満載の「阿波おどり」

徳島市「阿波おどり」は、夏祭りとしての満足度が非常に高いので、一生に一度はぜひ体感しに行ってみて下さい。暑さを感じさせない涼やかな女踊りと、エネルギッシュな男踊りに圧倒されます。400年以上の歴史ある盆踊りは一見の価値あり!

中心部は18時頃から交通規制が始まりますので、車で行かれる方は早めに徳島市内に入って駐車しておきましょう。

2018年7月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2017/08/15 訪問

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