R2D2はここから生まれた!サンフランシスコ「パレス・オブ・ ファインアーツ」

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R2D2はここから生まれた!サンフランシスコ「パレス・オブ・ ファインアーツ」

R2D2はここから生まれた!サンフランシスコ「パレス・オブ・ ファインアーツ」

更新日:2017/09/27 15:41

北原 りえこのプロフィール写真 北原 りえこ ラジオパーソナリティ

アメリカ・サンフランシスコの西側、ゴールデンゲートブリッジのほど近くに位置するマリーナ地区は、閑静な高級住宅地が広がり、その名の通りたくさんの船やヨットがひしめく風光明媚な地域です。そこに突如として現れる古代ローマの香り漂う壮麗な建造物こそ、今回ご紹介する「パレス・オブ・ファインアーツ」です。映画や結婚式の撮影等でも人気の巨大で美しいパレスは一見の価値あり。その知られざる魅力をお伝えします。

R2D2のモデルとなった建造物

R2D2のモデルとなった建造物

写真:北原 りえこ

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緑鮮やかな芝生や草木に覆われたパレス・オブ・ファインアーツは、サンフランシスコ観光の中心となるフィッシャーマンズワーフからは約3キロほど。バスや路面電車などの公共の交通機関はもちろん、レンタサイクルや歩いても行ける範囲にあります。

その神秘的な佇まいから、ハリウッド映画の『フォレスト・ガンプ』や『ザ・ロック』の中にも登場し、印象深い美しい場所として知られています。さらに、かの有名なSF映画『スター・ウォーズ』シリーズに登場するドロイド、R2D2はこの建物の形をモデルにしていると言われ、それもそのはず、スター・ウォーズシリーズを製作したルーカスフィルムはなんと同じマリーナ地区にあるのです。遠目に見ると、確かにR2D2のように見えてきませんか?

このパレスは、ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャーにもそのミニチュアが建設されるなど、サンフランシスコ市のランドマーク的存在として人々に慕われています。

万博の目玉として建設

万博の目玉として建設

写真:北原 りえこ

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1906年、サンフランシスコは大震災とそれに伴う大きな火災で町が広範囲に渡り瓦礫と化しました。その後の震災からの復興と、パナマ運河の開通とを祝って、1915年にパナマ・パシフィック・インターナショナル・エキスポが開催され、その目玉のパビリオンのひとつとして建築されたのがこのパレス・オブ・ファインアーツです。

設計したのは20世紀初頭に活躍した建築家、バーナード・メイベックで、彼はローマ建築とギリシャ建築の両方からインスピレーションを受け、「壮大な死と人間の祈りの虚しさ」を表現することをテーマにデザインしました。

ドーム内部はアーチ型の天井に覆われ、ギリシャ神殿を思わせるような装飾を施した柱や彫刻が彩りを添えています。近づいてみると、写真にも収まりきらないほどの圧倒的なスケールに驚かれることでしょう。

様々な歴史を辿ったパレス

様々な歴史を辿ったパレス

写真:北原 りえこ

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エキスポが終わった後、パレスでは美術展が行なわれ、エキシビションホールはテニスコートとして使用されていた時期もありました。第二次世界大戦中には、軍用車の倉庫としても利用され、終戦後はリムジンのモータープールになり、コールセンターや、消防本部が置かれたこともあったそうです。

なんとか取り壊しは免れていたものの、幾度もの建設や破壊行為によってその耐久性を失い、徐々に崩れ廃墟となっていきました。多くの人々の寄付に支えられて1964年には全て取り壊され、翌年に再建。2009年にはドームの耐震補強工事が行なわれた他、同時に湖や遊歩道も改修され、現在の美しい姿へと生まれ変わりました。

ラグーンは野生生物の楽園

ラグーンは野生生物の楽園

写真:北原 りえこ

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3エーカーほどの敷地に立つパレスは、手入れの行き届いた美しい庭園と小さな湖に囲まれ、散歩やピクニックにもふさわしい場所となっています。

パレスを見学しながらゆっくり歩いても20〜30分程で一周することができます。観光客だけに留まらず、ジョギングや犬を連れて散歩をする人など、地元民の心の拠りどころとして愛されている様子が伺えます。

湖は野生生物の宝庫で、猛禽類からカメや小さな魚に至るまで、30種類を超える生物が観察することができます。遊歩道を歩いてみれば、たくさんの水鳥が優雅にのんびりと羽根を休める光景に出会えるほか、季節によっては渡り鳥もその姿を見せます。サンフランシスコの生態系を凝縮したかのような自然豊かなエリアです。

最も美しいのは夜のライトアップ

最も美しいのは夜のライトアップ

写真:北原 りえこ

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このパレスが最高の表情を見せるのは、日没後、ライトアップが行なわれている時間帯です。光り輝くパレスの神々しさは、息を呑むような圧巻の光景で、中央のドームを照らす光が水面にまばゆく投影され、幻想的でロマンティックな空間を楽しむことができます。晴れた日の青空とのコントラストも素晴らしいですが、是非夜にも訪れて頂きたいです。

パレス近くを通る公共機関は夜遅くまで走っているので利用することも可能ですが、この付近は夜は人通りも少ない為、タクシーで訪れることをおすすめします。

おわりに

パレス・オブ・ファインアーツは、アメリカにいながらにして違った意味での異国情緒を感じられるドラマティックな場所であり、まるで古代ローマにタイムスリップしたかのような気分に浸れます。慌しく写真撮影だけで通り過ぎるのではなく、緑の芝生に腰掛けて、噴水のまわりを白鳥が泳ぎまわる姿や美しい建物をぼんやりと眺めながら、リラックスした時間を過ごして欲しい場所です。

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/09/01−2016/09/02 訪問

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