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地図を見る京都市伏見区にある藤森神社。ここは勝運と馬の神様として知られています。毎年5月5日に行われる藤森祭は「菖蒲の節句」発祥の祭と言われています。菖蒲は尚武に通じ、尚武は勝負に通じるので、勝運を呼ぶ神として信仰を集めています!
そして、藤森祭に奉納される駈馬(かけうま)神事が馬の神事であることから馬の神として信仰され、馬主、騎手、競馬ファンの祭典が毎年行われています。勝馬祈願の絵馬も多数奉納されていて、なんとも欲望に満ちた絵馬の数々がッ!!ここまでギャンブルに対して真正面から願いを聞いてくれる神社は日本でも有数ではないでしょうか!
さぁ、競馬ファンの貴方ならここは外せません!ぜひご参拝ッ!
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地図を見る午年の人にとって守り本尊は勢至菩薩と呼ばれる仏様。「実はわたくし、午年なんです!」という方は是非お参りをおすすめしておきたいところです。勢至菩薩を祀る寺は何か所かありますが、今回は御室仁和寺をご紹介します。京都には「京都十三仏霊場」という読んで字の如く十三体のありがたい仏様を巡る霊場巡りがあり、その中で勢至菩薩の霊場になっているのがユネスコ世界文化遺産である、御室仁和寺なのです。
ただ、勢至菩薩は単独で祀られることが少なく、阿弥陀如来の脇侍として観世音菩薩と三尊で祀られます。ちょうど御室仁和寺の本尊は阿弥陀如来。国宝である金堂の中に阿弥陀三尊として勢至菩薩が祀られています。
勢至菩薩の力は絶大で、足を投げ出すだけで大魔王の宮殿が揺らぐほどの勢いと言われています。そんな勢至菩薩のご加護を授かりに御室仁和寺へとお参りしましょう!
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地図を見るユネスコ世界文化遺産に指定されている上賀茂神社。実は上賀茂神社は神話の時代に、ご神託に基づいて馬に乗ってご祭神である「賀茂別雷大神」のご降臨を願った事から”日本乗馬発祥の地”と言われています。
そんな上賀茂神社には現在も神山号(こうやまごう)と呼ばれる神馬がいるのです。神事や葵祭などでも活躍する神馬、今の神山号は5代目なんだとか。
5月には賀茂競馬(かもくらべうま)、9月に下鴨神社と隔年開催される賀茂の馬まつりなど、馬にまつわる神事も多く残されています。また、馬の形をした「お馬みくじ」というのもありますよ!
そして、毎年1月7日には”年の始めに白馬を見ると一年の邪気が祓われる”という故事に則った、宮中の儀式に由来している「白馬奏覧神事」が行われます。当日は神前に七草粥をお供えし、神馬に大豆を与える儀式が行われます。一般客にも「厄除七草粥」の接待が行われますので厄除け神事に参加できます!新年の厄除けに、上賀茂神社の神馬に会いに行ってみましょう!(※通常神馬は日・祝日のみ、神馬舎に出ています)
余談ですが、上賀茂神社のように”神馬”を持つ神社は日光東照宮など、全国にも約10か所ほどしかないとか。古来から日本各地の神社で祈願の為に馬を奉納する習わしがあったそうですが、神社としては飼育も費用がかかり大変ですし、馬を奉納する事自体も費用がかかる、ということでその習わしは「絵馬」に置き換わっていったそうです。ということは全国の神社も馬にゆかりがあると言っても過言ではないのかもしれませんね。
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地図を見る上賀茂神社の門前に、その名も「神馬堂」と呼ばれるお餅屋さんがあります。京都馬めぐりのグルメ部門にピッタリの店名だけに立ち寄らざるを得ませんッ!
こちらで販売されているのは、正式名称は”葵餅”と呼ばれるやきもちで、葵祭の時に食されていたのがその名の由来。実は神馬堂で販売されているのはこのやきもち(1個120円)のみで、行列必至!ほとんどの日は正午までに売切れてしまいます。どうしても食べたいのなら午前中の早いうちに行かなくてはいけないという地元でも有名な人気店です。
小さなやきもちですが、焦げ目がついた外側は香ばしさとパリパリ感が楽しめます。そして内側のモチモチ感と上品な甘みのつぶ餡がもう絶品!あまりの美味しさに食べた人は皆、口を揃えてこう言ってしまうのです。
「うまーーーーーッ!」
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地図を見る最後におすすめするのは、京都競馬場!幾多の名勝負が行われた京都競馬場ですが、実は競馬ファンならずとも楽しめる、馬のテーマパークのようなものです。
もちろん、競馬開催日は間近で繰り広げられるデッドヒートを楽しむこともできます。誰もが知ってる有名ジョッキーが普通に目の前のレースに出てたりもするので、ちょっとお得な気分も味わえたりしちゃうかも!
しかし、注目度の高いレースの日でない限り、意外にも競馬場自体は実にのほほんとした空気が漂う空間だったりします。休日ともなると、親子連れが遊園地代わりに京都競馬場で遊ぶ姿を目にすることが出来ます。週末は、競馬開催日以外でも”馬とのふれあいイベント”を開催していて、体験乗馬など様々なイベントが用意されています。他にも大型遊具を併設した「緑の広場」では子供が走り回って遊べる広場や、子供が喜びそうなアトラクションも用意されていて、親子で1日潰せる貴重な場所だったりもするのです。
しかも、パークウインズと呼ばれる競馬開催日以外は入場無料、競馬開催日でも入場料は200円。実は、それ以外にイベント等は一切料金がかからないのです!親子で楽しむには何処へ行っても何かとお金がかかりますが、そういう視点で見てみると、結構穴場なのかも・・・!
京都は見どころがたいへん多い町ですので、「あれもこれも行きたい!見たい!」ではコースを考えるだけでも一苦労です。そこで、今回のようにテーマを決め、狙いを絞って巡るとなかなか楽しいので、ぜひ一度お試しを!
そして午年の2014年、あなたの旅の幕開けは「京都・馬めぐり」でスタートしてみませんか?
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(2025/1/24更新)
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