紅葉庭園の美しさは格別!穴場度も高い京都「妙心寺桂春院」

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紅葉庭園の美しさは格別!穴場度も高い京都「妙心寺桂春院」

紅葉庭園の美しさは格別!穴場度も高い京都「妙心寺桂春院」

更新日:2017/10/17 12:24

木村 優光のプロフィール写真 木村 優光 和風景写真家、夜景愛好家

京都府右京区の花園に位置し、広大な敷地を持つ妙心寺には、塔頭と呼ばれる小院がたくさん存在します。その中でも「桂春院」は穴場度が高く、紅葉の季節でもゆっくりと拝観できる塔頭です。境内は広いとは言えませんが、4つのカテゴリーからなる庭園は国の指定を受けたもので、こじんまりとした和庭園が心を癒してくれること間違いなし!茶室にて注文した抹茶を飲みながら、静寂な晩秋の和庭園を好きなだけ味わってみよう!

こじんまりとした山門から境内の和の雰囲気を読み取る!

こじんまりとした山門から境内の和の雰囲気を読み取る!

写真:木村 優光

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妙心寺の境内には塔頭と呼ばれるたくさんの小院がありますが、それら全てが一般公開されているとは限りません。そんな中、一般公開されている「桂春院」は、妙心寺の北門から東側へアクセスするとすぐに見つけることができます。

他の小院とはそれほど変わらない門構えですが、上の写真のように公開中を表す白い立札が出ていたら迷わず入ってみましょう!特に紅葉の季節は山門のすぐ脇に紅葉が植えられているため、気分的にも山門から中を覗いてみたくなること間違い無し!「桂春院」の存在はあまり公にされていないため、紅葉の穴場スポットです。

こじんまりとした山門から境内の和の雰囲気を読み取る!

写真:木村 優光

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山門をくぐると、右手に手入れされた庭園が少し見えます。どのような庭園が待ち構えているか、期待を込めて左側の玄関側へ進み、受付にて拝観料を払って入ってみましょう。なお、受付には常に係りの方がいらっしゃらないため、呼び鈴を鳴らしましょう。

紅葉の見頃の季節には、玄関前にも真っ赤な紅葉の木が植えられていて、スタートから素晴らしい光景を見ることができます。これなら、境内庭園への期待度が膨らみますよね?「桂春院」は穴場紅葉スポットですので、急ぐ気持ちを抑えて、ゆっくりと観ていくことをオススメします。

大人400円。

方丈から見る紅葉は見れば見るほどその魅力が深まるばかり!

受付から回廊を徐々に進むと、寺院建物の間に小さいながら和の空間があります。これこそが「清浄の庭」で、渓流を表現したとされる美しい白砂庭園が出迎えてくれます。水の流れがなくても渓流に見えるところが素晴らしい!細かいところも拝観する人の心をとらえるように、和の雰囲気を精一杯出しています。期待を込めて方丈へ。

回廊を東の方角へ進んでいくと、下の写真のような広々とした空間に出くわしますが、こちらが寺院の心臓部である方丈の間です。目の前の庭園は「真如の庭」と呼ばれ、ものの見事な紅葉の木々にしばし見とれてしまいます。見れば見るほどその美しさが徐々に浮き彫りに!

なお、方丈の奥には襖絵が飾られているのですが、この襖絵、狩野山楽の弟子である狩野山雪によって描かれたもの!当時は金色が非常に鮮やかであったのでしょうが、時代を重ねるうちに輝きが失われて行ったような印象です。しかしこれも長年の時代を経過した証拠!そう考えるととても立派です!なおこの方丈ですが、本堂も兼ねており、京都府指定有形文化財に指定されています。

方丈から見る紅葉は見れば見るほどその魅力が深まるばかり!

写真:木村 優光

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夏場は青々とした空間が広がり、クソ暑い京都といえども、目の前に広がる素晴らしい光景を眺めていると、暑さも和らいできます。こんなところも「桂春院」の素晴らしいところでしょうね。メジャー観光スポットで費やした体力を、穴場の「桂春院」で一休みさせるのも良いでしょう。

方丈から見る紅葉は見れば見るほどその魅力が深まるばかり!

写真:木村 優光

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方丈隅から下駄を履いて外周庭にアクセスしてみよう!

方丈隅から下駄を履いて外周庭にアクセスしてみよう!

写真:木村 優光

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そして、「桂春院」の素晴らしいところとして、「真如の庭」や「思惟の庭」の外周庭に足を運ぶことができること!方丈の隅に用意されている下駄を履いて、庭園に出向いてみましょう。一歩でも足を踏み入れれば、そのうっそうとした雰囲気が時代を感じさせます。まるで江戸時代にタイムスリップしたかのよう!

方丈隅から下駄を履いて外周庭にアクセスしてみよう!

写真:木村 優光

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晩秋の季節は紅葉が一番目を引きますが、真夏に訪問すると、青々とした木々が非常に美しく、平成の時代にして別の時代にいるような感覚が、日頃の疲れを癒してくれます。これこそ京都、和のマジック!

残念なことに「真如の庭」や「思惟の庭」の中庭に立ち入ることはできませんが、それら庭園を背後から眺めることができるのでオススメです。なおこれらの庭園は江戸時代に造られたもので、国の名勝に指定されています。

茶室にて抹茶を頂きながら晩秋の庭園をゆっくり眺める

茶室にて抹茶を頂きながら晩秋の庭園をゆっくり眺める

写真:木村 優光

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方丈から戻る時に、右手に開放的な空間の居室があります。こちらは茶室になり、注文した抹茶を頂くことができます。真っ赤な紅葉を見ながらの抹茶は、ひときわ美味しさを感じることでしょう。

茶室にて抹茶を頂きながら晩秋の庭園をゆっくり眺める

写真:木村 優光

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なお、この茶室の前の庭園は、「侘の庭」といい、敷地面積は小さいながらも、その領域をうまいこと利用して、井戸や灯篭、飛び石が配置されています。飛び石伝いに方丈東側の「思惟の庭」から「侘の庭」までアクセスができるようになっていますが、拝観の際には両庭とも立ち入ることはできません。

本来の茶室は、写真で紹介した茶室とは異なり、さらに西側の「既白庵」と呼ばれる居室になります。現在、抹茶を頂くことができる茶室の奥隣ですので、廊下側から建家側面のみ覗くことができます。もともと妙心寺では茶道は修行の妨げになることから禁止されていたのですが、奥まった居室で密かにお茶を楽しんでいたそうです。

茶室にて抹茶を頂きながら晩秋の庭園をゆっくり眺める

写真:木村 優光

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この茶室を方丈側の廊下から眺めると、写真のように紅葉と絡めて眺めることができます。廊下のすぐ脇に真っ赤な紅葉の木があり、なおかつ、こじんまりとした庭園のため、このような素晴らしい組み合わせが成立するわけです。手を伸ばせば紅葉まで届いてしまいますが、枝を掴んだ拍子に折ったり葉を千切ったりしないようにしましょう。

国の名勝に指定された「桂春院」の庭園

「桂春院」には4つのカテゴリーの庭園がありますが、枯山水の「清浄の庭」、方丈にある「思惟の庭」、「真如の庭」、書院の「侘びの庭」。これら庭園は国の名勝に指定されたもの!どの庭園も見ごたえはありますが、それ以上になんといっても混雑知らずのため、ゆっくり庭園風景を楽しみたい方にはオススメ!茶室もあるので、抹茶を頂きながら時の流れに身を任せ、日々の疲れを癒してみてはいかがでしょうか。

そして広大な敷地の妙心寺には、他にも開放された塔頭がいくつか存在します。桂春院と合わせて訪問すれば、混雑知らずの京都観光が出来てしまうかもしれませんね。

<基本情報>
住所:京都府京都市右京区花園寺ノ中町11
電話番号:075-463-6578
アクセス:京福電鉄龍安寺駅より徒歩約6分
拝観料:400円

2014年11月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/08/30−2014/11/22 訪問

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