これぞ日本の原風景!福島県 JR只見線のビュースポットを巡る

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これぞ日本の原風景!福島県 JR只見線のビュースポットを巡る

これぞ日本の原風景!福島県 JR只見線のビュースポットを巡る

更新日:2016/09/27 14:13

野口 まさゆきのプロフィール写真 野口 まさゆき 里山フォトグラファー

深い山あいを只見川が縫うように流れる福島県奥会津地方。ここは日本でも有数の秘境と言えるでしょう。森の新緑や紅葉、幻想的な川霧など四季毎の美しい自然があります。
そして川に並行してゆっくりと走るJR只見線。ディーゼル列車の懐かしい響きが聞こえてきます。田んぼの中には大きな赤い屋根の古民家が寄り添っています。秘境ローカル線沿いのこんなノスタルジックな原風景に、皆さんをご案内しましょう!

ここは観光ポスターにもなった絶景スポット!

ここは観光ポスターにもなった絶景スポット!

写真:野口 まさゆき

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今回ご案内するのは三島町、金山町エリア。車だと会津若松から磐越自動車道、国道256号経由で1時間弱の距離です。

三島町の国道256号沿い、道の駅「尾瀬街道みしま宿」から徒歩2,3分の小高い丘の上のポイントから「第一只見川橋梁」が望めます。ここからの眺めは只見線の中でも一番人気の撮影スポットなんですよ。

只見川の水面に反射して薄紫色の美しいアーチ橋が架かります。列車もここではゆっくり走ってくれるので、ベストショットも簡単に撮れるでしょう。森の緑、蛇行して流れる只見川、そして遠景の山並みまで奥行きのある壮大な風景に出会えますよ!

「日本の里100選」の里山風景。田んぼと川に囲まれた中川集落。

「日本の里100選」の里山風景。田んぼと川に囲まれた中川集落。

写真:野口 まさゆき

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三島町の隣町、金山町には只見川沿いに田園風景が広がり、赤い屋根の古民家が寄り添って並びます。
ここ中川の集落は「日本の里100選」に選ばれた奥会津の景観を代表する里なんです。只見川のゆったりとした流れに沿って水田と集落が立地し、自然の中で暮らす奥会津の人々の営みがうかがえますね。水辺に迫る山並みが里の景観をぐっと引き締めています。

そして何といっても、田んぼの間を走る只見線の淡いグリーンの列車がかわいいですね!

水量豊かな只見川と只見線のツーショット

水量豊かな只見川と只見線のツーショット

写真:野口 まさゆき

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会津中川駅と会津川口駅間は只見川の川幅が広く流れも穏やかになります。このポイントでは川の淵スレスレを只見線が走ります。遠くに見える大志(おおし)集落と霧のかかる山並み。ちょっとヨーロッパ的なゆったりした風景ですよね。

金山町は森と湖、渓谷など自然の溢れる町です。国道から車で県道を登っていくと碧く神秘的な水をたたえる沼沢湖があり、釣りやトレッキング、サイクリングなどが楽しめます。湖の周辺では夏から秋にかけてソバ畑の白い花が一面に広がり壮観な景色が見られます。

国道沿いには道の駅「奥会津かねやま」がありますので、休憩や食事、お土産の買い物に利用すると便利です。

幻想的な川霧が発生!まるで集落が浮かんでるよう。

幻想的な川霧が発生!まるで集落が浮かんでるよう。

写真:野口 まさゆき

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只見川の見どころの一つが川霧です。水温と気温の差が大きい朝夕や雨上がりによく見られる現象で、思わぬ幻想的な場面に出会うんですよ!
写真は会津中川駅と会津川口駅の間の大志集落です。川一面の霧と森の深い緑、そして小さな集落が幻想的な雰囲気を醸し出します。

国道沿いに駐車スペースがあります。自然が生み出すドラマチックな眺めの前で心が洗われる気分になりますね。

もちろん紅葉も素晴らしい!おススメは第三只見川橋梁の眺め。

もちろん紅葉も素晴らしい!おススメは第三只見川橋梁の眺め。

写真:野口 まさゆき

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この地域の紅葉の見ごろは10月下旬から11月中旬です。只見川は「紅葉が美しい鉄道路線」として全国1位に選ばれたんですよ!
写真は三島町の第三只見川橋梁で、県道237号から望める穴場ポイントです。紅葉のトンネルの中から只見線の列車が現れますよ。

冬になるとここは日本でも有数の豪雪地帯。雪化粧の山々が只見川の水面に映し出され凛とした風景に出会えるでしょう。

三島町は、北海道の美瑛町と同じく「日本で最も美しい村連合」にも加盟している町です。美しい風景だけでなく、編み組細工などの伝統的な工芸品があり、古くからの会津桐の産地として「桐の里」とも言われています。宮下温泉や早戸温泉などでゆっくりとくつろぐこともできますよ。

列車に乗るとまたスゴイ!車窓からも絶景を楽しもう。

只見線では車窓からのビューも是非味わってみましょう!

今回ご紹介したスポットは会津柳津駅〜会津川口駅の間にあり、この区間は片道約50分の乗車時間でおススメのコースです。会津柳津駅の周辺に道の駅などの駐車スペースがあるので利用しましょう。会津川口駅までを往復するには、朝と夕刻で乗り継ぎの良い列車があります。時刻表でよく確かめてから計画してくださいね。

宿泊する場合は、三島町、金山町、柳津町にそれぞれ温泉のある旅館や民宿があります。秘湯でくつろいで旅の疲れを癒しましょう。

只見線は福島県の会津若松駅から新潟県の小出駅を結ぶ135.2kmの路線です。しかし、2011年7月の豪雨で大きな被害を受け、会津柳津駅〜会津川口駅間以外の一部の区間(会津川口駅〜只見駅)は未だに不通となっています。JRの採算的な問題もあり復旧には見通しがたっていませんが、全線復旧を願う住民、自治体、さらには全国のファンで「只見線応援団」も設立され支援しています。一度でも訪れてみれば、誰もが只見線の素晴らしさを感じることでしょう。

さあ皆さんも、日本一の秘境ローカル線で日本一の原風景を満喫してみませんか!?

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/09/17−2016/09/18 訪問

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