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写真:竹内 あや
地図を見る映画『白い帽子の女』(原題『By the Sea』)は、南フランスの小さなビーチを舞台に、夫妻のすれ違いを描いた物語。ふたりの間の埋められない距離に苛立ちや不安を感じる妻の姿をアンジェリーナ・ジョリーが、そしてその夫役を実の夫(撮影当時)であるブラッド・ピットが演じています。
そんなふたりのくすぶった心情とは裏腹に、澄み切った紺碧の海にキラキラと輝く太陽が印象的なロケーション。ふたりを包み込むような壮大な空間にゆったりとした時間が流れ、そのロケ地の美しさでも話題となりました。
写真:竹内 あや
地図を見るこの南フランスの小さなビーチとしてロケ地に選ばれたのが、マルタ共和国でマルタ島に次ぐ大きさの島・ゴゾ島。イタリアのシチリア島から南へ約90km、地中海の中心に浮かぶ長さ14km、幅7kmの細長い島で、島最大の都市ヴィクトリアを中心に約3万7000人が住んでいます。
おもなロケ地として使われたのは、岸壁に挟まれたゴゾ島南部の小さなビーチ、イムジャール・イ・シニMgarr Ix- Xini。ほかにもマルタ島との間をフェリーで結ぶ島随一の港イムジャールMgarr、観光名所としても知られるアズール・ウィンドウAzure Window(写真上)に近いアーブGharbの町並みなどで撮影が行われました。
写真:竹内 あや
地図を見る撮影のため、2014年8〜11月の3ヵ月間にわたり、通常地元の人々でにぎわうイムジャール・イ・シニのビーチを閉鎖。ビーチの端にはブラッド・ピット演じるアメリカ人小説家ローランドが毎日入り浸るカフェが、そして丘の上にはふたりがひと夏を過ごす小さなホテルが急ピッチで建築されました。
撮影後、カフェ等は取り壊されましたが、映画に登場した風景はほぼ当時のまま。今もブラッド・ピットが車を走らせていた石垣に囲まれた細い道路や、ホテルのバルコニーの先に広がる景色がそのままの姿を残しています。
写真:竹内 あや
地図を見るふたりの仲を修復しようと訪れたレストランは、中心都市ヴィクトリア(Victoria)から美しい港町マルサルフォン(Marsalforn)へ行く途中にある実存のレストラン「タ・フレンクTa’ Frenc」。その名のとおりフランス料理がメインで、これまでにも数々の賞を受けている人気のレストランです。
美味しい料理はもちろんですが、ときどきウェディングパーティー等にも使われるだけに、美しいガーデンと石造りの素敵な内観も印象的。アーチ形の梁や壁を彩る絵画、歴史を感じる装飾品も映画の中に映し出されていた光景のままです。
『白い帽子の女』はアンジェリーナ・ジョリーが自ら脚本、監督を務めたことでも話題になりました。ふたりは2004年に初共演をした映画『Mr. & Mrs. スミス』を機に交際。その10年後の2014年8月、『白い帽子の女』の撮影直前に正式に結婚したことから、撮影に訪れたゴゾ島は、彼らのハネムーン地としても知られています。
日本での映画公開直前の9月19日(現地時間)になって突然、アンジェリーナ・ジョリーがブラッド・ピットとの離婚を申請したとのニュースが飛び込んできました。『白い帽子の女』は、夫婦のすれ違いを描いた作品ですが、愛し合いながらも互いを理解できない夫婦の姿は、まるで映画製作2年後の実のふたりを表しているかのようでもあります。
速報として世界中に配信されたそのニュースは別として、ロケ地に選ばれたゴゾ島は、今でものんびりとした穏やかな空気で、休暇に訪れた人々を迎え入れてくれます。ハチミツ色の岸壁に澄み切った紺碧の海、そしてゴゾ島ならではのおいしい料理……。時間を忘れ、のんびりしたくなったら、ゴゾ島へ。映画の中にも映し出された美しい光景のなかで、穏やかな休日を過ごしてみませんか――。
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(2021/4/13更新)
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