レトロ建築×伝統のアンテナショップ・蒲郡市「夢織人」で三河木綿に触れる!

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レトロ建築×伝統のアンテナショップ・蒲郡市「夢織人」で三河木綿に触れる!

レトロ建築×伝統のアンテナショップ・蒲郡市「夢織人」で三河木綿に触れる!

更新日:2016/09/30 14:50

麻生 のりこのプロフィール写真 麻生 のりこ 元観光バスガイド、マンホールの蓋愛好家

愛知県蒲郡市、目の前に三河湾を望むレトロ建築「海賓館マリンセンターハウス」。この中にある三河繊維産品のアンテナショップ「夢織人(ゆめおりびと)」では、三河木綿から作られた衣類やバッグ、小物などを取り扱っています。
今回は国際的にも注目されている三河木綿や、豊富な配色を持つ三河縞の製品を身近に感じることができる「夢織人」を紹介します。

三河木綿は日本最古の木綿

三河木綿は日本最古の木綿

写真:麻生 のりこ

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その歴史は古く、室町時代後期には織物業が根付いていた愛知県東部・三河地方。江戸時代には、この地の綿織物が江戸の都へ送られ産業として発達しました。その後、欧米からの技術を取り入れたこともあり、明治時代には全国へ「三河木綿」や「三河縞」というブランド名が知られるように。

現在では三河地方の伝統的産業の1つとして親しまれ、このアンテナショップ「夢織人」を中心に、蒲郡市内にある土産物店などで販売されています。中でも取扱い品目が1番多いのが、ここ「夢織人」。8社のメーカーから三河木綿の製品を仕入れ、着物やシャツなどの衣類をはじめ、バッグやブックカバー、名刺入れなど多くの製品を販売しています。

名刺入れで三河縞の配色美を確認

名刺入れで三河縞の配色美を確認

写真:麻生 のりこ

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三河木綿の中には様々な配色が目を惹く三河縞があります。一見すると同じ縞模様に見えるかも知れませんが、地の糸の色や差し糸の色の違いから数多くの縞模様が。その三河縞の配色の多さを一度で目にすることができるのが名刺入れです。

落ち着いた青色系統の配色のほか、緑色を中心に白と黄色とパステルグリーンの縞や、淡いピンク系の地に赤と緑色の縞など配色の豊富さに驚くことでしょう。この名刺入れは、2016年9月に三遠南信地域の特産品紹介サイト「三遠南信特産品GUIDE」の掲載商品に追加されました。

大きさは大と小の2種類あり、名刺以外にもポイントカードや診察券などが入る大きさです。お土産としても喜ばれそうですね。
(三遠南信地域とは、愛知県東部の三河地方と静岡県西部の遠江地方および長野県南部地方のことで、3地域を合わせて「三遠南信(さんえんなんしん)」と呼んでいます)

老若男女に人気のカンカン帽、あります

老若男女に人気のカンカン帽、あります

写真:麻生 のりこ

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近年、人気が高まっているカンカン帽もオススメです。リボン部分にあしらわれた縞模様がアクセントとなっているものや、斜めの縞がお洒落な雰囲気を醸し出しているものも。三河木綿のシャツと合わせても素敵ですね。

ふんわりゆったりと、そして素朴さが魅力の三河木綿。店内では生地の量り売りや端切れセットも販売しているので、好みの生地で愛車のヘッドカバーや端切れのパッチワークでクッションカバーなどのグッズを作るのも楽しいでしょう。反物を買えば着物作りにも挑戦できますね。

武道着作りの技術を応用した「sasicco」のバッグ

武道着作りの技術を応用した「sasicco」のバッグ

写真:麻生 のりこ

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厚手の三河木綿に刺し子織という独特な技法を加えることによってできた生地は、耐火性や耐久性、吸湿性、保湿性に富み、江戸時代には火事場で活躍する火消したちが着用しました。
古来より武道着や作業着としても使用されたこの刺し子織の技術を用い、豊川市に本社を置く株式会社タネイが新たに立ち上げたブランドが「sasicco(サシッコ)」です。

創業90年余りの伝統受け継いで作られた「sasicco」のバッグは、2014年に名古屋が会場となったユネスコ世界会議のコングレスバッグに選ばれました。使用者からは機能性やデザインから高い評価を得、国際デビューを果たしたのです。

「夢織人」ではA4サイズの雑誌が楽に収納できる大きさのトートバッグなどを販売中。カラーバリエーションもあり、武道着と同じ素材なので汚れたら丸洗いできる点も嬉しいですね。

元開業医の建物をまるごと移築したレトロ建築

元開業医の建物をまるごと移築したレトロ建築

写真:麻生 のりこ

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「夢織人」が入っている「海賓館マリンセンターハウス」の建物は、白い壁にサックスブルーのアクセントが爽やかなレトロ建築物。どこか懐かしさを覚えるこの建物は、昭和初期に建てられた病院を蒲郡市が買い上げ現在地にそのまま移築したものです。
なんと、床や窓枠は当時のまま! 窓ガラスも当時のままなので台風の時などは破損防止のために、外側から窓枠全体を覆うようカバーをするそうです。

店舗入り口部分は元待合室で、診察室だったところが主な販売スペースとなっています。使いこまれた床や、窓を開ける時に使用していた金具なども、ぜひご覧くださいね。

海辺に建ち潮風を受ける三河木綿のアンテナショップ「夢織人」

JR蒲郡駅と名鉄蒲郡駅から海方向へ約5分歩くと堤防にあたります。その堤防を越え右折すると「海賓館マリンセンターハウス」の建物が見えます。扉を開けると左右に店舗があり、右側が「夢織人」で左側はレストラン。真ん中の空間にはベンチやテーブルがあるので、歩いて疲れた身体を休ませることもできます。無料駐車場も完備されているので車でも大丈夫です。

店内には三河木綿で作られたエコバッグやポーチにがま口、お箸と箸入れのほか、ペンケースや可愛い小物の姿も。また製品化される前の商品が並ぶこともあるとのこと。ぬくもりが感じられる三河木綿製品を探しに、蒲郡へ出掛けてみませんか?

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/09/03 訪問

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