ずらりと並んだ利き酒マシン。これらは全て新潟県内の酒蔵です。日本酒の利き酒ができる「越の室」では新潟県内の全95の酒蔵の代表銘柄112種類の中から利き酒ができるのです。
朝日酒造「久保田」、モンドセレクション受賞の越後鶴亀の「越後鶴亀」など、人気の日本酒はもちろん、梅酒やウイスキー樽で仕込んだ福顔酒造の「ウイスキー樽で貯蔵した日本酒」など珍しいお酒も。
種類が多すぎて飲みたいお酒が分からない、という人は店内の日本酒ソムリエに聞いてみましょう。好みに応じておすすめのお酒を教えてくれます。
飲みたいお酒が決まったら、500円と交換でコイン5枚とおちょこを渡されます。マシンにおちょこをセットして、コインを投入。スイッチを入れたらお酒がサーバーから注がれる仕組みです。
店内には、お酒の他に日本酒に合う全国各地の「塩」も置かれています。昔はお酒を飲みながら塩を舐める習慣があったらしく、塩気が日本酒の甘さを引き立てて、美味しく感じます。
ちなみに訪れた日の人気ランキングは以下のとおりです。
1.越後鶴亀
2.久保田
3.菊水(仕込み菊水)
4.越の梅酒
5.越後桜
6.越乃寒梅
7.八海山 特別純米
8.八海山 純米吟醸
9.長者盛 梅酒
10.越乃景虎
ランキングをもとに飲み比べるのもよいですし、新たに好みの銘柄を発掘するのも楽しみもあります。
小腹がすいたら、「駅中弁当 雪ん洞」で米どころならではのおにぎりはいかがでしょうか?
ただし、「雪ん洞」のおにぎりはお茶碗2杯分を使った「爆弾おにぎり」。昆布や鮭などの定番具材から、もち豚の角煮やふきのとう味噌など18種類。値段は具材によって変わり、350円から。店内で食べる人にはサービスでお味噌汁もついてきます。
使用しているお米は地元でも特に美味しいと言われる南魚沼産コシヒカリ。お腹いっぱい、お米の味を堪能できます。
ちなみに、さらに大きい「大爆おにぎり」はごはん4合分、具材は5種類!大食いの方はチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
お腹も満たされ、ほろ酔い気分……。
楽しい旅の締めくくりは駅ナカの温泉「湯の沢」の酒風呂で。
天然温泉に日本酒を注いだ、酒どころらしい温泉施設です。入浴料金は800円。バスタオルやシャンプー、ロッカーも完備しているので、とても便利。「せっかく越後湯沢に来たのに温泉に入りそびれてしまった」という方や、「時間がなくて温泉を巡れなかった」という人も電車に乗る前にささっと温泉に浸かれます。
温泉は無色透明で甘い香りがほのかに香ります。日本酒の成分が血行を促進し、疲労回復や、体の保温、美肌効果があるそうで、湯上がりはぽかぽか。休憩処もあるので、帰りの電車来るまでリラックスして過ごすことができます。
もちろん、日本酒をはじめ、お土産を購入できるお店も充実しています。「駅の酒蔵」では「越の室」の利き酒で気に入った日本酒を購入することができます。
お土産処ではお酒・お米を使ったお菓子、加工品やお酒にあう漬け物がずらり。約800種類もの酒器もそろえてあり、自宅に帰ってからもお気に入りの日本酒を酒器に注ぎ、買ってきたつまみとともにいただく至福の晩酌が楽しめます。
観光地の駅ナカと言えば、お土産屋さんや飲食店が並んでいるのが定番ですが、越後湯沢の駅ビル「CoCoLo湯沢」はわざわざ時間を割いて訪れてもいいくらい、楽しめる要素がたくさんあります。
記事で紹介した「ぽんしゅ館」の「越の室」は、日本酒好きならば時間が許す限り飲んでいたくなる楽しい施設ですし、「酒風呂」も一度は入ってみたい温泉です。お土産、日本酒の品揃えは地域随一なので、帰り際に寄って買うのが正解でしょう。
「ぽんしゅ館」以外にも特産品や地元の野菜の販売、南魚沼グルメも満載。越後湯沢を訪れる際はぜひ立ち寄って、日本酒のテーマパークを存分に楽しんでみてください。
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(2025/2/7更新)
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