バルト海沿岸の港湾都市ポーランドの「グダンスク」文化・歴史・観光を楽しもう!

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バルト海沿岸の港湾都市ポーランドの「グダンスク」文化・歴史・観光を楽しもう!

バルト海沿岸の港湾都市ポーランドの「グダンスク」文化・歴史・観光を楽しもう!

更新日:2016/10/03 09:15

Hiroko Ojiのプロフィール写真 Hiroko Oji ヨーロッパ一人旅愛好家

バルト海に面するポーランド最大の港湾都市「グダンスク」は、ポーランドで最も美しい町の一つです。997年には、すでにポーランド領として存在し、13〜14世紀には、ハンザ同盟の一員として繁栄。バルト海の要衝地として第二次世界大戦時には激戦地となり、ほとんどが焦土と化してしまいました。が、今では見事に復元され、その町並みには、お伽の世界に引き込まれたかのような装飾が美しい建物が建ち並んでいます。

旧市街への入り口・3つの建造物を通って

旧市街への入り口・3つの建造物を通って

写真:Hiroko Oji

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ポーランドのバルト海に面したグダンスクへは、鉄道駅であるグダンスク中央駅に列車かバスで到着することになります。第二次世界大戦で、ほぼ壊滅状態となった町ですが、中世の面影を見事に復元した旧市街へは、その入り口ともいえる3つの建造物を通って入りましょう。

先ず、鉄道駅前から南へ延びるヴァウィ・ヤギェロニスキ大通りを500メートル程進むと、左側に威風堂々とした「高い門」が見えてきます。これは、旧市街の表玄関ともなる門で、当初は跳ね橋となっていた建物。門の上には天使や獅子の彫刻、騎士団やグダンスクの紋章、「あらゆる王国の柱となるのは正義と敬神」という言葉が刻まれています。この門を左折した隣に建つのは、1539年建立のお城のような「囚人の塔」。ゴシック・ルネッサンス様式のこの塔は、元は囚人を拷問し刑罰が執行された「拷問の家」だったものと、17世紀から19世紀にかけての刑務所からなる囚人塔で、内部に針のある靴や針付きの椅子などが残されています。

さらに隣には、「黄金の門」(写真の白い建物)が続きます。門の下をくぐると旧市街のメインストリート・ドゥウーギ通りに続く、オランダ・ルネッサンス式の凱旋門です。1614年に完成したもので、これをくぐって王の一行が市中に入って来たといわれています。旧約聖書の詩の一節がレリーフとして壁に残されており、門の上の彫刻は、平和・自由、裕福、名声、調和、正義・敬神と賢明をあらわしています。

これらの建造物からすでに、うっとり見惚れるばかり!旧市街や運河沿いの眺めが楽しみになってきます。

旧市街の中心地「ドゥウーギ広場」

旧市街の中心地「ドゥウーギ広場」

写真:Hiroko Oji

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黄金の門をくぐって、メインストリートのドゥウーギ通りを進んでいきますと、両側には、4〜5階建ての、装飾が美しい、色とりどりの建物が建ち並びます。その先にある広々としたスペースが「ドゥウーギ広場」。中央には、グダンスクの守護神である町のシンボル「ネプチューンの噴水」がたっており、観光客で溢れています。

広場は、中世貴族の富を象徴するかのようなカラフルな館が軒を連ねる旧市街の中心地であり、格調高い建物ばかり。特に、ネプチューンの噴水の背後に建つ、白い煉瓦の積み重ねた建物は「アルトゥスの館」(写真の左端)で、元はギルドの集会所だったもの。正面の壁面装飾もさることながら、レリーフの美しい凱旋門のような入り口が目を惹きます。

昔から様々な催しが行われてきた広場は、名産の琥珀の露天商やカフェが並び、大道芸人がパフォーマンスを披露しています。テラス席でゆっくり腰掛けて、建物ウォッチングを楽しめます。

時計塔のある市庁舎が町歩きの目印に!

時計塔のある市庁舎が町歩きの目印に!

写真:Hiroko Oji

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ドゥウーギ広場に面して建つ建物のひとつ、高さ82メートルの塔を持つ市庁舎は、1379年の着工で、赤煉瓦の堂々たる建物。どこからも目印になる存在です。1561年に時計のある尖塔が完成しました。ゴシック様式の尖塔の上には、ジグムント・アウグスト王の黄金像が立ち、壁の一角には日時計も見られます。

内部はグダンスク歴史博物館となっており、「赤の広間」と言われる評議会室は見逃せないほど!ヨーロッパで最も美しい部屋の一つとして知られています。壁や天井を飾る絵をはじめ、壁面の暖炉や宝箱などの装飾品は16世紀の素晴らしいものばかりです。時間があれば、展望台にも上ってみましょう。足元にはドゥウーギ広場が広がり、旧市街全体、さらにはバルト海までも一望の下です。

運河沿いの船着き場にも並ぶ見所

運河沿いの船着き場にも並ぶ見所

写真:Hiroko Oji

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旧市街の東側を流れるモトワヴァ運河は、バルト海に繋がり、ハンザ同盟の盛んだったころから19世紀まで、多くの船が出入りする賑やかな船着場でした。運河の両側には15〜16世紀の赤煉瓦の倉庫群が並びます。旧市街の外へ出る緑の門に続いて、運河に架かるジェロニー橋付近には琥珀の店が並びます。

緑の門から運河を北に200メートル進むと、中世に造られた木造クレーンがあります。近寄って見ると、かなりの大きさにびっくりするほどで、内部では年季の入った木製の滑車や床や階段から歴史を感じられます。

この北隣にある海洋博物館では、世界各地の伝統的な船の展示が見られ、対岸の海洋中央博物館博物では、豊富な展示物でポーランドの海事の発展と歴史を見ることができます。

ポーランド初の蒸気船SOLDEKで船内の見学を!

ポーランド初の蒸気船SOLDEKで船内の見学を!

写真:Hiroko Oji

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木造クレーンの対岸にあるもう一つの海洋博物館は、15分おきに出る専用の小さな船で対岸に渡り、「SOLDEK」そのものの船内に入って見学することができます。

「SOLDEK」は全長87メートル、第二次世界大戦後、ポーランドで最初に造られた蒸気船です。船内では、機械室や安全具をはじめ、船の模型の展示、台所や食堂、船員の個室などを見ることができます。又甲板から運河の眺めも楽しめます。

見所満載のグダンスク

グダンスクの旧市街から運河沿いの見所をご紹介しましたが、この他にも、ロココ様式の民家ウプハーゲン邸や、オランダ・ルネサンス建築の秀作である大兵器庫(大砲や弾丸などが保管されていました)、150年という長い年月をかけて造り上げられた赤煉瓦造りの聖マリア教会などがあります。

郊外に目を向けると、第二次世界大戦が勃発した地「ヴェルテルプラッテ(Westerplatte)」や、「世界でもっとも美しい音色のオルガン」といわれたパイプオルガン所蔵の大聖堂があるオリーヴァ(Oliwa)、ヨーロッパでも指折りのゴシック様式のお城があるマルボルク(Malbork)などがあります。

日帰りでは周り切れない見所満載のグダンスクです。ぜひ宿泊の予定を立ててお出かけ下さいね。

掲載内容は執筆時点のものです。 2005/07/31−2005/08/02 訪問

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