京都といえばほとんどの方が訪問するのは京都市です。今回は京都市から一歩踏み出してみましょう。京都市内の歴史的な街並みとはまた違う自然の美しさが残っているのがこの南丹市です。「るり渓」は大阪市内や京都市内から、車なら1時間15分〜30分で行くことができますが、「京都府立自然公園」として国の名勝指定も受けています。
入り口を降りるとすぐ。通天湖のダムから流れ落ちる高さ12.5メートル、水の大カーテンに感動させられて、さあ遊歩道を歩く散策を始めましょう!
「るり渓」の「るり」は漢字で書けば「瑠璃」、ラピスラズリという仏教の七宝の一つで紫色がかった紺色の宝石のこと。明治時代、この地を訪問した郡長があまりの美しさに感動して、命名したといわれています。
「通天湖」というネーミングは天にも届かんばかりの高いところにある湖という意味で、るり渓で最上流の湖となります。
歩いているとせせらぎの音が実に清々しいですが、それもそのはずここは「残したい日本の音風景百選」(観光庁選定)に選ばれているのです。音風景百選の音源としましては、鳥の声や昆虫の羽音などの<生き物の音>から、川の流れや海の波などの<自然の音>、祭りや産業などの<生活文化の音>まで多岐にわたります。
日本全国百カ所の内、京都府は「京の竹林」(京都府京都市)、「るり渓」(京都府南丹市)、「琴引浜の鳴き砂」(京都府京丹後市)の3カ所となっています。ここ「るり渓」では鳥の声とせせらぎの音のハーモニーといえるでしょう。
るり渓にはもともと総合レジャー施設として温泉入浴・宿泊もできる施設としてるり渓遊歩道入り口から徒歩、10分ぐらいの場所に「るり渓温泉」がありました。その「るり渓温泉」が、2016年6月に敷地内に新たにオープンさせたのが「るり渓GRAX」です。
グランピングとは、「グラマラス(glamourous)」と「キャンピング(camping)」を合わせた造語で、自然の中、高級ホテル並みの快適さやサービスを体験できる設備のこと。準備をせずに手ぶらで出掛けてもバーベキューをエンジョイできます。つまり食事材料やドリンクの用意を施設側がしてくれるということです。宿泊はテントの中のベッド!お昼寝にはハンモックも用意されています。
宿泊のタイプは、4種類で、どのタイプでもベッドでゆっくりと眠ることができます。写真のグランピングテントは自然光がゆるやかに透過するコットンテント。
スカイビューテントは2ルームを備えた広いタイプのテント。ポイントは天井!スカイビューの名の通り開くようになっており、空や星を眺めることができます。ルミエールキャビンはテントではなくバンガロータイプ。エアコンも完備して快適。
トレーラーハウスはまるで家のような設備がそろっています。
この施設では隣接する「るり渓温泉」で温泉入浴もできますので「るり渓」を散策した後の汗を流し、疲労回復もできますのでおすすめです!
京都府では古都京都市とはひと味違う地域の観光需要喚起のために「もう一つの京都、行こう。」キャンペーンを展開しています。宇治市を中心とした京都府南部の「お茶の京都」、南丹市など森をはじめとした豊かな自然の残る京都府中部の「森の京都」、京丹後市・舞鶴市など京都府北部の「海の京都」です。
今回ご紹介した南丹市は緑豊かな地域ということで「森の京都」としてキャンペーン対象地域なのですが、豊かな自然の森が拡がるこの地域でグランピングも可能になったと言う事で新しい楽しみ方も増えました。
宿泊施設の「るり渓GRAX」はアウトドアの気持ちよさだけを残し、キャンプの不便な部分をなくしています。そいったグランピングは今、世界で新しいアウトドアレジャーのスタイルとして注目されいます。関西では希少なこのグランピングも体験できるるり渓で日常生活を離れ、自然と遊んでみましょう。
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