湯使い五重マル!栃木県・鬼怒川温泉「里の宿 千春」

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湯使い五重マル!栃木県・鬼怒川温泉「里の宿 千春」

湯使い五重マル!栃木県・鬼怒川温泉「里の宿 千春」

更新日:2017/02/20 17:03

永澤 康太のプロフィール写真 永澤 康太 温泉旅行ライター

東京の奥座敷として発展してきた栃木県北部に位置する鬼怒川温泉。鬼怒川の渓谷沿いに温泉街が形成され、多くの大型ホテル・旅館が暖簾を掲げる中、本記事で取り上げる「里の宿 千春」は客室が全6部屋のこじんまりした宿である。小さいと侮るなかれ、ここは最高の湯使いで温泉を提供しており、ハイクオリティな湯浴みを体験することが可能だ。

灯台下暗し、宿は鬼怒川温泉駅のすぐ横

灯台下暗し、宿は鬼怒川温泉駅のすぐ横

写真:永澤 康太

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東武鉄道の鬼怒川温泉駅から歩いて僅か3分、線路に並行して伸びる駅前北通りを進むと程なく「里の宿 千春」が姿を現す。歴史は思いのほか浅く宿を始めたのは平成5年で、それ以前は蕎麦屋を営んでいた。

宿泊施設が集中する渓谷沿いではなく線路沿いという意外な場所だが、素晴らしい温泉に出会えることに違いなく、渓谷までは徒歩圏内、駅も近いので何かと便利。観光の拠点にするには申し分ない立地と言える。

快適な館内と客室から望む列車の風景

快適な館内と客室から望む列車の風景

写真:永澤 康太

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館内は気取らずコンパクトにまとまっていて、また掃除がしっかり行き届いており快適。もちろん客室も清潔に保たれ、全室トイレ付き。華美さはないがその代わりシンプルさがあり、肩のこらないゆったりとした心持ちで滞在が出来る。

快適な館内と客室から望む列車の風景

写真:永澤 康太

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客室によっては、宿の裏手を走る東武鉄道の眺めが窓に広がる。普通車両や特急が行き交い、鉄ちゃんにとってたまらない光景かもしれない。ちなみに日にもよるだろうが、線路に止まっている特急スペーシアの姿が見えることも。温泉へ入った後に列車を眺めるのも乙なもの。

「里の宿 千春」が最高の湯使いたる5つのポイント

「里の宿 千春」が最高の湯使いたる5つのポイント

写真:永澤 康太

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「山小屋の湯」と名付けられた離れの風呂には、男女別の内湯がそれぞれ1箇所ずつあり、部屋毎に貸切で利用可能な時間帯が設けられている。そして温泉は加水なし、加温なし、循環・濾過なし、添加物なし、消毒なしと5つの点で完璧な湯使いをしていて、一切手が加えられていない純粋なかけ流しの湯を味わえてしまう。この状態で温泉を供給するのは鬼怒川温泉でも貴重である。

ただ、湯舟は3人浸かればいっぱいになってしまう大きさ。風呂が小さいことにがっかりする人もいると思うが、このサイズだからこそ最高の湯使いを維持することが出来る。小ささは本物の証明でもあるのだ。

上質な温泉を思う存分

上質な温泉を思う存分

写真:永澤 康太

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湯舟に注ぐのは、鬼怒川温泉に複数存在する源泉のうち、大滝の湯源泉。湯に触れればピリっとした熱さを感じ、温度計は42℃を指し示す。これでも温度を抑える為に湯量が調節してあって、温泉を全開にしてしまうと熱くなり過ぎてしまう。しかしそれは夏場の話し、冬は全ての湯を風呂へ回しても丁度良い湯加減になるので、より温泉の質を求めるならば、量を絞らない寒い時期に出掛けるのがお勧め。

岩の湯口を観察すると、温泉に含まれる成分が固まった白い析出物が付着し、同じ様に湯舟の縁にも固まりが。このことは温泉の質の高さを物語っている。アルカリ性単純温泉を滔々とかけ流す、良い、本当に良い湯にざぶんと身を沈めれば、来館者に至福の時間をもたらすだろう。

温泉良ければ食も良し

温泉良ければ食も良し

写真:永澤 康太

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夕食を外へ食べに行くのも良いが、「里の宿 千春」の出す膳も中々。家庭的でありながら、一品一品が丁寧に仕上がり、真心がこもったものになっている。無論、美味しく腹の虫を納得させるには充分、湯上り後だと食が進むこと請け合い。

最高の湯使いかつ上質な温泉に、美味しい料理を付けてもコスパはそこそこなので、宿に膳を用意してもらい、後は何もせず、何も考えずゆっくり心身を休めるのはいかがだろうか。そんな過ごし方がここでは似合う。

是非、鬼怒川温泉「里の宿 千春」に宿泊を

宿では入浴のみの利用を受け付けておらず、湯浴みは宿泊した人の特権となる。それを鑑みても、「里の宿 千春」には泊まりへ行くだけのメリットが潤沢に存在している。特に温泉好きの方、最高の湯使いを体感しないのはもったいなさすぎるので、来館を強く推奨する。

泉質/アルカリ性単純温泉(アルカリ性低張性高温泉)

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掲載内容は執筆時点のものです。 2016/09/15−2016/09/16 訪問

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