写真:藤田 聡
地図を見る11の温泉地から成る塩原温泉郷は、9種類中6種類の温泉泉質が揃う、東京から一番近くにある本格的な温泉郷です。最奥にある元湯温泉は、山中の秘湯というロケーション。塩原温泉で最古の歴史を誇る発祥の地で、秋には関東とは思えない一面の紅葉に包まれます!
塩原元湯温泉には3軒の宿があり、いずれも極上の温泉泉質が素晴らしい名湯です。今回紹介する一番左手の「大出館」は、高台の露天風呂から紅葉狩り出来ます。もちろん「源泉館」でも川沿いの露天風呂から紅葉狩り出来ますし、「ゑびすや」も美しい紅葉に包まれる宿です。
写真:藤田 聡
地図を見る大出館は、塩原元湯温泉で一番高台にある宿です。国道から行くと温泉街の直前に分岐があり、他の2軒は左折ですが、大出館は右折なので要注意。宿のマイクロバスがある駐車スペースまで来たら、左折して下った所が宿ですが、道が非常に狭くUターンも大変なので、運転に自信が無い場合はバス周辺に停めて歩きましょう。
大出館は鉄筋コンクリートの旅館で、フロントは4階にあり温泉浴場は1階。宿泊の場合、上級プランは上層階になりますが、温泉好きなら一番お手頃なプランで、風呂場と同じ1階に宿泊するのがおすすめです!
写真:藤田 聡
地図を見る塩原温泉「大出館」は「墨の湯」が真骨頂ですが、秋には露天風呂に直行しましょう。一番高台にあるので、他の宿に視界を遮られる事なく、絶景の紅葉狩りを楽しめます!圧倒的な光景に、関東の温泉宿とは到底思えない程です。
塩原元湯温泉の紅葉見頃時期は、例年10月下旬から11月上旬。なお露天風呂付き浴場は男女別ですが、大出館には基本的に男性専用の浴場は無く、女湯の反対側は混浴可能な浴場です。
写真:藤田 聡
地図を見る塩原温泉「大出館」の名物といえば、写真の「墨の湯」です。日本でも数カ所しか無い貴重な温泉なので、1つかありません。よって混浴ですが、女性専用時間帯もあります。
浴槽が2つあり、右側が「墨の湯」で、左が大出館で主に利用されている温泉です。日々色が微妙に異なり、黒が強い日もあれば、グレーのように見える日もあります。これは左側の温泉も同じで、写真のように緑白濁の日もあれば、緑色が濃厚な日も、薄い日もあります。
写真:藤田 聡
地図を見る塩原温泉「大出館」の湯の色は日々微妙に変化しますが、非常に大きく変動する場合もあります。写真は露天風呂付き浴場の内湯ですが、まるで「墨の湯」のような色になっています。
実は名湯と呼ばれる極上の温泉では、このように温泉の調子が生き物のように変化する事が多いもの。むしろ変化を楽しめる事も、名湯の条件なのです。よって、事前に特定の色を期待して行くのでは無く、その日の温泉の調子を温泉と対話するように楽しみましょう!
大出館の紅葉の絶景と、温泉泉質の素晴らしさを紹介しましたが、塩原温泉には他にも沢山の優良な温泉宿があります。塩原元湯温泉からも近い、塩原新湯温泉の「湯荘 白樺」も、極上の硫黄泉を楽しめる宿です。
塩原温泉中心部では、気軽な宿泊料金で7浴場の湯めぐりを無料で楽しめる「ホテルおおるり」がおすすめ。近くには、秋の紅葉で有名な露天風呂「もみじの湯」もあります。
県外では、大出館と同様に露天風呂からの紅葉が絶景で、しかも貴重な黒い湯がある七味温泉「紅葉館」がおすすめ。これらの宿についての詳細は、別記事で紹介しましたので是非ご覧ください。(記事最後の「この記事の関連MEMO」の中に、別記事へのリンク集があります)
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(2024/3/29更新)
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