写真:大宮 つる
地図を見るJR総武本線・東武野田線の「船橋駅」から徒歩15分ほどの距離にある「船橋大神宮(正式名称は、意富比(おおひ)神社)」。創建ははるか昔の景行天皇40(110)年、1900年以上の歴史をもつ古社となります。
写真:大宮 つる
地図を見る“大神宮”と名のついているとおり、皇室の祖神であり、日本国民の総氏神とされる“天照大神”がお祀りされている神社です。「伊勢神宮にはしょっちゅう行けない」という関東圏の方などでも、東京駅から電車で30分弱で行ける船橋で、天照大神のご利益を気軽に授かれるのがうれしいですよね。
天照大神のご利益は、国家の安泰、五穀豊穣、家内安全、夫婦円満、子孫繁栄、産業発展などです。
写真:大宮 つる
地図を見る拝殿で参拝を終えたら、ぜひともご本殿の上を見てみましょう。ご本殿を眺め見てみると、鰹木(かつおぎ/屋根に設けられた部材)の本数が多いことに気づきます。通常は3本〜の鰹木が乗せられている神社が多いのですが、船橋大神宮では8本も!
一般的に鰹木3本以上は格式の高い神社をあらわしていると言われますので、8本も鰹木が乗せられている船橋大神宮は「超・格式が高い」と言えそうです。天照大神がお祀りされている証ですね。
写真:大宮 つる
地図を見る船橋大神宮の境内には数多くの摂社が鎮座しており、時間の許す限り1社ずつ参拝することをオススメしますが、なかでも是非参拝していただきたい神社に「常磐(ときわ)神社」があります。
装飾が大変きらびやかで、門などに徳川家の家紋“三つ葉葵”が付されている常盤神社。2015年が家康公没後400年だったことから、老朽化した社殿の建て替えが行われました。気になるご祭神は、日本武尊、徳川家康公、秀忠公の3柱です。
写真:大宮 つる
地図を見る家康公が常盤神社にお祀りされている理由としては、江戸開府の頃から国家の安泰・武運の長久と、船橋大神宮を篤く崇敬していたことによります。家康公が日本武尊の像を作り、本社にお祀り。秀忠公が家康公の前歯などを奉納および常盤神社の造営。家光公が秀忠公の木像を納め祀るなど……常盤神社は歴代の徳川将軍によって崇敬・庇護されている神社なのです。
ちなみに、社伝によれば、8代将軍・吉宗公が船橋大神宮のことを「格別めでたき御宮」と評し、「伊勢や日光へ参宮できない者は船橋へ参宮すれば、伊勢・日光に参拝したのと同じ」といった内容のことを述べられたそうです。
写真:大宮 つる
地図を見る常盤神社のほかにも、必見の神社が。それは、天鳥船命(あめのとりふねのみこと)・住吉命がお祀りされている「船玉(ふなたま)神社」。地元の漁業組合の寄進により造営されたもので、社殿が船の形をしているんです。珍しい形の神社なので、ぜひとも参拝してみてください。
写真:大宮 つる
地図を見る境内の東側の小高い丘に建てられているのが、千葉県有形民俗文化財および船橋市景観重要建造物に指定されている「灯明台」です。こちらの灯明台は、1880(明治13)年に地元の漁業関係者の方々によって建設された歴史のあるもの。今では考えられませんが、100年ほど前までは神社の南にある一の鳥居付近まで海だったそうで、この灯台が海の交通の安全を守っていたんだとか。
灯明台は、和洋折衷の珍しい様式。船橋大神宮のシンボル的な存在となっており、御朱印帳の表面のデザインが、この灯明台です。裏面のデザインは二代目 歌川(安藤)広重作による「諸国名所百景」の1枚、「下総舟橋大神宮」なんですよ。
写真:大宮 つる
地図を見る御朱印帳の初穂料は1200円、御朱印は300円です。社務所でいただけます。
以上、伊勢・日光参りが一挙にできてしまうパワースポット「船橋大神宮」の見どころをご紹介しました。船橋には東京駅から電車で30分弱で行くことができますので、運気アップをしたいときに気軽に訪れてみてはいかがでしょうか?
船橋には船橋大神宮のほか、「ふなばしアンデルセン公園」、「ららぽーとTOKYO-BAY」、「中山競馬場」、「サッポロビール千葉工場」、「二宮神社」などの観光スポットも数多くあります。こういった場所と組み合わせて観光プランを立ててみてくださいね!
神社には無料の駐車場があります。
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(2025/2/13更新)
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