写真:安藤 美紀
地図を見るそもそも「旅の図書館」は、1978年に「テーマのある旅を応援する図書館」として、公益財団法人 日本交通公社が、東京駅近くの第一鉄鋼ビルに開設した施設。その後2回の移転を経て、リニューアルのため一時休館し、2016年10月3日(月)、南青山にグランドオープンしました。
施設の場所は、東京メトロ銀座線・半蔵門線・都営大江戸線の3線が乗り入れる「青山一丁目」駅(5番出口)から徒歩5分。おしゃれでスタイリッシュな外観で、初めての人でも気軽に利用しやすい雰囲気です。
利用時間は、午前10時30分から午後5時まで。開館日は基本的に平日のみで、土日祝と毎月第4水曜日、年末年始は休館になります。週末に行ってみよう!とお考えの方は、休館になりますので注意してくださいね。
写真:安藤 美紀
地図を見る長い間、旅の下調べをする場所として愛されてきた「旅の図書館」。今回のリニューアルによって旅の専門性が高まり、所蔵する冊数も約2倍(約6万冊)になりました。
「旅の図書館」は観光分野の専門図書館なので、観光を研究している人や、観光業に携わっている人などが利用する施設。しかし、1Fで利用申請書に記入すれば、誰でも利用できます。
エントランスがある1Fで手続きを済ませたら、いよいよ中へ。建物は、地上2階、地下1階の3フロア構成。おもにB1Fと1Fが「旅の図書館」として運営しています。
一般の人にオススメなのが、1Fフロア。ここは最新情報をゲットできるフロアで、ガイドブックや旅行雑誌の最新版などを展示しています。旅行ガイドブックの王道 ロンリープラネットや「るるぶ」も新しいものが全巻完備!それだけではなく、機内誌や地元だけで発行しているレアな地域誌も閲覧することができます。
写真:安藤 美紀
地図を見る「旅の図書館」は、地下へ降りる階段も見応え充分。
マニアックなシリーズ本がびっしり並んでいて、中を覗くと実に面白い!小説と専門誌の間ぐらいの内容で、あまり読書をしない人でも読みやすい本が多くみられます。
食いしん坊の方は、県ごとの食事をまとめた日本の食生活全集がおすすめ。馴染みのあるものから珍しいものまで、各地域の郷土料理がイラスト付きで網羅されています。実際に旅先で食べてみたいご当地グルメが、見つかるかも!
写真:安藤 美紀
地図を見る1Fが新しいものを置いているのに対して、B1Fは古書や旅行雑誌のバックナンバー、統計資料、時刻表など、より専門性が高い本を中心に置いています。
ものすごい数の本が並んでいますが、北海道から沖縄まで県ごとに本が分類されていて、意外と探しやすくて便利。年齢が高い方であれば、自分が若い頃に使っていたガイドブックを見付けて、懐かしくなるかもしれません。
そしてマニア感涙のコーナーといえば、歴代の時刻表を集めた場所。電車好きの中は、好きなだけ時刻を暗記してください。かなり萌えるはず…。
写真:安藤 美紀
地図を見るまたB1Fフロアには、珍しい本も展示されています。旅行前に、旅行のガイドブックで知られる「るるぶ」を必ずチェックする!という人も多いと思いますが、「旅の図書館」では、この「るるぶ創刊号」を読むことができます。
その下には、ロマンス社が1946年に出版した幻の雑誌「ロマンス」も展示。「ロマンス」は菊池寛さんや坂本周五郎さんも投稿していて、読み応えがあります。
「旅の図書館」に置いてある本は、借りることができません。しかし必要なものは、1FとB1Fにあるコピー機で、白黒20円、カラー50円払うとコピーができます。
さらに館内はパソコンの持ち込みもOK。コンセントがあるので、パソコンやスマートフォンの充電が可能。またペットボトルなど蓋付きの飲み物なら、館内で飲むことができます。(手ぶらの人は、トイレ横にある自販機を利用するといいでしょう)
圧倒的な旅の本に囲まれながら、旅をプランニングできる「旅の図書館」。地域に密着した情報も入手できますので、旅ネタの収集にかなり役立ちます。気になった情報はコピーして旅先で使うと、さらに便利。「旅の図書館」を使えば、旅の充実度が倍増するでしょう!
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(2024/10/10更新)
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