可愛いだらけ!スペイン・グラナダの画家邸宅「マックス・モローの家」

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可愛いだらけ!スペイン・グラナダの画家邸宅「マックス・モローの家」

可愛いだらけ!スペイン・グラナダの画家邸宅「マックス・モローの家」

更新日:2016/10/11 13:42

みな きむのプロフィール写真 みな きむ スペイン・グラナダの日本人向け代理店勤務

スペイン、アンダルシア州グラナダ。未だにムスリム統治時代の建物がたくさん残る異国情緒あふれる町です。その典型がムスリム時代名残の「カルメン」と呼ばれている個人邸宅。
かっこいい、素敵と思う建物はわりとあるのですが、日本人が可愛いと思う建物はそれほどありません。
「カサ・マックス・モロー〜カルメン・デ・ロス・ヘラニオス〜」はそんなグラナダの建物の中で一番可愛らしい建物。今回はその建物を紹介します。

マックス・モローって誰?

マックス・モローって誰?

写真:みな きむ

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マックス・モローは1902年生まれのベルギー人の画家。

彼の父親も画家でした。美術系の学校に行くことは生涯なかったのですが、小さい頃から父親の下で絵を描いていました。彼の画風は一言で言うと、ノーマン・ロックウェル風。肖像画が得意な画家です。

第一次世界大戦が始まり、パリに家族で移住。そこで劇場の俳優やシーンを描きます。
その後、ブリュッセルに戻り結婚。モロー自身の言葉によると「夢に描いた最も幸せな結婚式」だったようです。その後も亡くなるまで、幸せな結婚生活を送っています。
東洋に魅せられ、世界を転々とした末、モロー一家は1965年にようやくグラナダにたどり着き、ここで定住することを決意。

アルバイシン地区のカルメン・デ・ロス・ヘラニオスを購入し、モローは色とりどりの花や植物、水のある風景に囲まれた新しい家で、新たな友人や空想の世界などの絵を描いて過ごします。

1992年にモローは長い闘病生活の後90歳で死亡、4年後の1996年に彼の妻フェリースも死亡し、個人財産や美術作品はグラナダ市に寄贈されます。
同1996年、マックス・モローはグラナダ市により「グラナダ名誉市民」宣言を受け、「マックス・モローの家 〜カルメン・デ・ロス・ヘラニオスマックス・モロー〜」は修復された後、1998年にベルギー人画家マックス・モローのミュージアムとしてオープンしました。同カルメン及び美術館はグラナダ市所有の建物となっています。

どこにあるの?

どこにあるの?

写真:みな きむ

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マックス・モローの家はユネスコの世界遺産にも登録されているアルバイシンの高台、サン・ニコラス展望台のすぐそばにあります。

サン・ニコラス展望台の下のバスの通る道をアルハンブラ宮殿に向かって右側に少し進むと、白い壁に水色の扉があります。ここがマックス・モローの家「カルメン・デ・ロス・ヘラニオス」です。

カルメンの一つの特徴として、中が見えないことがあります。中には扉の隙間から素敵な庭が垣間見られるものもありますが、多くはこんな風に扉がぴっちり閉まっています。そのおかげでプライベートが守られるわけですが、同時に旅行者の目からも抜け落ちます。

グラナダで「カルメン」と言えば、中には居住空間の他にフルーツの木や草花が植えられている庭と噴水や水のある風景がある、と思ってもらえばまず間違いありません。

中はどんな感じかな?

中はどんな感じかな?

写真:みな きむ

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水色の扉を開けて中に入ると、「ゼラニウムのカルメン(カルメン・デ・ロス・ヘラニオス)」の名前の通り、色とりどりの花や壷、カラフルなプレートなどが飾られたとても可愛らしい庭に出ます。素敵なカルメンはたくさんありますが、これほど可愛いカルメンは他にはないでしょう。

左に進むと彼の作品を展示したミュージアムがあります。ほとんどが肖像画です。色んなスタイルの女性や東洋に魅せられたのもうなずける作品の他、モロー本人の自画像もありますよ。ミュージアムの向かいには本がいっぱいの書斎があります。奥のテーブルにはティーポットとカップがあり、さながらモローがお茶を飲みながら本を読んでた風景が目に浮かびそうです。

ミュージアムと書斎の左側の、壁にプレートがいっぱいかけられた階段を上がるとモロー家の展望台にでます。展望台からはグラナダの高台の特権、アルハンブラ宮殿が見えますよ。

このモローの家は典型的なグラナダのカルメンでありながら、外国人のテイストがうまく絡んだお洒落で可愛らしい建物です。可愛くてセンスのいいものが大好きな日本人女性がグラナダで一番気に入る建物じゃないでしょうか。あまりに全てが素敵だと、どこに目をやったらいいのかよくわからなくなりますよね。特に花が満開の季節のマックス・モローの家はそんな感じです。

家に入ってみよう

家に入ってみよう

写真:みな きむ

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マックス・モローの家は1階と2階からなっています。

ちょっと不思議な感じですが、最初に入るのは2階。
ちょうど水色の扉からカルメン内部に入って真正面にあたります。モローが東洋に魅了された、というのがよくわかる部屋です。奥に進むと彼のスタジオがあり、彼の画家としての姿が垣間見られますよ。

一旦外に出て、階段を下りていくとカラフルなプレートと幾何学模様のタイルでできたなんだかエキゾチックな噴水があります。このパティオの空間の壁には植木鉢が可愛らしく飾られています。
建物1階には、モローの音楽家としての一面が垣間見られる部屋や、彼の父親の作品が飾られています。

アルハンブラ宮殿の見える庭

アルハンブラ宮殿の見える庭

写真:みな きむ

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建物を出て左手側に進みましょう。

長方形の石のプールか巨大金魚鉢のようなものを通り過ぎると、広い開けたスペースに出ます。この建物の他の部分とはちょっと感じが違い、土の匂いが感じられます。
所々に木が植えられ、夏場は涼しげな木陰を作っています。

この庭にはよくネコがいて、ゆったりとした時間が流れているのが感じられる、静かで穏やかな庭です。
そこにポンポンとスペースを空けて置かれた白いエレガントな鉄のベンチ。ベンチにちょっと腰掛けて、遠くにアルハンブラ宮殿を見ながらちょっと一休みしてみては?とても贅沢な一時です。

タイムテーブルなど

いかがでしたか?マックス・モローの家、楽しんでいただけたでしょうか?
おススメの季節はやはり色とりどりの花が溢れかえる春〜初秋くらいですが、その分訪れる人も多い。静かな空間を楽しみたければそれ以外の季節もいいですね。

開館時間は火曜日〜土曜日の10:00〜13:30、16:00〜18:00です。日、月曜日と祝日は閉館です。なおサマータイム期間の午後は少し時間が遅く17:00〜19:00が開館です。
真夏の8月は閉館していますのでご注意を(2016年)。

嬉しいことに、入場は無料ですので、サン・ニコラス展望台に来られた際に、ぜひ寄っていかれてはいかがでしょうか。

日本人の感性にはとても合うと思いますので、ぜひ訪れてみてくださいね。

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/05/14−2016/09/14 訪問

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