巨大!?な仏像がひしめき合う奈良「壺阪寺(南法華寺)」

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巨大!?な仏像がひしめき合う奈良「壺阪寺(南法華寺)」

巨大!?な仏像がひしめき合う奈良「壺阪寺(南法華寺)」

更新日:2016/10/10 14:39

Masahiro Tokitoのプロフィール写真 Masahiro Tokito 旅好きブロガー

奈良県は高市郡高取町にある「南法華寺」をご紹介します。こちらのご本尊である十一面観音は眼病に霊験があるとされ古くから参拝客が絶えないお寺です。特に人形浄瑠璃『壺坂霊験記』の舞台としても有名です。そのため「壺阪寺」という通称の方が知られています。

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とてもお寺とは思えないくらいの広大さと、仏像の数々

とてもお寺とは思えないくらいの広大さと、仏像の数々

写真:Masahiro Tokito

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「壺阪寺」には大仏さまから観音さま。三重塔から講堂とところ狭しと数多くのものが建立されています。特に仏像の数の多さには目を見張るものがあります。
お寺の伝承によると、大宝3年(703)年に元興寺の僧である弁基上人が山で修行していた際に、愛用の水晶の壺を坂の上の庵に納め、感得した観音像を刻んで祀ったのが始まりとされています。
また、平安時代になると清少納言の「枕草子」の中で登場したり、左大臣・藤原道長が吉野参詣の途中で宿泊されていたりと歴史深いお寺なのです。

十一面千手観音菩薩座像

十一面千手観音菩薩座像

写真:Masahiro Tokito

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ご本尊が祀られているのは「八角堂」というぐるっと360度回れるお堂になっているのですが、こちらが日本で初めての八角堂ではないかという説もあるそうです。
そして、ご本尊の十一面千手観音菩薩座像は「眼の仏様」とも言われ眼病予防にと足を運ぶ参拝客が後を絶ちません。

また、壺阪寺は日本で最初の養護盲老人ホーム「慈母園」を設立し社会福祉活動に貢献されています。なかなかお寺でこういった活動をされるところも少ないとは思いますが、眼病予防にご利益があるとされる壺阪寺ならではの活動だなと納得できます。

また、国境を越え、インドにおいては「ハンセン病患者救済活動」に尽力され、教育助成事業や地域開発援助などの国際奉仕活動を現在も行っておりインドとの交流があります。

釈迦一代記という巨大レリーフ

釈迦一代記という巨大レリーフ

写真:Masahiro Tokito

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とても巨大なレリーフが境内にあります。こちらのレリーフは、南インド、カルナタカ州カルカラにおいて、延べ5万7,000人の石彫師の手によって彫刻・製作されたものです。高さ3m・全長50mの迫力たるや凄いです。これを写真に収めるというのも困難です。ちなみにこちらはインドの石に彫刻されているのですが、総量300tというからまた驚きです。もちろんこの巨大なものをこのまま運ぶことはできないため、数個に分断し高松市の郊外で結合されています。

このレリーフは「釈尊の道」が一枚の絵の中が描かれていますが、その精巧な造りは圧巻です。インド石彫師さんの技術力を垣間見ることができます。

天竺渡来大観音石像

天竺渡来大観音石像

写真:Masahiro Tokito

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こちらの天竺渡来大観音石像は、インドでのハンセン病救済事業のご縁でインドからご招来されたもので「天竺渡来」はそのことを指しています。制作するにあたり、 延べ7万人にも及ぶインドの石工職人が参加しており、その全て手造りで製作されています。何がすごいのかと言うと全長20m・全重量1200トンの巨大さです。足元に立つと見上げるしかないわけですが、その巨大さに圧倒されてしまいます。

こちらもレリーフ同様に分割して日本で組み立てられています。また、土台には数万巻の写経と土台石が埋納されています。 さらに、胎内には数万巻の写経と胎内石が納められ、その霊験あらたかさは折り紙つきです。

天竺渡来大涅槃石像

天竺渡来大涅槃石像

写真:Masahiro Tokito

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天竺渡来大観音石像と同様に、国際交流・石彫事業の一環として製作されました。この横になっているお姿をとる「涅槃像」というのは、「全ての教えを説き終え、その後、入滅しようとするお釈迦様のお姿を表しています。

こちらの石像は全長約8m、重さ約30トンとされており、十分に大きいです。こちらの写真のように涅槃像と立像が一枚に収まるようにと写真を撮られる方も多いです。

おわりに

従来のお寺とは違い、古くからの歴史がある中で福祉や国際交流まで図るお寺はなかなか珍しいかと思います。それらの活動が素晴らしい仏像やレリーフの見ごたえのある壺阪寺の魅力になっていると実感できます。
まだまだ紹介しきれていない数多くのものがありますが、それは是非ご自身の「眼」で楽しんでいただければと思います。是非一度、「壺阪寺」をご参拝されてみてはいかがでしょうか。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2015/05/15 訪問

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