リアル対決「竹富島vs渡名喜島」沖縄らしい町並みはどっち?どちらも国の重要伝統的建造物群

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リアル対決「竹富島vs渡名喜島」沖縄らしい町並みはどっち?どちらも国の重要伝統的建造物群

リアル対決「竹富島vs渡名喜島」沖縄らしい町並みはどっち?どちらも国の重要伝統的建造物群

更新日:2016/12/08 11:28

離島 こむのプロフィール写真 離島 こむ 離島ドットコム管理人、沖縄在住サブスリーランナー

沖縄らしい町並みといえば、赤瓦の屋根にサンゴの石垣、そして白い砂の道とフクギ並木。これらが揃った町並みは沖縄でもなかなかありません。でも離島ならまだあります。国の重要伝統的建造物群保存地区に選定された竹富島の町並みは有名ですが、実を言うと沖縄にはもう1ヶ所、選定された離島の町並みがあります。それは沖縄本島西の渡名喜島の町並み。はたしてこの2つはどちらが、より沖縄らしい町並みか?リアル対決です。

沖縄でたった2つしかない国が認めた「沖縄らしい町並み」

沖縄でたった2つしかない国が認めた「沖縄らしい町並み」

写真:離島 こむ

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真っ白な砂の道に並ぶ赤瓦の琉球古民家。その傍らにはサンゴの石垣と緑豊かなフクギ並木。絵に描いたような「沖縄らしい町並み」は、実際のところ沖縄ではなかなか見ることができません。琉球村やおきなわワールドといった「テーマパーク」なら見ることができても、実際の町並みで見るのはかなり難しいです。特に赤瓦の古民家は台風の度に被害を受けやすいので、近年ではコンクリート造の建物に建て替えられてしまうことが多々あります。

でもそんな古き良き町並みが、沖縄にはまだ2つの離島に残っています。1つは人気観光地でもある沖縄でも最南端に位置する八重山諸島「竹富島」。1987年に国の「重要伝統的建造物群保存地区」に選定され、今なお沖縄らしい町並みを残しています。町並みを巡る水牛車が人気です。

そしてもう1つは、あまり聞き慣れない「渡名喜島」。沖縄本島西に浮かぶ離島で、那覇から船で約2時間で往来できる島です。渡名喜島には集落が1つだけあり、その集落全てが2000年に「重要伝統的建造物群保存地区」に選定。細い路地とフクギ並木が特徴の集落で、夜になるとその路地がライトアップされ、町並みを彩ります。

沖縄でたった2つしかない国が認めた「重要伝統的建造物群保存地区」の町並み。はたしてどちらがより沖縄らしい町並みか?対決です。

「赤瓦の琉球古民家」対決!ありのままの古民家が残る渡名喜島に軍配

「赤瓦の琉球古民家」対決!ありのままの古民家が残る渡名喜島に軍配

写真:離島 こむ

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沖縄らしい町並みと言えば「赤瓦の琉球古民家」。竹富島の建物は景観条例で赤瓦を使用することが定められており、新築でも赤瓦を利用した建物になります。結果、真新しい赤瓦の建物も多く、「古き良き」という印象がやや薄い竹富島。それに対して渡名喜島の建物は、まさに古くからあるものをそのまま保存しており、中には崩壊寸前のような建物もありますが、「古き良き」という雰囲気が強く漂っています。

絵的には竹富島の方が「沖縄らしい町並み」なのかもしれませんが、味がある古き良き町並みなら、断然渡名喜島。しかも渡名喜島の建物は、台風などから守るために道路面より一段下がった場所に建てる「掘り下げ屋敷」という、渡名喜島固有の特徴もあり、古の雰囲気をさらに強く醸し出しています。

古からの工夫も含めて、「赤瓦の琉球古民家」は渡名喜島に軍配!

「屋根の上のシーサー」対決!表情豊かなシーサーが多い竹富島に軍配

「屋根の上のシーサー」対決!表情豊かなシーサーが多い竹富島に軍配

写真:離島 こむ

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沖縄なら、民家のみならずビルの軒先でもよく見かける守り神「シーサー」。古き良き町並みだと、彼らは赤瓦の屋根の上に居て、建物だけではなく町並みも見守ってくれています。そんなシーサーも島によって違いがあり、特に竹富島のシーサーは表情豊か。竹富島ならシーサー巡りをするだけでも1日楽しめます。しかも竹富島のシーサーは赤瓦の屋根と同じ素材のものがほとんどで、町並みに溶け込んでいます。それに対して渡名喜島は建物そのものが古いのでシーサーも劣化し、多くが玄関前に置かれた簡易なものだけになっています。

古民家としては渡名喜島に軍配が上がりましたが、この「屋根の上のシーサー」は圧倒的に竹富島に軍配!

「集落内の道」対決!フクギ並木やライトアップも楽しめる渡名喜島に軍配

「集落内の道」対決!フクギ並木やライトアップも楽しめる渡名喜島に軍配

写真:離島 こむ

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どちらの離島も、集落内の道はほとんど舗装されておらず、真っ白な砂を敷き詰めた味がある道です。でも視線を上げると渡名喜島には綺麗なフクギ並木が望めますが、竹富島だと並木は望めず石垣があるだけ。沖縄では「備瀬のフクギ並木」に代表されるように、白い道と緑のフクギとの相性は抜群。しかも渡名喜島の道は、一部にフットライトが設置されており、夜になるとライトアップされます。

白い道と緑のフクギの相性に加えてライトアップ。「集落内の道」は圧倒的に渡名喜島に軍配!

「サンゴの石垣」対決!花や緑があふれる竹富島に軍配

「サンゴの石垣」対決!花や緑があふれる竹富島に軍配

写真:離島 こむ

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沖縄らしい町並みといえば、サンゴの石垣も欠かすことができません。竹富島の町並みはほとんどがサンゴの石垣で形作られており、その石垣からは色とりどりの花と緑が溢れています。それに対して渡名喜島は集落内の道がとても狭いので、石垣では効率が悪く多くがブロック積みの塀となっています。

「サンゴの石垣」に至っては勝負にすらならず、完全に竹富島に軍配!

沖縄らしい町並みリアル対決!最終結果はいかに?

赤瓦の琉球古民家・屋根の上のシーサー・集落内の道・サンゴの石垣の4つの観点で、竹富島と渡名喜島を比較しましたが、結果は2対2の引き分け。勝ち負けは付けられませんでした。でも詳細分析すると、絵になる沖縄らしい町並みなら「竹富島」がおすすめですが、歴史を感じるまさに古き良き町並みなら「渡名喜島」がおすすめです。

ちなみに竹富島へは石垣島から船で約10分、船の便数も多く気軽に往来可能です。でも石垣島まで行くのがやや大変。それに対して渡名喜島へは、LCCも就航している那覇まで来れば、島へ渡る船に乗り継ぐことができます。でも那覇から島までの船は片道約2時間もかかりますし、日帰りするには時期や曜日が限られます。

結果、離島だけにどちらも行くまで大変ですが、この2つの離島へ行けば「沖縄らしい町並み」なら満足できること間違いなし。作り込まれたテーマパークの町並みではなく、国も認めたリアルな沖縄らしい町並みを見に、是非「島」まで行ってみませんか?

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/07/02 訪問

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