ご紹介する「日進舘」は、標高1800mの万座温泉にあります。万座温泉は、日本有数の高標高地に湧出する温泉地で、1日に約540万リットルの温泉が湧く日本屈指の温泉地。宿は、毎分700リットル湧く豊富な温泉を使い、9つの湯めぐりができます。
日進舘は、万座温泉の中でも最高所にあり、まず最初にご紹介したいのがこちらの「極楽湯」です。「極楽湯」は、本館2階玄関から屋外に出た場所にある露天風呂で、9つのお風呂の中で特に眺めが素晴らしい温泉なのです。大自然を満喫しながら入れ、今も活動を続ける草津白根山の近くにあって、美しい自然の景色に加えて、運が良ければ山肌から水蒸気や温泉が噴き出す「空吹き」と呼ばれる火山特有の珍しい現象が見られます。正にマグマパワーを感じられる温泉なのです。
こちらは、宿の入口にある「長寿の湯」。9つの湯めぐりのうち、苦湯・姥湯・滝湯・真湯・姥苦湯・ささ湯の6つの湯を楽しめます。この宿の温泉は、白く濁る乳白色の酸性の硫黄泉。長寿の湯では、源泉100%の姥湯。温泉にプラスして、山を見渡す景色が楽しめるささ湯や姥苦湯など、バラエティーに富んだ湯に入れます。
白根山から流れ出す火山性の強い酸性湯で、この温泉で一度使ったタオルは、何日も花火のような硫黄の匂いが付着するほどの強烈な温泉。皮膚の弱い人は、入ると皮膚がヒリヒリとしてしまうような「酸性硫黄泉」です。この温泉は、心臓病や胃腸病、膠原病などの万病に効果があるとされています。それに加え、雑菌の少ない空気が新陳代謝を促すなど、高地ならではの環境に恵まれ、古くから湯治処として栄えたきたところ。この湯を目当てに、遠方から訪れて来る人も多数います。この長寿の湯は日帰り入浴を行っていて、夜遅くになっても客足が留まることを知らない人気ぶりです。
こちら湯は、宿の入口と正反対の奥に位置する「湯房」にある「万天の湯」です。この湯は、宿に泊まった人しか入れない特別な温泉。宿が所有する2つの源泉をブレンドした湯になっていて、宿の人が特にお勧めする良い温泉です。
館内の奥の離れた場所にあって、訪れる人が少なく、より綺麗な温泉に入れるのも何よりの魅力です。運が良ければ、名湯を独り占めすることもできますよ。鼻に付くような癖になりそうな独特の匂いで、骨の髄まで沁みるような泉質抜群な湯。温泉に入った翌朝は、明らかに違う肌の質感にきっと驚くはず! 若年層から年配の方まで、誰もを虜にする温泉です。
変わって、こちらは夕食です。夕食は、メインダイニング「こまくさ」で、バイキングが頂けます。料理は、まめ・ごま・わかめ・野菜・魚・椎茸・いもを中心としたメニューで、その名も頭文字をとって名付けられた「まごわやさしい御膳」。こちらに見えるのは、茄子のみぞれ煮・肉じゃがなどの煮物。その他、ほうれん草のゴマ和えや白和えなどの和え物。マイタケやオクラなどの天ぷら、ゆばや甘えびなどの刺身まで揃っています。手の込んだゴージャスな料理と違って、和食を中心とした素朴な料理ですが、野菜・ミネラル・たんぱく質などバランスをよく考えた献立。とてもヘルシーで体に優しい料理ばかりなので、体の中から健康になれますよ。
如何でしたか?「日進舘」の温泉に含まれる硫黄成分は、美肌作用があり、シミ・くすみ対策に効果があります。女性なら、こんなことを聞くと「温泉を持ち帰りたいっ!」と、きっと思われることでしょう。温泉を持ち帰ることはできませんが、ここの温泉がたっぷり含まれた、若女将プロデュースのオリジナル商品「万座温泉水マスク」を売店で販売しているので、お土産に一押しです。
「日進舘」は、大地から湧き出たばかりの温泉に入れ、まるで地球からの贈り物のような感動する温泉です。糖尿病や膠原病、アトピー性皮膚炎・喘息などなど、さまざまな病に効能があると言われ、各界の著名人も絶賛する名湯。色々な悩みのある人をきっと解決してくれるはずなので、一度委ねてみても良いですね。東京・新宿から「日進舘」まで直行バスが毎日運行していますよ!!
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(2024/10/7更新)
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